にいがたアイサポートだより 第1号 2022年10月発行 (メールにいがた158号/福祉だより第117号) ~目次~ 序文 にいがたアイサポートだよりの創刊について 1 みちしるべ ~アイサポートセンター代表ご挨拶~ 2 アイサポートセンター(新潟県視覚障害者情報センター・新潟県視覚障害者福祉協会)からのご案内・お知らせ   ― 休館日のお知らせ(視覚障害者情報センター)   ― ふれあい・いきいきサロンのご案内(県視障協)   ― 新型コロナウイルス濃厚接触者の判断、相談窓口について(県視障協) ― アイフェスタ2022の開催について(県視障協) ― 令和4年度第1回図書選定委員会の結果報告(視覚障害者情報センター) 3 県内の関係団体からのご案内・お知らせ 4 視覚障害に関連する全国の動向 5 利用者参加コーナー(文芸コーナー/お悩み掲示板) 6 県内主要文化施設の催事情報 7 生活便利情報コーナー 8 編集後記 ***** 序文 にいがたアイサポートだよりの創刊について 新潟県視覚障害者情報センター発行の「メールにいがた」8月号および新潟県視覚障害者福祉協会発行の「福祉だより」7月号で皆様に事前にお知らせしておりました通り、 県内の視覚障害者の皆様にさらに充実した情報をお届けするため、この2つが合体した情報誌として「にいがたアイサポートだより」が創刊いたしました。 従来の「メールにいがた」や「福祉だより」の内容を引き継ぎつつ、順次新しいコーナーも予定しております。 読んでいただいている皆様にとってさらに便利で身近な情報誌として、発行を心待ちにしていただけるような内容にしていきたいと考えております。 なお、以前と比較して内容が多岐に渡っておりますので、ご利用にあたっては目次をご確認いただき、興味のある記事からご覧いただく形でもぜひご活用いただければと思います。 また、今後も利用されている皆様、関係団体にもご協力をいただきながら、継続的により良い内容にしていきたいと考えております。 ぜひ掲載用の情報提供、また内容についてのご意見や感想をお寄せください。 情報掲載依頼や、内容に関する感想やご意見、また今号以降のたより送付先や送付方法の変更等については、以下の宛先までお願いいたします。 【連絡先】 新潟県視覚障害者情報センター アイサポートだより 編集担当宛て TEL 025-381-8111 E-Mail tosyo@ngt-shikaku.jp ***** 1 みちしるべ ~アイサポートセンター代表ご挨拶~ 新潟県視覚障害者福祉協会 理事長 木村弘美 秋が深まり、すっかり朝晩は肌寒さを感じるようになりました。日中の日差しの温もりが嬉しくて、爽やかな秋風にも心癒されます。皆様いかがお過ごしでしょうか。 秋風が運んでくれる秋の香りにはいろいろな香りがありますね。ふんわりと甘い金木犀の香りはお好きでしょうか。私には金木犀の香りとともによみがえる思い出があります。 18年前の秋、盲導犬使用者になるための4週間の歩行指導を受けていました。なかなか思うようには歩けなくて、金木犀の香り漂う街中で思わず涙をこぼしてしまいました。 そんな私も現在3頭目の盲導犬と歩いています。ハーネスを通して、盲導犬と会話できるようになりました。 ゴミ捨てや買い物、郵便局や市役所に行くことなど、日常生活でなくてはならない存在となっています。 盲導犬はカーナビではありませんので、私の指示が上手く伝わらなかったり、間違っていたりすれば道に迷ってしまうこともあります。 失敗は数知れずですが、けがもなく歩いています。 そして、3頭の盲導犬が教えてくれたこと、それは感謝です。 たくさんの方々から支えていただいて、私はこうして自由な心を持ち、風を切って歩いています。 以前、盲導犬使用者の大先輩から「歩けるのは家の周りだけだった」とお聞きしたことがありました。 飲食店にも宿泊施設にも入れなかったり、公共交通機関の利用にも制限があった時代が長く続いていたのです。 現在は身体障害者補助犬法が平成14年10月1日に施行されたこともあり、社会の理解が進んできました。 新潟県では補助犬給付事業をはじめ、補助犬法の普及啓発のためのパンフレットの作成や相談窓口を設置していただいています。 また、JRでは盲導犬使用者の安全な駅利用のための研修会を開催してくださっています。 社会の理解が進んできたとはいえ、残念なことに時折飲食店などで盲導犬同伴での利用を断られることがあります。 盲導犬は、視覚障害者の目となって働いてくれる大切な存在であることを理解していただけるよう一層の啓発に努めたいと思います。 一方、社会に受け入れていただくためには、使用者として盲導犬をきちんとコントロールすること、手入れを怠らないことを心掛けなければならないと思っています。 ***** 2 アイサポートセンター(新潟県視覚障害者情報センター・新潟県視覚障害者福祉協会)からのご案内・お知らせ ■休館日のお知らせ (視覚障害者情報センター) 今号発行日以降の休館日予定は以下の通りです。 10月(発行日以後) 10月24日(月曜日)、31日(月曜日) 11月4日(金曜日)、7日(月曜日)、14日(月曜日)、21日(月曜日)、24日(木曜日)、28日(月曜日) 12月5日(月曜日)、12日(月曜日)、19日(月曜日)、26日(月曜日)、29日(木曜日)から1月3日(火曜日) ※開館日の受付時間は午前9時から午後5時までです。 ■ふれあい・いきいきサロンのご案内 (県視障協) 新潟県視覚障害者福祉協会の「ふれあい・いきいきサロン」の11月から12月の開催のお知らせです。 毎月第1と第3木曜日に新潟ふれ愛プラザで開設しています。 ご自分の生い立ちの話や地域の話題、見え方の悩みなどなんでも皆さんでお話しください。 たとえば9月のとある回では、参加者の皆さんが夢中になっていることやおすすめのデイジー図書のお話、スポーツ観戦のお話等が出ていました。 事前の申し込みは不要です。皆さんお誘い合わせのうえ、お気軽にお越しください♪ 1 日時  11月17日、12月1日、12月15日  何れの日も13時30分から15時00分 2 場所  新潟市江南区亀田向陽1-9-1  新潟ふれ愛プラザ2階 研修室 ■新型コロナウイルス濃厚接触者の判断、相談窓口について (県視障協) 新型コロナウイルスの新潟県内の感染状況は、減少傾向にありますが、依然として感染力の高い変異株の感染が続いています。 皆さんも、対面やリスクの高い場面でのマスクの着用や手洗いなどの対策が必要ですので、引き続き注意をお願いいたします。 万が一体に不調を感じた場合の次の行動への判断など濃厚接触者の判断や相談窓口についてお知らせいたします。 1 濃厚接触者の判断 感染者が発症または陽性となった検体採取の2日前以降の期間に感染者と同居または長時間の接触があったとき、 若しくは1メートル程度の距離でマスクをせず感染者と15分以上接触した場合は濃厚接触者と見なされます。 感染者自らが濃厚接触者と判断し、原則5日間自宅待機しなければなりません。 その場合発熱などがあれば、かかりつけ医や受診・相談センターに相談してください。 また、対象者が59歳以下で、基礎疾患がない場合は県のホームページから抗体検査キットを申請することができます。 2 県新型コロナ受診・相談センターの電話番号 025(385)7634 / 025(385)7541 / 025(256)8275 年中無休、24時間対応 症状がない場合は、県新型コロナウイルス感染症コールセンター 025(282)1754 平日午前8時30分から午後5時 (以上は新潟県の資料を基に作成) ■アイフェスタ2022の開催について (県視障協) アイフェスタ2022の開催について概要をお知らせします。 昨年同様に新型コロナウイルスの感染対策を講じる必要から、会場入場者の人数制限を予定しております。 開催のご案内は、中越地区に限定して行いますのでご理解をお願いいたします。 個人参加やビジョンサポート相談会についてのお問い合わせは、県視障協の自立支援室(TEL 025-381-8118)までお願いいたします。 なお、感染状況によっては内容の一部または、全部を取りやめる場合もありますのでご承知おきください。 ○実施概要 アイフェスタ2022 <視覚障害を医療と福祉でサポート> 1 日時 令和4年11月3日(木曜日・祝日) 午後1時から4時(受付12時30分から) 2 会場 長岡市社会福祉センタートモシア3階多目的ホールほか   TEL 0258-32-5200 3 参加費・入場料 無料 4 主催 新潟県視覚障害者福祉協会、新潟県視覚障害者情報センター   共催 長岡市視覚障害者福祉協会、新潟県眼科医会 5 問い合わせ先 新潟県視覚障害者福祉協会  電話 025-381-8130 FAX 025-381-8120 Eメール ngt.shikaku@cello.ocn.ne.jp 6 事業内容 (1)開会式(午後1時) (2)「いきいきトーク」(午後1時15分から3時)   県内各地区の活動発表とフリートーク(長岡、田上、五泉、上越、小千谷) (3)アトラクション(午後3時10分から3時40分) モンゴル音楽(馬頭琴)演奏 (4)閉会式 7 終日イベント(12時30分から午後4時) ① スマホアプリ「信Go!」の体験 ② 福祉機器展及び体験 ③ 白杖歩行体験会 ④ 地域活動支援センター「日だまり」授産品販売 ⑤ 巡回情報センター  ・視覚障害者情報センターコーナー  ・ボランティア紹介コーナー  ・公立図書館紹介コーナー 8 同時開催  ビジョンサポート相談会  会場 長岡市社会福祉センタートモシア3階 研修室1及び2  時間 午前10時から午後4時 ※眼科医師と福祉相談員、訓練指導員が対応いたします。 ■令和4年度第1回図書選定委員会の結果報告 (視覚障害者情報センター) 今年度の第1回図書選定委員会を開催しました。委員の皆様にアンケート形式で実施し、蔵書や当センターの情報提供方法に関して意見を出していただきました。 選定図書については2022年10月のアイサポート図書案内にてご紹介しております。 なお、選定図書以外の部分で、視覚障害者情報センターの体制として新たに今後以下の対応を行うことといたしましたので、内容をご紹介いたします。 (1)センターだよりの図書案内の中に話題書のコーナーを設け、その中でメディアミックス化作品の原作などを定期的に紹介していくこととする。 (2)ロシア・ウクライナ問題など世間で話題になっているニュースや世間的な興味関心が高まっているジャンルの図書は、図書案内の中で定期的に取り上げることとする。 (3)音訳・点訳図書の新刊のみでなく、出版社からの新刊情報や各新聞社の書評で取り上げられた図書などの情報提供について図書案内の中で紹介を検討する。 (4)視覚障害者が普段困った内容について共有する記事やコラムを設けてほしいという意見が挙がったため、今回の「にいがたアイサポートだより」第1号よりコーナーを新設した。 (5)図書案内の中で若年層向けのコーナーを設けて定期的に紹介する。 (6)「視覚障害者のライフスタイル」や「視覚障害者が使える機器やアプリ」の情報充実を望む意見があったため、今回の「にいがたアイサポ―トだより」第1号より「生活便利情報コーナー」を新設した。 (7)福祉ハンドブックや福祉のしおりのような、各自治体が出している冊子の収集や、選挙に関しての情報提供を望む声が挙がった。    これについては県視障協から情報提供側である自治体等への働きかけを行う。    ただ、併せて当事者からの直接的な要望の声も重要であるため、ぜひ当事者の方から自治体へも要望を上げていただきたい。 (8)小説ジャンルの受け入れとセンターだよりでの紹介を増やしてほしいという意見が挙がった。    これについては当センターで購読している新潟日報に週1回読書欄の掲載があるので、そこで紹介された小説について製作・受け入れを行う仕組みを設ける。    また他の点字図書館等で製作された人気図書については、新潟で予約が2件以上入ったものを中心に当センター蔵書として受け入れする仕組みも設ける。 (9)点字図書にしおりをつけてほしいという意見が挙がった。これに対しては2022年8月より新たに受け入れを行った点字図書から順次対応を開始した。 (10)点字図書の表紙のテープがはがれやすいという意見が挙がった。点字シールを貼る位置については再検討する。 またはがれやすそうなものは貸出・返却作業の際に職員が確認し補強する仕組みを設けた。 (11)視覚障害者の生活や就労に関する情報や、視覚障害で受診するための医療機関に関する情報の充実を望む意見が挙がった。    これについては令和4年10月現在、県視障協主導でスマートサイト(視覚障害者が必要とするような各種情報が集約されたサイト)のホームページを開設するべく計画を進めている。    まずはそのサイトを活用して情報提供ができるよう検討を進める。 (12)初めて視覚障害者情報センターのサービスを利用する方にサピエ図書館の紹介をもれなくしてもらいたいという意見が挙がった。    これについては対応職員が一律で同じ説明ができるよう、説明のルールとマニュアルを整備し、漏れなく情報提供ができるような体制づくりを行う。 ***** 3 県内の関係団体からのご案内・お知らせ ■「明日に夢を オータムスクール」について (NPO法人障害者自立支援センターオアシス) ※以下、オアシスからのご案内です。 季節は移ろぎ、オアシスの「サマースクール」が、深まりゆく秋の11月20日(日曜日)、《明日に夢を…オータムスクール》として開催する運びとなりました。 午前は、オンラインとリアルのハイブリッド型講演会、午後は体験・相談・展示会です。午後のみご参加の方も、事前申込みが必要です。 (当日のプログラム詳細は後述) ~「明日に夢を・・・オータムスクール2022」のご案内~ 日時:令和4年11月20日(日曜日) 9時受付 9時30分開演から16時 場所:新潟市総合福祉会館5階および4階(407・410・411) 定員:会場80名、オンライン視聴会場40名定員(事前申込み制) 参加費:無料(お弁当は各自ご用意下さい。) 申込日時:10月20日(木曜日)から10月31日(月曜日)※金曜・日曜はお休み 申込み・お問い合わせ先:オアシス オータムスクール実行委員会 (1)電話 025-267-8833 (2)メール madoguchi@npo-oasis.jp ※メール方法は以下の通り 件名:オータムスクール参加希望、本文に、①お名前、②電話番号、③参 加希望のブース名(午後)、④同伴者の有無、を記載の上お送りください。    ※YouTubeライブ配信の参加も可能です。午前の講演会のみとなります。     アドレス https://www.youtube.com/watch?v=XpXMAZ4E8lE 主催:NPO法人障害者自立支援センターオアシス 後援:(株)ケンユウ(あなたの町の健康ともだち かかりつけ薬局) ~プログラム内容~ ★午前の部 9時30分開演12時30分終了予定 講演1「最新の測位衛星(GNSS)を使った道案内の実験」 新潟大学名誉教授 牧野秀夫先生 講演2「視覚障害リハビリと糖尿病内科医」 NPO法人オアシス名誉顧問  山田幸男先生 講演3「視覚障害者の世界を変えたい!視力に代わる感覚デバイスSYN+(シンプラス)を語る」(株)Raise the Flag 中村 猛様 「トークショー!明日への希望」 中村猛様・伊藤一真様・張替涼子先生 講演4「眼科医療と視覚リハビリテーション~最新の話題2022」 長岡眼科医院 安藤伸朗先生 ※12時30分から13時30分 昼休み ★午後の部(体験・相談・展示会) 13時30分から16時終了 <体験ブース> ①「SYN+」体験者4名(決定済み)。オブザーバー15人 ②「HOYA MW10 ひかり」 暗所視体験メガネ 中心視野のある、夜見えにくい方に有効? 20名(新潟眼鏡院 紹介コーナー) ③「オーカムマイアイ」20名(その他新拡大読書器紹介他) ④ 薬剤師・栄養士に骨密度、体組成計計測(はだしで計測)15名  ※薬剤師への相談会(お薬手帳をご持参ください)  ※栄養士への相談会は、測定結果により必要の方のみの相談会です。 ⑤自由に参加できる「オアシスみんなのcafe」「オアシスの樹活動案内」「日常生活グッズ案内」のコーナーや「働く仲間の会」の集いも予定。  会場内の案内・移動は、スタッフが交通整理を行います。皆様のご参加、お申込みをお待ちしています。 ■新潟盲学校同窓会からの案内について (新潟盲学校同窓会) ※以下、新潟盲学校の同窓会会長の渡辺様からのご案内です。 旧新潟盲学校同窓会会長、渡辺利喜男と申します。 新潟盲学校は今春、新潟市東区竹尾の地に、新潟聾学校とともに移転・統合し、視覚障害教育は「新潟県立新潟よつば学園盲教育部門」として新たなスタートをきりました。 新潟盲学校同窓会も規約の一部改正により、「新潟よつば学園盲教育部門同窓会(通称、金山六光会)」と名称を改めました。 これを機に、同窓会では事務・通信費の節約、事務局体制の改善、通信物のペーパーレス化などを目的に、「同窓会通信」や情報などのメール配信を進めております。 そこで、同窓会員の皆様にメールアドレスの登録をお願いすることといたしました。 皆様には大変お手数をおかけいたしますが、その趣旨をご理解の上、登録のほどよろしくお願いいたします。 よつば学園盲教育部門、長谷川順二先生あてに、氏名・メールアドレスをご記入の上、下記アドレスまで送信してください。 なお、ご不明な点がございましたら、渡辺利喜男(025-286-6280)までご連絡ください。 メールアドレス:hasegawa.juji-c@nein.ed.jp ■新潟県障害者芸術文化祭の開催 (新潟県障害者社会推進センター) 今年で20回目を迎える新潟県障害者芸術文化祭は、県内に在住している障害者の皆さんが日頃から取り組んでいる芸術文化活動の発表の場として開催されています。 今年は、新型コロナウイルスの感染拡大予防対策に取り組みながら、「新潟ふれ愛プラザ」で美術展、「新潟ユニゾンプラザ」でステージ発表を開催することに決定しました。 美術展では、絵画・書道・写真・工芸の作品展示や短歌・俳句・川柳・自由詩の文芸作品を冊子にした文芸作品集が配布されます。 また、ステージ発表では、歌唱・器楽演奏・踊り等のステージ発表が行われ、毎年、個性豊かな作品や心温まる発表が数多く寄せられます。 来場の際はマスクの着用など、感染症予防にご協力ください。皆さまのご来場をお待ちしております。 (※新型コロナウイルス感染症流行の状況により、やむを得ず変更または中止となる場合があります。) ○美術展   期日 11月1日(火曜日)から11月6日(日曜日)   時間 午前10時から午後5時 ※初日は午後1時から   会場 新潟ふれ愛プラザ 体育館(JR亀田駅東口から徒歩5分)      新潟市江南区亀田向陽1-9-1 ○ステージ発表   期日 11月13日(日曜日)   時間 午後1時30分から3時30分(予定)   会場 新潟ユニゾンプラザ      新潟市中央区上所2-2-2 【問合せ】 新潟県障害者社会参加推進センター   新潟市江南区亀田向陽1-9-1 新潟ふれ愛プラザ内   TEL/FAX 025-383-3654 ***** 4 視覚障害に関連する全国の動向 ■オミクロン株対応ワクチン接種年内完了の政府方針(2022年9月15日) 厚生労働省 厚生労働省は14日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新しいワクチンの接種方針を決めました。 9月20日から全国各地で接種を始め、接種時期は、前回からの接種間隔を5か月以上として、4回目接種の対象者で未接種の60歳以上の人と医療従事者らを優先に実施します。 その後10月半ばをめどに2回以上接種した12歳以上の全ての人に対象を広げて接種していく計画です。 なお、海外では接種間隔が3か月以下の国があることから短縮を検討し10月下旬までに結論を出す予定です。 これまで年末年始に流行の波がきたことから、政府としては希望者への年内の接種完了を目指します。 ■後期高齢者医療一定所得以上2割負担導入 令和4年10月1日から 厚生労働省保険局 現役世代の保険料負担の上昇を抑制するため、後期高齢者の患者負担割合への一定の所得がある方への2割負担の導入について、下記の通り、令和4年10月1日から施行されました。 なお、医療費窓口負担の見直しに関するお問い合わせは、新潟県後期高齢者医療広域連合(TEL025-285-3221)または、市町村の後期高齢者担当窓口までお問い合わせください。                 ①2割負担の所得基準について 課税所得が28万円以上かつ「年金収入+その他の合計所得金額」が 200万円以上(※)の方が2割負担の対象となりました。 ※単身世帯の場合。複数世帯の場合は、320万円以上。 ※対象者は約370万人。被保険者全体(約1815万人)に占める割合は、20%となっています。 ②配慮措置について 長期頻回受診患者等への配慮措置として、 2割負担への変更により影響が大きい外来患者について、 施行後3年間、ひとつき分の1割負担の場合と比べた負担増を、 最大でも3,000円に収まるような措置を導入いたしました。 ■8月、無人駅の整備指針で交通弱者への配慮求める 国土交通省 視覚障害者団体が転落防止のため、改札やホームに駅員の配置、設備の整備を求めています。 このため国土交通省は8月に「駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関するガイドライン」を策定しました。 全国的に無人駅が増える中、障害者が安心して利用できる駅となるよう鉄道事業者が整備する際の指針を示したものです。骨子は以下の通りです。 行き過ぎた無人化で安全性や利便性が損なわれると利用者減の悪循環を招きかねないこと。無人化への判断には慎重な検討が必要であること。 また、鉄道は公共性の高い移動手段であり、障害者や交通弱者への配慮が行き届くようにすることなどを全体で求めてあります。 鉄道利用者の増加に向けては、カードや携帯端末などの利用といった利便性ばかりに目が行きがちですが、全ての利用者を安全確実に目的地に送り届けるという本筋をおろそかにはできません。 したがってガイドラインでは、鉄道事業者が駅を無人化することは社会変化に柔軟に対応するため、その経営判断において適切に行うべきものであり、 鉄道事業者の一方的な判断のみによって利便が損なわれないようにする必要があるとしました。 1. 安全性や利便性を確保するための課題を明らかにしたこと。 2. 利用者への配慮や対応事例を一部示したこと。 3. 実効性を高めるために行政による指導や駅整備のための補助制度など鉄道事業者の背中を押す施策もあらためて検討すること。 4. 検討会議の意見を示したこと。国交省のまとめでは2020年3月時点で無人駅は全国で4564駅あり、全体の48・2%を占めている。    鉄道事業者の経営効率向上、体質強化、担い手不足に対応するため増加傾向にあります。新型コロナ禍による鉄道利用者の減少も今後この傾向に拍車をかけることが懸念されています。 ■新聞・マスコミ情報(日視連情報より抜粋) 1.歩道にコード化点字ブロックで音声案内、国道で初 (2022年7月13日 日本経済新聞 地方経済面 北陸) 金沢工業大学は国土交通省の協力を得て、金沢市中心部の香林坊にある国道の歩道に「コード化点字ブロック」を設置した。 専用アプリをダウンロードしたスマートフォンをかざせば、周辺施設の方向などの音声案内が流れる仕組みだ。同大学が開発した音声案内情報システムの実証試験だ。 同システムは人工知能(AI)が専門の松井くにお教授らが視覚障害者向けの歩行支援のために開発した。 点字ブロックの25個ある突起に色をつけたコード化点字ブロックを通じて音声情報を提供する。歩行者が進む方向によって異なる情報を流すこともできる。 金沢工大はこの点字ブロックを金沢市役所の周辺の市道などで設置済みだが、国道では初めて敷設した。システムの使い勝手を探るため、このほど体験会を開催。 参加した高校生は「スマホをかざすだけで周辺の情報がすぐに分かった。観光客も利用できるのでは」と話していた。 2.情報読み上げアプリ 普及へ 携帯大手4社と福岡市  (2022年7月30日 読売新聞 西部朝刊) スマートフォン用の音声読み上げアプリ「Uni-Voice(ユニボイス)」の普及に向け、NTTドコモなど携帯大手4社と福岡市は28日、 区役所や市内の販売店などで8月1日から、視覚障害者らに使い方を無料で手助けする取り組みを始めると発表した。 アプリは、NPO法人「日本視覚障がい情報普及支援協会」(東京)が2013年に開発。 スマホで2次元コードを読み取ると、コードに含まれる文字情報をアプリが自動で読み上げる。 国や民間事業者で採用が増えており、市も水道料金の案内などにコードを載せてきた。 認知度は低く、福岡市が視覚障害者500人に行った調査では、回答者の約7割がアプリを知らず、利用率も5%に満たないことが判明。 健常者との情報格差を縮めるため、利用希望者を官民合同で支援することにした。 サポートは、福岡市公式ユーチューブチャンネルでも解説動画が閲覧できる。 問い合わせは福岡市障がい企画課(092・711・4248) 3.踏切内、点字シートで誘導 伊丹市、新伊丹駅北側に設置へ (2022年8月20日 朝日新聞 大阪地方版 兵庫) 目の不自由な人が踏切を安全に渡れるよう、兵庫県伊丹市は県内で初めて、踏切内に点字シートを設置する。 市内で利用者が最も多い阪急伊丹線新伊丹駅の北側にある「新伊丹踏切」(同市梅ノ木2丁目)を皮切りに、市内の全ての踏切で設置したいという。 新伊丹踏切は長さ9. 1メートル。遮断機の前に点字ブロックが計4カ所あるが、踏切内を誘導するものはない。 視覚障害者が横断方向の手がかりにできる突起形状の横断歩道用点字シート(エスコートゾーン)を20日、21日の両日深夜配置し、点字ブロックと結ぶ。 踏切を渡る道が市道にあたるため、約100万円の費用は市が負担する。 今年4月、奈良県大和郡山市の近鉄橿原(かしはら)線の踏切で、近くに住む全盲の女性が特急電車にはねられ、死亡した。 女性は白杖(はくじょう)を持っており、渡りきる前に警報・遮断機が作動し、自分がいる場所がわからなくなった可能性があることが指摘されている。 この事故を受け、国土交通省は6月、「道路の移動等円滑化に関するガイドライン」を改定。表面に凹凸のある誘導表示を踏切内に設置するなどの対策事例が盛り込まれた。 4.佐賀県立図書館:誰もが心地よく読書「みんなの森」 (2022年8月23日 毎日新聞 地方版 佐賀) 佐賀県立図書館(佐賀市城内2)の1階北側に22日、高齢者や障害者、子育て中の親や子どもらが寝っ転がって本を読めるなど、リラックスして読書ができる専用ルーム「みんなの森」がオープンした。 障害の特性に応じた図書をそろえ、読書支援機器も設置。プライベート空間もあり、それぞれのスタイルで本を楽しむことができる。 図書は、▽目の見えにくい人にも読みやすい「大活字本」▽ページに凸凹があるなど触れて楽しむ「さわる絵本」▽写真や絵、ピクトグラム(絵文字)で内容が分かりやすい「LLブック」 ▽音訳された録音図書――など計約870点をそろえる。拡大読書器やページの読みたい行に当てて使う物差し状の道具「リーディングトラッカー」も利用できる。貸し出しも可能だ。 午前10時から午後5時の開館中は司書が常駐し、静かさを求めないといった障害などに配慮した対応をする。寝っ転がって読むことはもちろんおしゃべりや飲食もできる。 発達・知的障害者らが人目を避けて気持ちを落ち着かせるのに有効なプライベート空間「カームダウンコーナー」も特徴的。授乳室もある。 5.障害者支援 自治体がデジタル活用 アプリ示せば入場料無料 (2022年9月2日 中国新聞 朝刊) 福山市は1日、障害者手帳の代わりにスマートフォンのアプリを示し、福山城博物館など7施設の入場料が無料となるシステムを導入した。 これまでは手帳を持参して入り口で見せる必要があったが、スマホの画面を示すだけでよくなる。 アプリは、バリアフリー関連のコンサルティング会社「ミライロ」(大阪市)が提供する「ミライロID」。 利用者は手帳を撮影し、同社がその画像が偽造ではないかどうかを精査し、データを電子化する。アプリに、手帳の種類や等級などを証明する画面が表示されるようになる。 福山市によると、3月末時点の市内の手帳取得者は約2万8千人。市障がい福祉課の加藤啓介課長は「手帳を常に持ち歩くのは手間だが、スマホなら楽という声は多い。 ぜひ登録してほしい」と話している。   ***** 5 利用者参加コーナー ■文芸投稿コーナー 視覚障害者情報センターの利用者の方に投稿いただいた俳句、短歌、川柳をご紹介していきます。なお、掲載の順番は受付順といたします。 【俳句】 明日を見据え 今日を悔いなく 強く生き (あすをみすえ きょうをくいなく つよくいき)  勝つ事の こだわり捨てて 軽い肩 (かつことの こだわりすてて かるいかた) ありがとう 心を癒す 五つ文字 (ありがとう こころをいやす いつつもじ)                  あきざくら 【短歌】 マスクして 三度目の夏 迎えてる なにごともなく 咲く夏桔梗 (マスクして さんどめのなつ むかえてる なにごともなく さくなつききょう) 新盆に 帰ってくるか この場所に 自ら植えた 花々揺れる (にいぼんに かえってくるか このばしょに みずからうえた はなばなゆれる)                            坂上香代子 次々に 単身アパート 立ち並ぶ 一青年の 人生灯し (つぎつぎに たんしんアパート たちならぶ いちせいねんの じんせいともし) 感染と 高温アラート なお続く 考えあぐね 老いのいねむり (かんせんと こうおんアラート なおつづく かんがえあぐね おいのいねむり) 手も足も 視力もなえて 楽しみは 夜明けのけはい 鳥のさえずり (てもあしも しりょくもなえて たのしみは よあけのけはい とりのさえずり)                            でんでん虫 チュニックの すそひるがえし 過ぐ風は はや秋の風 草枯れの風 (チュニックの すそひるがえし すぐかぜは はやあきのかぜ くさがれのかぜ) 半袖の 腕にひんやり 秋の風 早朝ウォークの 歩みを速む (はんそでの うでにひんやり あきのかぜ そうちょうウォークの あゆみをはやむ) 捜しもの 私の帽子 寝そべっている犬はたぶん知っているはず (さがしもの わたしのぼうし ねそべっているいぬは たぶん知っているはず)                            上林洋子 【川柳】 デイジーが ポストいっぱい 嬉しいな (デイジーが ポストいっぱい うれしいな) 枕元 アンデルセンの 物語 (まくらもと アンデルセンの ものがたり) 行きたいな デンマークにも カナダにも (いきたいな デンマークにも カナダにも)                 高橋正美 落ち着いて 心へ記す 師の教え (おちついて こころへしるす しのおしえ) 割り切ると 胸の曇りが 晴れてくる (わりきると むねのくもりが はれてくる) お互いに 接点探しする 誠意 (おたがいに せってんさがしする せいい)                 渡辺幸栄 投稿いただきました6名の皆様ありがとうございました。 文芸作品募集要領 1 募集 俳句、短歌、川柳の3部門のうちいずれかひとつ 2 募集作品 毎回お一人各3句、3首以内、自作、未発表の作品。        誤字、誤読などを防ぐため漢字や語句にはふりがなをつけてください。 3 応募締切・掲載   11月2日までに当センター必着。翌偶数月号(今回は12月号)のアイサポートだより文芸コーナーに掲載。 4 その他(表彰の実施)   掲載した作品について、にいがたアイサポートセンター内で審査を行い理事長賞、情報センター長賞などを設け、翌年度の4月号で発表いたします。 ■アイサポートお悩み掲示板 今回から始動した新コーナーです。視覚障害にまつわる普段のお悩みや困りごとで、普段誰に聞いてよいかわからない質問や生活の困りごとをお寄せいただき、 情報センターや自立支援室を含めたアイサポートセンターの職員が次号のアイサポートだよりの中でお答えしていきます。 アイサポートセンターの職員が知っているノウハウや知識がお役に立てそうなことであれば内容は問いません。 個人的な困りごとのように感じていても、他にも同じようなことを感じておられる方は意外に多かったりするものです。 それでは今回のお悩みの紹介と回答をご紹介します。 (相談者:Iさんより) PC画面の読み上げソフト「PC-Talker」や「マイブック」、またスマホのiPhoneもそうですが、使っているとよく「バージョンアップをしてください」という通知が出ます。 バージョンアップをすると操作手順が変わったりして面倒なのでできればしたくありません。バージョンアップはしないといけないのでしょうか? (アイサポートセンター職員の回答) バージョンアップについては、最近は頻繁に通知が来るものも多くて面倒なお気持ちはとてもわかります。 ですが、バージョンアップはなるべくこまめに実施するのが望ましいです。その理由もお話します。 そもそも「バージョンアップ」はなぜするかというと、機器やソフト、アプリを出しているメーカーが動作の不具合を修正したり、新しい便利な機能を追加した際、 皆さんのお手元にあるソフトやアプリに対してもその反映をおこなうためです。基本的には皆さんの利用を便利にするためのものなのです。 バージョンアップしないまま使い続けると、例えばPC-Takerであれば読み上げに不具合が起きるなどのトラブルが起きたり、操作に余計な時間を取られたりすることがあります。 また新しい機能が追加された時などには古いバージョンのままだと使えなくなってしまうことがあります。 これを防ぐためにも最新の状態にしておくことが望ましいです。 というのが一般的な回答ではありますが、やはり操作方法が変わってしまうのが嫌だ、しばらくは様子を見たいという方もおられると思いますので、 バージョンアップにより何が変わるのか、というところを確認された上で様子を見るというのも一つの選択肢かと思います。 バージョンアップの通知が来てお困りの際は、メーカーやアイサポートセンターの職員にご相談いただいても良いかと思います。 ご相談いただく場合は「なんの機器(あるいはソフト・アプリ)を使われているか」「現在のバージョンがいくつのものか、あるいは最後に更新した時期はいつ頃か」 というところを確認していただいた上で、ご相談いただくと、相談された側もよりスムーズにお答えができます。 以上となりますが、お悩みをお寄せいただいた方は参考になったでしょうか。 引き続き次号でお答えするお悩みも受け付けております。募集要項は以下の通りです。 <募集要項> (1)応募方法 お電話またはメールで受け付けます TEL 025-381-8111 メール tosyo@ngt-shikaku.jp (2)応募時に必要な情報  ① お悩みや困りごとの内容  ② 記事掲載用のお名前(ペンネーム)  ③ 投稿者のお名前(後日内容について確認を取る場合の連絡用) (3)12月号の応募締切:11月11日(金曜日)17時まで (4)注意事項   紙面の関係上で回答を掲載することができない場合や、個人の特定につながるような困り事やお悩みについては、個別でお答えをさせていただきますので、 あらかじめご了承ください。 ***** 6 県内主要文化施設の催事情報 施設名、所在地、問い合わせ先電話番号、催事名の順に掲載いたします。 内容については新型コロナウイルスの影響を考慮し、中止または延期となる可能性があります。ご利用にあたっては直接施設に電話等でご照会ください。 <野外施設、博物館> ◆国営越後丘陵公園(長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1) お問い合わせ 電話 0258-47-8001 【催事情報】 収穫祭(10月29日(土曜日)、30日(日曜日)) ◆新潟県立植物園(新潟市秋葉区金津186番地) お問い合わせ 電話 0250-24-6465 【催事情報】 企画展示「タネ展」(11月20日まで) ◆新潟県立歴史博物館(長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2) お問い合わせ 電話 0258-47-6130         【催事情報】 秋季企画展「生業(なりわい)絵巻尽 ひらけ!江戸の産業図鑑」(10月30日まで) ◆新潟市歴史博物館 みなとぴあ(新潟市中央区柳島町2-10) お問い合わせ 電話 025-225-6111 【催事情報】 第19回むかしのくらし展「ごっつぉ!」(11月27日まで) <音楽関連> ◆新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ(新潟市中央区一番堀通町3-2) お問い合わせ 電話 025-224-5521(チケット専用ダイヤル) 【催事情報】 東京交響楽団 第128回新潟定期演奏会(11月6日) ◆長岡リリックホール(長岡市千秋3丁目1356番地6)  お問い合わせ 電話 0258-29-7715 【催事情報】 ブルーノートジャズオーケストラ 第36回コンサート(10月22日) ◆見附市文化ホール アルカディア(見附市昭和町2丁目1番1号) お問い合わせ 電話 0258-63-5321 【催事情報】 杉山清貴&三浦和人(かずと)コンサート(11月6日) ◆上越文化会館(上越市新光町1丁目9番10号) お問い合わせ 電話 025-525-4103 【催事情報】 林家正蔵独演会(10月30日) <美術関連> ◆新潟県立万代島美術館(新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階)  お問い合わせ 電話 025-290-6655 【催事情報】 庵野秀明(あんのひであき)展(1月9日まで) ◆新潟市美術館(新潟市中央区西大畑町5191-9) お問い合わせ 電話 025-223-1622 【催事情報】 新潟映像祭(11月1日から11月23日) ◆新潟市新津美術館(新潟市秋葉区蒲ケ沢109-1) お問い合わせ 電話 0250-25-1300 【催事情報】 画業50年のあゆみ 黒井健絵本原画展(10月29日から12月25日) ◆新潟県立近代美術館(長岡市千秋3丁目278-14) お問い合わせ 電話 0258-28-4111 【催事情報】 ダリ版画展(10月8日から12月4日) ***** 7 生活便利情報コーナー 見えなさ、見えにくさを抱えておられる方の日頃の生活を便利にするグッズや機器等をご紹介するコーナーです。 第1弾は、『計量みそマドラー』です。 おみそ汁を作るとき、決まった味にならない、しょっぱくなったり薄くなったりする、といった経験はありませんか? 『計量みそマドラー』は、おみそ汁を一定の味付けにすることができます。 直径約1センチ長さ約12センチの棒の両はじに大小の丸い泡立て器のようなものが付いている形状で、大きい方は約大さじ2(約2人前)、 小さい方は約大さじ1(約1人前)を計量できます。 みそに『計量みそマドラー』の先端を差し込んでクルッと回すと、泡立て器のスペースに計量されたみそが入り込み、いつも一定量を取り出すことができます。 すくったら、そのまま鍋の中でみそを溶かせます。泡立て器のような形状なので、卵溶きや調味料を混ぜる時にも便利に使えます。 全長20センチ最大径4センチ。食器洗い乾燥機使用可能。重さは21グラム、ステンレス製。価格は2022年9月現在で2000円(日本点字図書館)です。 一定の量で味付けできるので、塩分の取りすぎを防ぐこともできます。 (オークス株式会社、日本点字図書館ホームページより引用・要約) 使ってみたい方、ご購入を希望の方はぜひ日本点字図書館のわくわく用具ショップ等へお問い合わせください。 ***** 8 編集後記 今回より「にいがたアイサポートだより」が始動しました。皆様いかがでしたでしょうか。 この「アイサポートだより」は、「毎号届くのが楽しみになるような、便利で読んで楽しい情報誌(機関紙)」をコンセプト(目標)にしています。 令和3年度より情報センター利用者の方には、図書選定委員を中心に施設だよりに関するご意見をいただき、その内容も今回の第1号に反映させております。 また冒頭の序文にもありますが、引き続き、多くの方の感想やご意見をいただくことで、より便利で、また読んで楽しい情報誌にしていきたいと考えています (あと感想をいただくと私たちの励みにもなります)。ぜひお気軽に皆様の感想やご意見をお寄せください。 それでは次号以降もどうぞよろしくお願いいたします。 (視覚障害者情報センター 石原) ***** ※この「にいがたアイサポートだより」は、にいがたアイサポートセンターの利用者および関係団体向けとして無料で発行しております。 ~にいがたアイサポートセンターとは?~ 県視障協の施設の4部門(本部事業、視覚障害者情報センター、自立支 援室、地域活動支援センター日だまり)をまとめた呼称です。 ※よりタイムリーな情報については、視覚障害者情報センターにてメール 配信サービスをおこなっておりますので、そちらもご活用ください。    ※新潟県視覚障害者福祉協会では、点字資料の製作、CD、デイジーなど録音  物の製作を承っております。お気軽にお問い合わせください。 (連絡先 電話025-381-8258 印刷事業部) ※このたよりの点字版製作にあたっては、新潟県視覚障害者福祉協会宛ての競輪の補助金で購入した点字プリンターを使用しております。 次号12月号は、2022年12月13日頃発行予定です。 にいがたアイサポートだより 第1号 2022年10月 (メールにいがた158号/福祉だより第117号) 発行:にいがたアイサポートセンター 新潟県視覚障害者情報センター 社会福祉法人 新潟県視覚障害者福祉協会 (掲載に関する連絡先:新潟県視覚障害者情報センター) 〒950-0121 新潟市江南区亀田向陽1-9-1 新潟ふれ愛プラザ内 TEL 025-381-8111 FAX 025-381-8115 メール tosyo@ngt-shikaku.jp ホームページ http://ngt-shikaku.jp/ 郵便振替:00510-5-93600