にいがたアイサポートだより 第18号 2025年8月発行 (メールにいがた175号/福祉だより第134号) 〜 今号の目次 〜 1 みちしるべ 〜アイサポートセンター代表挨拶〜  2 アイサポートセンターからのお知らせ  アイフェスタにいがた2025の開催について(再掲・追加情報あり) アイサポートセンターの令和6年度事業報告について 〇県視覚障害者情報センターより  休館日のお知らせ  鉄道弘済会 第55回記念 朗読録音奉仕者感謝行事選考結果について 〇自立支援室より  ふれあい・いきいきサロンのご案内  点字学習のお知らせ  五泉市で巡回ミーティングを開催しました 〇地域活動支援センター・日だまりより   講師をお招きして調理実習をおこないました!(報告) 〇協会事務局より 第71回 全国視覚障害女性研修大会(東海・北信越ブロック 新潟大会)開催についてのお知らせ 3 関係団体からのお知らせ 4 利用者参加コーナー  文芸投稿コーナー 5 県内主要文化施設の催事情報  6 生活便利情報コーナー 今号のテーマ:『AI画像認識アプリ「スイフトアイ」』 7 編集後記 (印刷事業部・森田) ***** 1 みちしるべ〜アイサポートセンター代表挨拶〜 新潟県視覚障害者福祉協会 理事長 木村弘美 立秋とは名のみの厳しい暑さが続いております。皆様、お元気でお過ごしでしょうか。照り付ける日差しの中、向日葵はまだまだ元気いっぱいに空を仰いでいます。当分厳しい残暑が続きそうです。皆様くれぐれも無理をなさらずご用心ください。 さて、令和7年度同行援護従業者養成研修を5月12日より4日間の日程で開催し、受講生全員に修了証をお渡しすることができました。今後県内各地でガイドヘルパーとして活躍してくださることでしょう。今年度から研修カリキュラムが変更され、テキストは新版となり、「外出保障」という単元が設けられました。外出保障は、ハード面やソフト面の整備、外出したいという気持ちの支援等が重要ですが、今号では外出保障の一つである「点字ブロック」について考えてみたいと思います。 点字ブロックの正式名称は「視覚障害者誘導用ブロック」です。誘導ブロック(線状ブロック)と警告ブロック(点状ブロック)の2種類があります。視覚障害者を安全に誘導するために歩道、鉄道駅、公共施設、スーパーやホテルの出入り口付近等、広く設置されています。また、点字ブロックとは形状が異なりますが、「エスコートゾーン」と呼ばれるブロックが横断歩道に敷設されているところもあります。私たち視覚障害者にとって、点字ブロックは大変有用なものとなっています。しかし、課題や問題点もあると感じています。残念なことに点字ブロックの上に荷物を置いたり、駐車、駐輪されていることも多いです。スマートフォンを見ながら点字ブロックの上を歩く人たちもいます。また、点字ブロックの色についても弱視者が認識しやすいとされる黄色ではなく、景観重視、デザイン優先の考え方から歩道や床面と同系色の色が採用されているところもあります。更に点字ブロックの破損や色褪せ等も危険につながります。安心安全に歩けるはずの点字ブロック上で視覚障害者が危険を感じたり、けがをしたり、白杖を折られたりするようなことがあってはならないと思います。「点字ブロックの役割」について、広く社会の理解が深まり、視覚障害者の安全な移動にご協力いただけるよう啓発活動に努めてまいります。外出保障について様々な観点から整備が進んでいくよう取り組んでいく所存です。 ***** 2 アイサポートセンターからのお知らせ     ■アイフェスタにいがた2025の開催について(再掲・追加情報あり) アイフェスタにいがた2025の開催について概要をお知らせします。参加は申し込み不要です。ただしビジョンサポート相談会(医療相談・福祉相談)についてのみ事前予約が必要です。お申込みは、9月30日(火曜日)までに自立支援室(TEL 025-381-8118)へお願いいたします。 実施概要 アイフェスタにいがた2025<視覚障害を医療と福祉でサポートするつどい> 1 日時 令和7年10月5日(日曜日) 午前10時から午後4時(受付:9時30分から) 2 会場 新潟ふれ愛プラザ 2階 会議室ほか 〒950-0121 新潟市江南区亀田向陽1-9-1 3 参加費・入場料 無料 4 主催 新潟県視覚障害者福祉協会 新潟県視覚障害者情報センター 5 共催 新潟県眼科医会 6 問い合わせ先 新潟県視覚障害者福祉協会 電話:025-381-8118 FAX:025-381-8120 Eメール:ngt.shikaku@cello.ocn.ne.jp  7 事業内容 (1)ふれ愛ブックトーク(午後1時から2時)(会場:会議室) (2)点訳・音声訳ボランティアさんとの交流会(午後2時から3時)(会場:会議室) (3)終日イベント(午前10時から午後4時)(会場:研修室) @福祉機器展 A白杖歩行体験会 B盲導犬歩行体験会(日本盲導犬協会・北海道盲導犬協会) C地域活動支援センター「日だまり」授産品販売 D巡回情報センター ・視覚障害者情報センターコーナー ・ボランティア紹介コーナー (4)ビジョンサポート相談会(午前10時から午後4時)(会場:2階 ミーティングルーム、STT室、音楽室) ※眼科医師と生活訓練指導員が対応いたします。 ●ふれ愛ブックトーク参加者募集について  本を紹介してくださる方を募集します。今年のテーマは「私のおすすめの一冊」です。お一人5分以内で紹介してください。 今年のふれ愛ブックトークは、紹介してくださった本の中から、会場のみなさんが一番読みたいと思った本、チャンプ本を決定します。 定員:5名(応募者多数の場合は抽選となります。参加が決定した方にはご連絡いたします。) 申込み締め切り:9月9日(火曜日) 申込み方法:電話またはメールで情報センターまでお申し込みください。 電話:025-381-8111 メール:tosyo@ngt-shikaku.jp なお、ブックトークをお聞きになる方のお申込みは不要ですが、席に限りがあります。 ●点訳・音声訳ボランティアさんとの交流会について 点字図書やデイジー図書を製作してくださっているボランティアさんと利用者さんの交流会です。点訳や音声訳について語り合う楽しいひとときを過ごしませんか。 お申込みは不要です。お気軽に会場へお越しください。みなさまのご参加をお待ちしております。 ■ アイサポートセンターの令和6年度事業報告について 6月22日(日曜日)開催の当協会定時評議員会にて、令和6年度事業報告について承認をいただきましたので、以下ご報告いたします。   令和6年度の事業の概要として、昨今の物価高騰等の経営環境の変化に対応すべく、経費削減努力と収入の要である印刷事業料金の見直しを行い、概ね事業計画通り執行し、視覚障害者への情報提供と自立支援の促進を図りました。 視覚障害当事者団体の視点から他方面へ意見・提案を行う要望活動は、障害者総合支援法の基本理念にある通り、「障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会」の実現を目指した当協会の社会的使命です。令和6年度は、視覚障害者の移動に関して働きかけを行い、その成果として交差点での音響式信号の高度化が9月の県議会で質疑され、新潟県警での予算化に至りました。移動標識の高度化についても、昨年の新潟市移動等円滑化促進方針策定に伴い、スマホアプリで誘導するタグの設置が予算化され、令和7年度から新潟駅での社会実験がスタートすることとなりました。 令和6年度の各部門の活動概況は次の通りです。 地域生活支援事業では従来の目の見えにくさ初期の相談から就労継続に至る各種生活訓練や企業などからの合理的な配慮に関する相談に加え、よつば学園高等部生徒への歩行訓練や晴眼者が多く集まるイベントでの機器展示など、社会にむけた視覚障害の理解促進も含めたアウトリーチ支援を積極的に実施しました。また、ふれあいいきいきサロンは見え方に不安を抱える参加者の心に安心を生み出す交流の場として定着しています。 印刷事業では、主業務である「点字にいがた」「市報にいがた・区報」に加え、衆議院選挙公報や新潟県障害福祉計画の点字版・音声版の製作を受託しました。高齢化等による点字使用者の減少に伴う製作部数の減少基調は緩やかに速度を上げながら確実に続いております。点字・音声による情報提供を継続していくために、引き続き収益確保に向け単価の見直しや経費節減に意識的に努めて参ります。 地域活動支援センター事業(日だまり)では、幅広い年齢層の利用者の皆様に対応すべく、日々の創作活動や社会参加活動支援の創意工夫に努め、利用促進を図りました。引き続き、利用者の皆様の「社会交流の場」として、役割を担うことができるよう努めて参ります。 視覚障害者情報センター事業では、指定管理第5期の初年度であり「情報保障の拠点」として従来サービスを継続するとともに、障害者のデジタル利用推進を進めました。また、図書データの利用支援やインターネットを介して図書利用ができる端末の普及等に注力した他、メーリングリスト・SNSによるタイムリーな情報発信も継続しました。機器操作等の相談・支援については、自立支援室とワンストップで支援できる体制ができあがり、前年度に比べて2割程度の利用増となりました。さらに読書バリアフリー法の施行を背景に、公共図書館向けの研修実施など連携を強化し、県内公共図書館に向けた視覚障害に関する研修を充実させたほか、医療・福祉等の関係団体とのスマートサイト(ささだんごネット)連携強化にも努めました。 会員事業では、北信越ブロック大会(新潟大会)とアイフェスタ2024について、いずれも「防災」をテーマに掲げて開催し、成功裏に終えることができました。また、新潟県視覚障害者連絡会議(新視連)において県市町村やJRに対し個別具体的に要望を行い、社会的障壁について問題を提起し意見交換を行いました。引き続き問題解決に向けた建設的な対話の場が求められます。 同行援護従業者養成等研修事業では、同行援護従業者養成研修の実施と、研修修了者を対象とした同行援護従業者現任研修を実施し、県内の同行援護事業所ネットワークの構築と支援スキルの向上に努めました。 以上、引き続き「更なる連帯と発展」をキーワードとし、地域、公立図書館、ささだんごネット、眼科医会他、各団体と連携し、視覚に障害を持つ方へ多方面から重層的な支援が可能となるよう社会資源へ働きかけて参ります。 〇県視覚障害者情報センターより ■休館日のお知らせ 今号発行日以降の休館日予定は以下の通りです。 <8月>11日(月曜日)、12日(火曜日)、18日(月曜日)、25日(月曜日) <9月>1日(月曜日)、8日(月曜日)、15日(月曜日)、16日(火曜日)、22日(月曜日)、24日(水曜日)、29日(月曜日) <10月>6日(月曜日)、13日(月曜日)、14日(火曜日)、20日(月曜日)、27日(月曜日) ※開館日の受付時間は午前9時から午後5時までです。 ■鉄道弘済会 第55回記念 朗読録音奉仕者感謝行事選考結果について 上記の行事は、日頃から図書の音声訳で活躍してくださっている音声訳ボランティアさんの表彰制度の一つです。 今年度は、前田久美子さんが朗読録音奉仕者、永井美智代さんが朗読録音奉仕奨励賞で表彰されることとなりました。お二人ともおめでとうございました。 今後とも、音声訳図書の製作にお力をお貸しください。 〇自立支援室より ■ふれあい・いきいきサロンのご案内 「ふれあい・いきいきサロン」9月から10月の開催のお知らせです。毎月第1と第3木曜日に新潟ふれ愛プラザで開設しています。ご自分の見え方の悩みや生活の工夫、地域の話題など、皆さんでお話し、情報交換をしています。最近は、体操教室についてや1日の活動などについてお話がありました。 皆さんお誘い合わせのうえ、お気軽にお越しください。事前の申し込みは不要です。 日時 9月18日、10月2日、10月16日    いずれの日も13時30分から15時 場所 新潟市江南区亀田向陽1-9-1新潟ふれ愛プラザ 2階 研修室 9月4日は第71回全国視覚障害女性研修大会(東海・北信越ブロック 新潟大会)開催のためお休みとさせていただきます。 ■点字学習のお知らせ 視覚障害者の方で点字を覚えたい方は、当協会自立支援室で個別指導が無料で受けられます。 ご希望の方はお電話でお申し込みください。 電話:025-381-8118 ■五泉市で巡回ミーティングを開催しました 4月29日(火曜日)、五泉市福祉会館で巡回ミーティングを開催しました。ご参加・ご協力いただいた皆様にこの場をお借りし御礼申し上げます。以下に内容を報告いたします。 参加者は、鈴木洋会長をはじめとする五泉市視覚障害者福祉協会の会員、会員以外の視覚障害者、音声訳いづみの会の皆様など、計19名でした。県視覚障害者福祉協会からは吉田生活訓練指導員が出席しました。 当日は、吉田生活訓練指導員が白杖と日常生活用具について、説明と体験を行いました。白杖については使用経験がない人もいたことから、杖の種類や使い方、誤った使用方法に対する注意事項について話がありました。日常生活用具については音声時計や体重計、体温計、調理用具など、さまざまな用具を手に取って体験し、その利便性を確認いただきました。 その後の意見交換では、「みどりハイヤー(タクシー)が5月から日曜日に運休となり、外出や社会参加が難しくなる」といった声が上げられました。これについて、鈴木会長より市への要望として挙げる予定である旨が述べられました。 〇地域活動支援センター・日だまりより ■講師をお招きして調理実習をおこないました!(報告) 日だまりでは今年も京ヶ瀬の豆腐店「豆工房いとう」の伊藤さんを講師に迎え、豆腐を使った料理教室を行いました。 メインは豆乳入りのふっくらヘルシーな「お好み焼き」、副菜は「野菜サラダ」「にゅう麺」「冷ややっこ」でした。サラダや冷ややっこにかけるタレは先生の「手作り自家製たれ」で、とても美味しくいただきました。 利用者さんの中には「私は見えないしうまく裏返せないから、お好み焼きは家では作らない。このような機会に焼きたてが食べられてとても嬉しい。」と喜ばれていた方もいらっしゃいました。 皆さんでホットプレートを囲みながら和気藹々とした雰囲気で楽しそうに焼いている姿が何よりでした。久しぶりに日だまりで開催した料理教室も大盛況のうちに終わりました。 〇協会事務局より ■ 第71回 全国視覚障害女性研修大会(東海・北信越ブロック 新潟大会)開催についてのお知らせ 4月号にてご案内の通り、上記全国大会を新潟市で開催いたします。 当日は、お申込の皆様のご参加をお待ちしております。 第71回全国視覚障害女性研修大会(東海・北信越ブロック 新潟大会)開催要綱 〜想いを行動に 2025新潟〜   1 目的   日本視覚障害者団体連合に加盟する女性部会員並びにその関係者が一堂に会し、視覚障害女性を取り巻く様々な課題に対し、協議し研修を行い、社会の一員として何をなすべきかなど、互いに情報を持ち寄り、自ら研鑚を積み、豊かな暮らしと共生社会の実現を目指すことを目的とする。 2 主催   社会福祉法人日本視覚障害者団体連合 同女性協議会、社会福祉法人新潟県視覚障害者福祉協会 同女性部会 3 主管   社会福祉法人新潟県視覚障害者福祉協会、社会福祉法人日本視覚障害者団体連合東海・北信越ブロック女性部会 4 後援   厚生労働省、新潟県、新潟市、社会福祉法人新潟県社会福祉協議会、社会福祉法人新潟市社会福祉協議会、社会福祉法人新潟県身体障害者団体連合会 5 助成   社会福祉法人新潟県共同募金会 6 協力  株式会社エクシオテック、株式会社栗山米菓、浪花屋製菓株式会社、東日本旅客鉄道株式会社新潟支社、新潟交通株式会社 7 参加者   社会福祉法人日本視覚障害者団体連合傘下の女性部 代表、会員及び関係者約300名 8 会期   令和7年9月3日(水曜日)から9月4日(木曜日) 9 会場   大会会場 新潟ユニゾンプラザ 〒950-0994 新潟県新潟市中央区上所2丁目2番2号 TEL 025-281-5511 懇親会会場 アートホテル新潟駅前 〒950-0911 新潟県新潟市中央区笹口1-1 TEL 025-240-2111 10 日程 <1日目 9月3日(水曜日)> 8時45分から 受付 9時から9時20分 常任委員会 4F小研修室3 9時30分から12時 全国代表者会議 4F大研修室 12時から12時45分 昼食・休憩 4F大研修室 12時45から13時45分 研修会1(講演)1F、2F多目的ホール 講師 新潟医療福祉大学 教育・学生支援機構 中央教育センター 教授 五十嵐紀子 様 テーマ がんによって得た自由「自分を解放する力」 14時から16時15分 研修会2 1F、2F多目的ホール(レポート発表・意見交換)レポートテーマ『視覚障害あるある あんな事こんな事、失敗談やそれを乗り越えたこと』 16時30分から17時 全国委員会 1F、2F多目的ホール 18時から20時 懇親会 アートホテル新潟駅前(越後の間) <2日目 9月4日(木曜日)> 9時から 受付 9時30分から10時30分 大会(式典)1F、2F多目的ホール 10時30分から11時20分 大会(議事) 1F、2F多目的ホール 11時20分から11時40分 閉会式 1F、2F多目的ホール 11 経費  参加費  1人2,000円(付添い同額) 懇親会費 1人9,000円(付添い同額) 弁当代  1人1,100円(付添い同額) 会議資料 1部1,100円(点字・墨字) 12 事務局   社会福祉法人新潟県視覚障害者福祉協会事務局 〒950−0121 新潟県新潟市江南区亀田向陽1丁目9番1号 電話 025−381−8130 FAX 025−381−8120 メール ngt.shikaku@cello.ocn.ne.jp ***** 3 関係団体からのお知らせ ■ 第23回新潟県障害者芸術文化祭の出展作品と出場者を募集中! 新潟県障害者芸術文化祭は障害者のみなさんが日ごろから取組んでいる芸術文化活動の発表の場として、新たな活動のきっかけの場として、その活動を盛り上げるために毎年開催されています。   今年は、美術展は「新潟ふれ愛プラザ」(新潟市江南区亀田向陽1-9-1)、ステージ発表は「新潟ユニゾンプラザ」(新潟市中央区上所2−2−2)において、開催をすることに決定しました。   美術展が11月4日(火曜日)から9日(日曜日)に、ステージ発表が11月16日(日曜日)に開催されます。 大勢のみなさんの参加をお待ちしています。 【募集作品】 @美術作品 絵画、書道、写真、工芸(はり絵・ちぎり絵、陶芸、織物、木工品など) ※作品の大きさ(展示に必要なスペース)に制限がございますので、応募要領をよくご確認ください。 A文芸作品 短歌、俳句、川柳、自由詩 Bステージ発表 演奏、歌唱、ダンス ※ステージ上で出来る、独創的なパフォーマンス(主催者が認めるもの) 【応募方法】 所定の申込書に必要事項をご記入のうえ、9月2日(火曜日)(当日消印有効)までに新潟県障害者社会参加推進センターあてに郵送でお申し込みください。 詳しい応募要領や申込書は、新潟ふれ愛プラザ1階カウンターやお近くの市町村役場などにあります。当センターにもありますので、ご希望の方はご連絡ください。 【申込み・問合せ先】 新潟県障害者社会参加推進センター 〒950―0121 新潟市江南区亀田向陽1−9−1 新潟ふれ愛プラザ内 TEL/FAX 025−383−3654 ***** 4 利用者参加コーナー ■ 文芸投稿コーナー このコーナーでは当センターの利用者の方に投稿いただいた俳句、短歌、川柳をご紹介していきます。なお、掲載の順番は受付順といたします。 【俳 句】 さぁいそげ 入道雲が 追ってくる (さぁいそげ にゅうどうぐもが おってくる) 氷中花 古民家カフェに 一人座し (ひょうちゅうか こみんかかふぇに ひとりざし) 体操の 手足軽やか 今朝の秋 (たいそうの てあしかろやか けさのあき) 角張陽子 新茶の香 五月の風と コラボして (しんちゃのか さつきのかぜと こらぼして) 年重ね 喉越しいいな ゼリーなり (としかさね のどごしいいな ぜりーなり) 坂上香代子 新じゃがの 皮付き祖母の 煮ころがし (しんじゃがの かわつきそぼの にころがし) 馴染みある 方言耳に 夏ぼうし (なじみある ほうげんみみに なつぼうし) ほうずきを 鳴らし遊んだ 友しのぶ (ほうずきを ならしあそんだ ともしのぶ) 石岡ヒロ子 【短 歌】 亡き父が 好みし花の 白ツツジ そっと触れれば 思いはつのる (なきちちが このみしはなの しろつつじ そっとふれれば おもいはつのる) 坂上香代子 チーチチー 霧深き朝 囀りに いざなわれつつ 坂道下る (チーチチー きりふかきあさ さえずりに いざなわれつつ さかみちくだる) 満開の 香に浸りつつ 園巡る 見えし日ありき ああ牡丹色 (まんかいの かにひたりつつ そのめぐる みえしひありき  ああぼたんいろ) 上林洋子 並ぶ露店 押されて進む 人に人 高田夜ざくら 昭和あの頃 (ならぶろてん おされてすすむ ひとにひと たかだよざくら  しょうわあのころ) 石岡ヒロ子 子から孫 未来継いで 行く末も 無事祈りつつ 見守りゆかん (こからまご みらいつないで いくすえも ぶじいのりつつ みまもりゆかん) 小雪 【川 柳】 四ツ葉無し 千々に乱れて 咲く三つ葉 (よつばなし ちぢにみだれて さくみつば) 夏だ春 どくだみ軍が かしましい (なつだはる どくだみぐんが かしましい) 前庭に バラ一本が えばってる (まえにわに ばらいっぽんが えばってる) でんでんむし 日本の 明日は読めぬ 政治地図 (にっぽんの あしたはよめぬ せいじちず) 台風の もの好き国じゅう 行きたがる (たいふうの ものずきくにじゅう いきたがる) 青い星 誰が敵やら 味方やら (あおいほし だれがてきやら みかたやら) 渡辺幸栄 美肌の湯 皺伸びたかな 鏡見る (びはだのゆ しわのびたかな かがみみる)  なつかしの ドラマ温もり あふれ出る (なつかしの どらまぬくもり あふれでる) 先の先 もっと読みたい 本の虫 (さきのさき もっとよみたい ほんのむし) 小雪 <文芸作品募集要領> 1.募集 俳句、短歌、川柳の3部門 2.募集作品  毎回お一人各部門ごとに上限3句、3首以内、自作、未発表の作品。誤字、誤読などを防ぐため漢字や語句にはふりがなをつけてください。 今年度より、本欄に投稿いただいた作品の中から何首かを「点字にいがた」に掲載することとなりました。「点字にいがた」への転載については、その都度の許可をいただきませんので、辞退されたい方は、その旨を投稿の際にお知らせくださいますようお願いします。 3.次回掲載応募締切 9月5日(金曜日)までに当センター必着。 4.その他(表彰の実施) 掲載した作品について、にいがたアイサポートセンター内で審査を行い、理事長賞を翌年度の6月号で発表します。 ***** 5 県内主要文化施設の催事情報   施設名、所在地、問い合わせ先電話番号、催事名の順に掲載いたします。 内容については中止または延期となる可能性があります。ご利用にあたっては直接施設に電話等でご照会ください。 <野外施設、博物館> ◆国営越後丘陵公園(長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1) お問い合わせ 電話 0258−47−8001 【催事情報】 バンジートランポリン 開催中 10月までの土日祝日(除外日あり) 11時から16時 ※夜間開園時は15時30分から20時30分(詳細は開催日カレンダーをご覧ください。) ◆新潟県立植物園(新潟市秋葉区金津186番地) お問い合わせ 電話 0250−24−6465  【催事情報】 食虫植物展 開催中 8月31日まで ◆新潟県立歴史博物館(長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2) お問い合わせ 電話 0258−47−6130         【催事情報】 夏季テーマ展示「戦後80年 私の戦争体験記 銃後の日々」 開催中 8月24日まで ◆新潟市歴史博物館 みなとぴあ(新潟市中央区柳島町2−10) お問い合わせ 電話 025−225−6111 【催事情報】 戦場の町と村 新潟市と戊辰戦争 開催中 8月31日まで <音楽関連> ◆新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ(新潟市中央区一番堀通町3−2) お問い合わせ 電話 025−224−5521(チケット専用ダイヤル) 【催事情報】 BEGIN「さにしゃんサンゴSHOW!!」35年目の音楽旅団ツアー 9月23日 ◆新潟市秋葉区文化会館(新潟市秋葉区新栄町4番23号) お問い合わせ 電話 0250−25−3301  【催事情報】 サーカス47周年“Covers”in新潟 9月27日 ◆長岡リリックホール(長岡市千秋3丁目1356地6)  お問い合わせ 電話 0258−29−7715 【催事情報】 スター・ウォーズ組曲 ARK BRASS with 松井秀太郎 9月18日 ◆見附市文化ホール アルカディア(見附市昭和町2丁目1番1号) お問い合わせ 電話 0258−63−5321 【催事情報】 舞台の上の音楽会 アルカディアフレンズアンサンブルによる小さなコンサート ヴァイオリン・マリンバ デュオ 9月28日 ◆上越文化会館(上越市新光町1丁目9番10号) お問い合わせ 電話 025−525−4103 【催事情報】 オーケストラアンサンブル金沢 上越公演 9月26日 <美術関連> ◆新潟県立万代島美術館 (新潟市中央区万代島5−1朱鷺メッセ内 万代島ビル5階)  お問い合わせ 電話 025−290−6655 【催事情報】 さくらももこ展 開催中 10月26日まで ◆新潟市美術館(新潟市中央区西大畑町5191−9) お問い合わせ 電話 025−223−1622 【催事情報】 開館40周年記念 ほぼせんてんてん、 8月30日から9月28日まで ※改修工事のため、8月29日まで休館です。 ◆新潟市新津美術館(新潟市秋葉区蒲ケ沢109-1) お問い合わせ 電話 0250−25−1300 【催事情報】 ※改修工事のため、令和8年3月31日まで休館です。 ◆新潟県立近代美術館(長岡市千秋3丁目278−14) お問い合わせ 電話 0258−28−4111 【催事情報】 「オバケ?」展 9月13日から12月7日 ***** 6 生活便利情報コーナー 生活を豊かにするグッズや機器等をご紹介するコーナーです。 今回はAI画像認識アプリ「スイフトアイ」をご紹介します。スイフトアイはiPhone対応アプリで、カメラで撮影した画像や写真アプリ内の画像をサーバー上のGoogle Geminiを利用して解析し、その内容をテキスト及び音声で説明してくれるアプリです。 類似のアプリとしてSeeing AIやEnvision AI、Be My Eyesなどがありますが、さらに解析の精度が向上しているように感じられます。また、他のアプリ同様、解析結果に対して追加質問することもできます。 スイフトアイの特徴として、解析の早さ、画面のシンプルさ(操作のシンプルさ)、撮影時のシャッター音が無いという特徴があります。お店で商品や値札にカメラを向けて撮影する抵抗感や怪しい人だと思われているかもしれないという不安感がだいぶやわらぎます。この使い勝手の良さは、スイフトアイの開発者が視覚に障害のあるソフトウェアエンジニアであることに関係しているのかもしれません。 なお、スイフトアイは7月7日より無料版と有料版が導入されています。無料版は画像解析を行うと3回に1回、30秒の待ち時間が発生し、有料版は無制限に利用が可能です。違いは待ち時間の制限だけで無料版と有料版で機能は同じです。ぜひ試してみてください。 ***** 7 編集後記(印刷事業部・森田)   皆様、いつも大変お世話になっております。協会印刷事業部の森田と申します。主に市報にいがたや区だよりなどの点訳を担当しております。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、暑さで外出も億劫になってしまう夏、皆様どのようにお過ごしでしょうか。 「夏だから」というわけではないのですが、わたしはほぼ毎日ポッドキャストを聴いています。ちなみにラジオを聴く習慣はありません。アンチラジオ派というわけでもありません。ただなんとなく聴く機会がないだけですのでラジオ愛好家の方々、どうぞ敵と思わないでください。 この度改めて「自分にとってのポッドキャストの魅力」を考えてみました。@何か他のことをしながら聴くことができる。わたしの場合大概朝の支度をしながら聴いています。A自分の都合で聴ける。放送時間が決まっているものではないので、時間を合わせる必要がありません。B聞き逃しがない。削除されない限り過去の配信まで遡っていくらでも聴くことができます。 それから、これはポッドキャストに限ったことではありませんが、だれかの話を聞き、そこから情報を得て少し世界が広がることもあります。お気に入りの番組を通してさらに別番組を聴き始めたり、これまで聴く機会のなかったアーティストの音楽に興味を持ったり、自分にはなかった考え方を知れたりなどなど、思いがけず新しい出会いがあるのもまた楽しみのひとつです。 残暑と言われる時季に入ってきます。長く暑さが続かないことを祈りつつ、皆様体調など崩されぬよう、どうぞご自愛くださいませ。     ※この「にいがたアイサポートだより」は、にいがたアイサポートセンター の利用者および関係団体向けとして無料で発行しております。 〜 にいがたアイサポートセンターとは? 〜 協会の施設の4部門(本部事業、視覚障害者情報センター、自立支援室、地域活動支援センター日だまり)をまとめた呼称です。 ※よりタイムリーな情報については、視覚障害者情報センターにてメール配信サービスを行っておりますので、そちらもご活用ください。    ※新潟県視覚障害者福祉協会では、点字資料の製作、CD、デイジーなど録音物の製作を承っております。お気軽にお問い合わせください。(連絡先 電話025-381-8130 印刷事業部) ※このたよりの点字版製作にあたっては、新潟県視覚障害者福祉協会宛ての競輪の補助金で購入した点字プリンターを使用しております。      次号2025年10月号は、2025年10月10日頃発行予定です!