令和7年度 新潟県視覚障害者情報センター 事業推進懇談会 概要報告 1開催日時  令和7年11月13日(木) 午後1時30分~3時30分 2開催場所  新潟ふれ愛プラザ 2階 会議室 3出席者    構成員   石田浩子(利用者:県視覚障害者友好協議会副会長) 石野正二(利用者:県視覚障害者福祉協会会員) 加藤咲子(利用者:県中途視覚障害者連絡会副会長) 高橋泰子(利用者:ロービジョン者) 有本教子(関係機関:県立図書館副館長) 横山大輔(関係機関:新潟よつば学園教頭) 藤本泰子(関係機関:NPO法人オアシス 代理出席) 清水智之(行政機関:県障害福祉課施設管理係長) 杉原眞之(ボランティア:県点訳の会会長) 新保裕美子(ボランティア:県音声訳の会会長) センター  木村弘美(県視覚障害者福祉協会理事長) 櫻井美和子(県視覚障害者情報センター所長) 山口史明(県視覚障害者福祉協会自立支援室長)    4懇談内容   (1)視覚障害者情報センターの状況について ①令和7年度の新たな主な取組について 別紙資料1の上段の概要説明 ②令和6年度事業推進懇談会の議題から 別紙資料1の下段の概要説明  センター等の対応、結果は以下のとおり。 ・新潟よつば学園の読み聞かせについては、センター職員が出向くのは難しいところから、ボランティアさんを紹介した。 ・点訳用パソコンは、県庁にリユースパソコンの寄贈があったところから、県点訳の会も希望して受贈した。 ・大活字本については、県内各公立図書館に備えてある。リスト化するには膨大であり、日々更新もあるところから、希望の書名を地元の図書館に依頼して探していただくこととした。県内図書館はネットワークを組んでおり、地元図書館への取り寄せが可能。 ・ユニボイスアプリについては、耳で聴くハザードマップという機能となっている。県としてはユニボイスではないが、新潟県防災ナビを整備しており、その読み上げ対応も含めて進んできている。また、音声コードについても採用してほしいことを県にお願いしているところである。 (2)構成員からの議題 ①視覚障害者のクラブやサークル(スポーツ・文化系・音楽など)を知りたい。一覧表を作ってもらえないか。(ロービジョン者)  提案趣旨  以前テニスをやっていて、見えなくなってからもテニスをしたい気持ちがあった。新潟市にブラインドテニスの会があることが分かって少し参加したが、コロナでできなくなった。その後小千谷市社協に相談したところ、若い人の参加もあり昨年9月から月に1回、活動している。自分に合った趣味を見つけたいと思っている人はたくさんおられると思う。視覚障害で活動は難しいと思っている人も、一覧表でどこの市でどんなことをやっているかが分かればいいと思う。 (センターより)   県内全市町村の活動については調べられず、ふれ愛プラザに登録の団体の一覧表 を作成した。STTは3グループあり、他、男性合唱団、囲碁、ブラインドサッカー、ブラインドラグビー、ランニングクラブが各1グループとなっている。   希望があれば、ふれ愛プラザに問い合わせてほしい。 ②オアシスオリジナル選挙ガイド(投票用紙記入補助具)について紹介(オアシス)  提案趣旨 構成員に一つずつ配布し、説明。 代筆で投票となると、自分が投票する人の名前を他人に言わなければならず、とても嫌な思いをした、という方の経験から、スタッフと一緒に試作を重ねて作成したもの。県選挙管理委員会には、持ち込み、使用について了解を得ている。 日本点字図書館が販売している袋状の物もある。新潟市では、日点の物と同時にオアシスの物も投票所においてもらうことができた。オアシスの物はマグネットがついているので投票台にくっつき書きやすく、また折りやすくて投票箱に入りやすい工夫もしてある。広く皆さんに案内していただけるとありがたい。 (センター及び構成員より) ・手元に置いておいて、書く練習ができると良い。 ・枠の中に書くのは難しい人もいる。 ・料金はどのくらいか。 ・職員が作っても良いか。 (オアシスより) ・料金はまだ決まっていない。 ・手作りであり、貸出の形でやってきており現在譲る体制にない。 ・職員さんが作ることについては、検討して後日回答としたい。 ・欲しい方がいたら連絡をもらいたい。 ③-1 リースアップパソコンの寄贈受入について(県点訳の会)  提案趣旨 これまでパソコンの助成についてお願いしてきたが、今年寄贈を実現していただき、県点訳の会として3台の寄贈を受けた。感謝。 点訳ボランティアに新規加入者が減っている。高齢化もある。視覚障害の方にとっては、なくなっては困るボランティアだと思っており、何とか継続したい。パソコンでの点訳が始まって10年以上たち、システムの更新もあったり、パソコンの買い替えが必要な人も多い時期になってきている。時代はパソコンより、スマホ、タブレットになってきており、パソコンを家族で使う時代でなくなってきたところから、自分のためだけには買いにくい状況も生まれている。価格の上昇もあり、リースアップパソコンを入会の方に貸与できて非常に喜ばれた。また、寄贈があれば是非お願いしたい。 (県障害福祉課より) 昨年度第四北越リースから、たまたまパソコンの寄贈の話があったが、今年度は今のところ特に情報はない状況である。 ネットで見るといくつかの財団とかが整備補助をしているところもあるが、そういう物も見ていただくと良いのではないか。 (県点訳の会より) いろいろ助成は受けているが、1割負担とかが殆どである。報酬をもらえる活動をしているわけではないので、なかなか難しい。引き続きよろしくお願いしたい。 ③-2 中途失明者と思われる方からの点字学習希望について(県点訳の会)  趣旨説明 今年の春、新発田市の社会福祉課から、社協を通して中途失明者から点字を覚えたい、どこへ行けばよいか、との話を受けた。そこで情報センターに相談し、対応してもらえることになった。ボランティアとして繋ぐことができたことは新しい発見だった。 (センターより) 繋いでくださり良かった。見えなくなると点字、と思う人が多いかと思うが、今回の方は病気のために指先の感覚とかからも触読は難しい状況にあった。ご本人がもっているスマホの読み上げソフトの操作方法をお教えして、先ず電話ができるようになっていただいた。今後も調理や掃除、外出歩行等について支援継続予定。また、点字の希望があれば対応していく。その方が孤立せずに支援に繋がったいい事例である。 (県点訳の会より) 他にも見えなくなる前に点字を習いたいという方もおられる。点字を書くのは教えられるが、読むのは教えられない。自分たちは点訳や点字を目で読むことはできるが、触読は出来ないので、勉強しなければと思う。 (センター及び構成員より) ・点字を習いたい方は、繋げていただければ対応する。 ・中途だとどうしてもデイジーに走ってしまって、音で聴けば十分となってしまう。 しかし話を聞いて、もう少し情報センターの方で、どう点字を覚えるか、どういう風にすればいいかというようなこと、習い方を教えるような何か出来ないだろうかと思う。 ・手で触る感覚というものは全く見えなくなってからの方が分かりやすいから、見えなくなってから始めなさいと言われたことがある。 ・今はいろいろな商品に点字が付いている。長い文章は難しくても、せめてそのくらいの点字が分かったら生活に違いが出るのかと思う。 ・点字をどこで学べるかなどの情報があれば教えてほしい。 ・センターでは以前、点字体験会を開催していたが参加者が少なくて中止した経過がある。少しやり方やPRを考えてみたい。 ・エレベーターの何階かの数字のボタン、トイレの「流す」、だけでもわかると便利。 ・いろいろセンターを活用してほしい。 5 その他の主な意見、感想等 ・スマホ、IPHONEなど始めた人が何人かいるが、センターに依頼すると大体何でもやってくれてとても助かっているとの話があったので伝えておきたい。 ・自分は点字で本が読みたいのだが、見える人は目で読んでいいと思う。 ・点訳ボランティアさんも高齢化の話もあったり、点字の需要が非常に減っていたりするが、ボランティアさんも点字の本もこれ以上少なくならないように何とか頑張って本を作っていただきたい。 ・今日の話を聞いて、これを機会に少し遅いかもしれないが点字を少し手掛けてみたいと思った。 ・少し前だがセンターの職員が少なくなったりして、県全体の予算が厳しい状況になっているからなのかとみていたが、今現在優秀な職員もいて情報センターを皆頼りにしている。今の状況を下げる事のないように維持していっていただきたい。 ・センターがどんなことをしているのか分からない人もいるので、今日のようにこういうことをやっているよと言うことを宣伝する機会を作って頑張ってほしい。 ・初めて参加したが、いろいろな話が聴けて来てよかった。 ・センターをよりどころとしているので、これからもよろしくお願いしたい。 ・漫画がデイジーになることや選挙ガイドの話が聴けて良かった。次の選挙が楽しみである。 ・以前点字の本を購入したが、なかなか読めないでいた。今日の話を聴いてまたちょっとずつやりたいと思った。 ・点字ディスプレイは盲ろう者だけの日常生活用具になっている市があり、担当者が視覚障害だけでも対象になるよう頑張ってくれているところもある。視覚障害だけでも点字ディスプレイが認めてもらえるようになったら、それでメモを取ったりできるようになりたい。 ・困った方を孤立させずに各機関が連携して支援に繋げていくということを、そうだなと再確認した。 ・県立図書館としてのサービスも発展させていきたい。 ・新潟よつば学園在校生(もう教育部門)は17名で、その内9名が専攻科で国家試験を目指している。 ・新潟よつば学園としては相談に対して、学業以外の生活等についてはセンターを紹介している。今後とも連携をよろしく。 ・それぞれの立場からの意見が聴けて有意義だった。 ・ここはこういうことをしている、という情報を得ることによって連携ができると思うので、こういう場があって有意義であった。 ・県は財政的に依然として厳しい状況にあるが、いろいろな意見を踏まえながら考えていきたい。 ・今日の話を点訳の会の皆さんに伝えて、またセンターとの良い結び役になれたらと思う。 ・音声訳の会としては「ベルサイユのばら」の音声訳完成を楽しみに待っているということが聴けてとても良かった。5人で制作中であり、皆に伝える。 ・職員については、センター職員だけでなく、本部、印刷事業部、自立支援室も含めて協力的。 ・点訳ボランティアさんは、点字は手で読まなくていい。本当に読みやすい点訳をしていただいていて、それだけでありがたいと思っている。 ・デイジーを聞き比べると新潟の音声訳はとても質が良い。今後ともよろしく願いたい。