自立支援室

ちょっとした工夫や便利グッズの活用

日常生活の困りごとはささいな工夫や身のまわりにある用具を活用することで解消できることがあります。
文字を見やすくする工夫や音の手がかり、目のかわりに手を使うなど今すぐに実践できることがたくさんあります。

文字を読みやすくする工夫

書かれている文字が読みにくい

新聞やチラシなど細かい文字は光学ルーペ(高倍率の虫眼鏡)で拡大したり、タブレット端末の白黒反転や音声読み上げ機能を使うと便利です。

  • A4サイズの紙にルーペやタブレット端末、拡大読書器を置いて文字を大きく表示している写真
  • 快速よむべえでA4サイズの紙の文字を読み取り、その音声が流れている写真
  • スマートフォンのOCRアプリを用いて読み取った文字の音声が流れている写真

スマートフォンの文字が見えにくい

iPhoneには標準機能として文字の拡大や白黒反転、voice over(読み上げ機能)が搭載されています。設定アプリ内のアクセシビリティ項目から変更が可能です。

  • 設定アプリ内のvoice over項目の写真
  • 設定アプリ内のズーム機能項目の写真
  • 黒背景に白文字で表示されている写真

パソコンの文字が見えにくい

  • Windowsには標準機能として文字の拡大や白黒反転、ナレーター(読み上げ機能)が搭載されています。
    また、マウスカーソルが見えにくい場合はカーソルを大きくしたり、白黒反転したり、軌跡を残すことで見やすさが向上します。

  • パソコンで作成中の文章が拡大鏡アプリによって拡大および白黒反転している画像

目が疲れて本が読めない

見えにくい・見えないかたが利用できる音声図書館(サピエ図書館)があります。iPhoneでも楽しむことができます。

下記ページもあわせてご覧ください。

ものを落とさない・失くさない工夫

落ちたものが見あたらない

  • ものが落ちてしまったら
    耳を澄ませて落ちた音や転がる音を聞き、おおよそ探す方向を定めます。

    落ちても良い工夫
    お盆の上で作業すれば落ちても探す範囲が限られます。落ちた時の音もわかりやすいでしょう。

  • ふちのついたお盆の上で包装から薬を取り出している写真

探し物が見つからない

「テレビのリモコンは机の右端に」など置く場所を決めておくと良いでしょう。

100円ショップで見やすくしよう

  • 100円ショップには黒まな板シートや黒茶碗、プッシュ式の醤油さしなど見やすい用具があります。

  • 黒また板シート、黒茶碗、黒しゃもじが写っている写真

身体をぶつけないための工夫

顔や頭を物にぶつける

  • 落ちたものを拾う際にはお辞儀をするように屈む前に手を前にかざしながら屈むと安全です。

  • 手の甲を顔の前にかざして屈み、顔が椅子にあたる前に手が触れている写真

ドアは完全に開けるか、閉めるかを決めておく

  • ドアを探す際には腕全体を振って探すのではなく、ひじから指先の腕全体で発見します。

  • 右ひじを約90度程度まげて左肩の前に右手の甲をかざし、右腕がドアのふちに触れている写真

白杖・日常生活用具を活用する

便利な白杖・日常生活用具の体験が可能です

初めて白杖を購入する方や日常生活用具に興味があるかたなど、用具を体験してみたいかたは是非ご連絡ください。

  • 音声時計やルーペ、音声血圧計がショーケースに陳列されている写真
  • 遮光眼鏡や便利グッズがショーケースに陳列されている写真
  • カメラで読み取った文字を音声で読み上げるオーカムマイアイ2の写真
  • 白色の折りたたみ式杖や身体支持杖が並んでいる写真

ご予約・お問い合わせ

自立支援室のご利用には予約が必要です。
お電話でご予約の上、開館時間にお越しください。

電話番号 025-381-8118
(受付時間:平日9時から17時)