にいがたアイサポートだより 第19号 2025年10月発行 〜 今号の目次 〜 1 みちしるべ 〜アイサポートセンター代表挨拶〜  2 アイサポートセンターからのお知らせ  〇県視覚障害者情報センターより   休館日のお知らせ  年末の貸出のお知らせ  「新潟県障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例」の学習会のご案内 〇自立支援室より  ふれあい・いきいきサロンのご案内  〇協会事務局より  日視連 北信越ブロック大会(長野大会)開催のお知らせ 3 関係団体からのお知らせ  第23回新潟県障害者芸術文化祭 〜 ふくらむアート ふあっとにいがたフェスティバル 〜 が開催されます  支援者向け視覚障害リハビリテーション講習会 4 利用者参加コーナー  文芸投稿コーナー 5 県内主要文化施設の催事情報 6 生活便利情報コーナー   今号のテーマ:「最新機器との向き合い方」 7 編集後記 (情報センター・櫻井センター長) ***** 1 みちしるべ〜アイサポートセンター代表挨拶〜 新潟県視覚障害者福祉協会 理事長 木村弘美 長く厳しい夏がようやく終わり、天高く馬肥ゆる秋を迎えました。皆様お元気でお過ごしでしょうか。さわやかな秋の季節が年々短くなっているように感じます。厳しい暑さに削り取られた体力を短い秋の間に取り戻したいものですね。 さて、去る9月3日、4日の両日、新潟ユニゾンプラザにて、日本視覚障害者団体連合女性協議会第71回全国視覚障害女性研修大会(東海・北信越ブロック 新潟大会)〜想いを行動に 2025新潟〜を開催しました。北は北海道、南は鹿児島県から視覚障害女性と関係者約250名もの仲間が新潟ユニゾンプラザに集結しました。女性大会ですが、男性からも参加していただき、盛り上げていただきました。3日の研修会1では新潟医療福祉大学 教育・学生支援機構中央教育センター教授 五十嵐紀子先生を講師にお招きし、がんによって得た自由「自分を解放する力」をテーマに講演していただきました。ご自身が「がん患者であることを特別扱いされたくない」と思っていたにもかかわらず、ある時がん患者である高校生を特別扱いしていたことに気づかれはっとされたとおっしゃっていたことが印象的でした。研修会2では、ブロック代表6名が『視覚障害あるある あんな事こんな事、失敗談やそれを乗り越えたこと』をテーマに発表し、その後に活発な意見交換が行われました。6名のレポート発表からはそれぞれのやり方で目的に向かっていくことと周囲の支えに対する感謝の念が伝わりました。アートホテルに会場を移しての懇親会では植木和輝さんのギター演奏もあり、和やかなひと時となりました。4日は大会式典に続いて大会議事が行われ、宣言と決議が読み上げられ、大きな拍手で採択されました。 本大会は、4つのスローガンが掲げられました。第1番目に掲げられていたスローガンは、『なくそう! 障害女性に対する「性差別」と「性犯罪」を』です。これは長年にわたり女性協議会が取り組んできたものです。第71回全国視覚障害女性研修大会(東海・北信越ブロック 新潟大会)は、〜想いを行動に 2025新潟〜というメッセージを加えさせていただきました。視覚障害女性に対する性差別と性犯罪を決して許さないという思いを行動に繋げ、前進していければと願っています。そして、これから社会に出て活躍しようとしている若い視覚障害女性が安心して社会参加できる道を人生の先を歩いている私たちが明るく照らせるような行動を取っていかなければと強く思っています。最後になりましたが、本大会開催に関わってくださった全ての皆様に心より深く感謝申し上げます。ありがとうございました。              ***** 2 アイサポートセンターからのお知らせ     〇県視覚障害者情報センターより ■休館日のお知らせ  今号発行日以降の休館日予定は以下の通りです。 <10月>13日(月曜)、14日(火曜)、20日(月曜)、27日(月曜) <11月>3日(月曜)、4日(火曜)、10日(月曜)、17日(月曜)、24日(月曜)から26日(水曜) <12月>1日(月曜)、8日(月曜)、15日(月曜)、22日(月曜)、29日(月曜)から31日(水曜) ※開館日の受付時間は午前9時から午後5時までです。 ■年末の貸出のお知らせ  年末は、余裕をもって図書のお申込みをしてください(次号12月号のお知らせでは遅くなってしまうので早めにお知らせいたします)。 年末は貸し出しのお申し込みが大変込み合います。また、他館から借り受けする資料は、先方の開館状況や郵便状況等によって、普段より資料の到着が遅くなることが想定されます。 ご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。 ■「新潟県障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例」の学習会のご案内 新潟県において、標記条例が令和7年4月1日に施行されました。 この施行から半年余りが経過しましたが、この条例はどんな内容なのか、どんな事例があるのか、差別と思われることに遭ったときどうしたらよいのか、等について下記のとおり学習会を開催します。 自由参加です。お誘い合わせの上、どうぞご参加ください。           1 主催 新潟県視覚障害者福祉協会 新潟県視覚障害者情報センター 2 開催日時 令和7年11月27日(木曜) 午後1時30分から3時 3 場所 新潟ふれ愛プラザ2階 会議室 4 講師 新潟県中央福祉相談センター 障害者相談支援室 武石敏秀室長 5 申込・参加費 不要 〇自立支援室より ■ふれあい・いきいきサロンのご案内  「ふれあい・いきいきサロン」11月から12月の開催のお知らせです。毎月第1と第3木曜日に新潟ふれ愛プラザで開設しています。ご自分の見え方の悩みや生活の工夫、地域の話題など、皆さんでお話し、情報交換をしています。最近は、花火大会や県外の観光地、スマホのアプリについてのお話がありました。 皆さんお誘い合わせのうえ、お気軽にお越しください。事前の申し込みは不要です。 日時 11月6日、11月20日、12月4日、12月18日    いずれの日も13時30分から15時00分 場所 新潟市江南区亀田向陽1−9−1新潟ふれ愛プラザ 2階 研修室 11月6日(木曜)13時30分から14時まで、新潟ふれ愛プラザ1階ホールにて「オペラとカンツォーネ」を開催いたします。その後、14時から15時は通常通りのいきいきサロンをおこないます。 申込は不要で、どなたでも自由にご参加いただけます。この機会にぜひお越しください。      〇協会事務局より ■日視連 北信越ブロック大会(長野大会)開催のお知らせ 第11回日視連北信越ブロック大会(長野大会)が11月29(土曜)・30日(日曜)の2日間にわたって開催されます。当協会の会員の方・情報センター等利用者の方、是非ご参加ください。 1 目的 日本視覚障害者団体連合北信越ブロック各県の代表者並びに青年部及び女性部の会員が一堂に会し、福祉や職業など当面する諸施策や課題について討議を重ね、視覚障害者の自立と社会参加の促進を目指すとともに、共生社会の実現と視覚障害者福祉の推進を図ることを目的とする。 2 期日:令和7年11月29日(土曜)・11月30日(日曜) 3 会場:シャトレーゼホテル長野 〒380−0922 長野県長野市七瀬1−1(長野駅東口徒歩6分、地下駐車場有り) TEL:026−219−2440  4 参加費:22,000円(懇親会、朝食含む) ※ シングルまたはツイン(共に禁煙) 10月31日(金曜)までに下記へご送金ください。なお、11月10日(月曜)以降のキャンセルには応じかねますので、ご了承のほどお願いいたします。 <銀行振込>                      銀行名:第四北越銀行        支店名:亀田駅前支店               口座番号:普通1227308         口座名義:社会福祉法人 新潟県視覚障害者福祉協会  理事長 木村弘美 <郵便振替> 名義:新潟県視障協 経理 記号番号:00570−5−33811 5 参加申込:申込期限 令和7年10月24日(金) 申込窓口は新潟県視覚障害者福祉協会の事務局です。 電話 025−381−8130 メールアドレス ngt.shikaku@cello.ocn.ne.jp 申し込みの際、次の@からEの項目についてお知らせください。 @住所、A氏名、B付き添い者、C使用文字(点字・墨字)、D盲導犬の有無、E生年月日         6 日程(予定) 【1日目】11月29日(土曜)  13時15分から 受付 3階ロビー 13時45分から14時5分 開会式 3階「白鳳」 14時5分から15時15分 研修会 3階「白鳳」 テーマ:「特殊詐欺対策について学ぶ」 講師:長野県警察本部 15時30分から16時30分 講演会 3階「白鳳」 演題:「中央情勢について」 講師: 社会福祉法人日本視覚障害者団体連合                                    会長 竹下義樹 氏 16時45分から17時45分 代表者会議 3階「飛翔」 青年部協議会・スポーツ協議会 4階「月」 女性部協議会 4階「星」 19時から21時 懇親会 1階「ホール」   【2日目】11月30日(日曜) 7時30から9時 朝食 1階「ホール」 9時から10時30分 代表者会議 3階「飛翔」 青年部協議会・スポーツ協議会 4階「月」 女性部協議会 4階「星」 10時45分から11時15分 全体会 3階「白鳳」 11時15分から11時30分 閉会式 3階「白鳳」 ※2日目の9時から10時30分まで、3階ロビーにて潟Lザキによる白杖の展示体験会と就労継続B型事業所ふれっ手の販売会をおこないます。 ***** 3 関係団体からのお知らせ ■第23回新潟県障害者芸術文化祭 〜 ふくらむアート ふあっとにいがたフェスティバル 〜 が開催されます 今年で23回目を迎える新潟県障害者芸術文化祭は、県内に在住している障害者の皆さんが日頃から取り組んでいる芸術文化活動の発表の場として開催されています。 今年は、「新潟ふれ愛プラザ」で美術展、「新潟ユニゾンプラザ」でステージ発表を開催することに決定しました。 美術展では、絵画・書道・写真・工芸の作品展示や短歌・俳句・川柳・自由詩の文芸作品を冊子にした文芸作品集が配布されます。また、ステージ発表では、歌唱・演奏・ダンス等のステージ発表が行われ、毎年、個性豊かな作品や心温まる発表が数多く寄せられます。 皆さまのご来場をお待ちしております。 ・美術展 期日:11月4日(火曜)から11月9日(日曜) 時間:10時から17時  ※初日は13時から   ※最終日は15時まで 会場:新潟ふれ愛プラザ 体育館(JR亀田駅東□から徒歩5分) 新潟市江南区亀田向陽1−9−1 ・ステージ発表 期日:11月16日(日曜) 時間:13時から16時30分(予定) 会場:新潟ユニゾンプラザ 新潟市中央区上所2−2−2 【間合せ】 新潟県障害者社会参加推進センター 新潟市江南区亀田向陽1−9−1新潟ふれ愛プラザ内  TEL/FAX  025−383−3654  ■支援者向け視覚障害リハビリテーション講習会 「ご家族や支援をしてくれている方が、見えにくい状況がわからず、困っているようだ」、「もう少し、家族や支援してくれる人に見えにくい状況を理解してもらいたい」ということはありませんか。ご家族や支援してくださっている方に視覚障害の体験を通して、視覚障害のある方々の生活の工夫を知り、適切な支援のための基礎を学ぶ講習会を開催します。 対象 視覚に障害のある方の支援者、ご家族等 (これから関わるかもしれない方、関心のある方も含みます) 内容 見えない・見えにくい方の生活上の工夫(講習と体験) 視覚障害リハビリテーションとは?(講習と体験) 移動(白杖、手引き、盲導犬等)・読み書き・日常生活動作 など 日時 令和7年12月20日(土曜)10時から15時 場所 公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター 費用 1,000円 (お弁当代・資料代含みます。こちらで用意したお弁当で体験します) 定員 16名(定員に達し次第受付を終了致します)  お申し込み方法 下記URLよりフォームズにてお申込みください。 https://ws.formzu.net/dist/S71981034/ 締切は11月28日(金曜)とさせていただきます。 連絡先 公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター 〒989−3163 宮城県仙台市青葉区茂庭字松倉12−2 電話022−226−3910  FAX 022−226−3990 担当:視覚障害サポート部 ■盲導犬情報セミナー開催 オンラインによる盲導犬情報セミナーを実施します。盲導犬との歩行や生活、盲導犬に関する法律や取得までの流れについて、実際に盲導犬と暮らしているユーザーの体験談も交えながらのセミナーです。  対象 見えない・見えにくいかたおよびそのご家族 医療・福祉・教育関係者 日時 令和7年11月16日(日曜) 14時から15時30分 ツール ZOOM(パソコン、スマホ、ガラケー、固定電話からも参加できます) ご希望のかたには事前にZOOMの使いかたの講習を行います。ご相談ください。 費用 無料 申し込み方法 メール info@moudouken.net 宛に、件名「盲導犬情報セミナー参加希望」と記載の上、お名前、居住地(都道府県)、年齢、メールアドレス、ZOOM使用経験の有無、ZOOMサポート希望の有無を記載ください。ZOOMのサポートを希望のかたは、使用する機器の種類、電話番号もお知らせください。 メールでの申し込みが難しい場合はお電話ください。 締め切り 令和7年11月4日(火曜) 問合せ、ご相談 公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター 〒989−3163 宮城県仙台市青葉区茂庭字松倉12−2 電話022−226−3910  FAX 022−226−3990 担当:視覚障害サポート部 ***** 4 利用者参加コーナー ■文芸投稿コーナー   このコーナーでは当センターの利用者の方に投稿いただいた俳句、短歌、川柳をご紹介していきます。なお、掲載の順番は受付順といたします。 【俳 句】 風鈴や 寝た子寝た子を 起こすなよ (ふうりんや ねたこねたこを おこすなよ) スイカ来た 里のにおいと おばさんと (すいかきた さとのにおいと おばさんと) 蟋蟀や 父母に習いし 経を読む  (こおろぎや おやにならいし きょうをよむ) 角張陽子 半夏生 たこは食べたが 花知らず (はんげしょう たこはたべたが はなしらず) さるすべり 夏の暑さが 花咲かす (さるすべり なつのあつさが はなさかす) 板塀の 外から見うる 彼岸花 (いたべいの そとからみうる ひがんばな) 坂上香代子 めっきりと 少なくなった 蝉の声 (めっきりと すくなくなった せみのこえ) 硝子から 陶器にかえて 秋ざくら (がらすから とうきにかえて あきざくら) 爽やかな 風伴いて 若夫婦 (さわやかな かぜともないて わかふうふ) 石岡ヒロ子 【短 歌】 寄りてくる フリルの服の 盲導犬 わたしも一緒に 歩いてみたい (よりてくる ふりるのふくの もうどうけん わたしもいっしょに  あるいてみたい) 石岡ヒロ子 デデッポー デデッポーポー さわさわわ  朝の散歩の ハーネス握る (ででっぽー ででっぽーぽー さわさわわ あさのさんぽの  はーねすにぎる) 満開の 薔薇に触れつつ 色問えば 「あなたの服と おんなじ色よ」 (まんかいの ばらにふれつつ いろとえば 「あなたのふくと   おんなじいろよ」) 上林洋子 【川 柳】 カラスの目 もったいないな ゴミ置き場 (からすのめ もったいないな ごみおきば) 晴れ晴れと みんな忘れた 健忘症 (はればれと みんなわすれた けんぼうしょう) 最高の幸せ家族皆元気 (さいこうのしあわせかぞくみなげんき) ひよこ  久びさの散歩 5分でギブアップ (ひさびさのさんぽ 5ふんでぎぶあっぷ) 何年ぶり 手をとり われをエスコート (なんねんぶり てをとり われをえすこーと) ビールから 酒にかわって ちびちびと (びーるから さけにかわって ちびちびと)  小春 痴話喧嘩 またかの顔で 見てる猫 (ちわげんか またかのかおで みてるねこ) 絆って どこにあるのと 困らせる (きずなって どこにあるのと こまらせる) 作柄に ソロバンはじく 音弾み (さくがらに そろばんはじく おとはずみ) 三浦五十弥 平凡に 生きる幸せ 揺るがない (へいぼんに いきるしあわせ ゆるがない) 出来栄えに 自信持たせる 褒め上手 (できばえに じしんもたせる ほめじょうず) 道草で 生きた勉強 して帰る (みちくさで いきたべんきょう してかえる) 渡辺幸榮 <文芸作品募集要領> 1 募集 俳句、短歌、川柳の3部門 2 募集作品  毎回お一人各部門ごとに上限3句、3首以内、自作、未発表の作品。誤字、誤読などを防ぐため漢字や語句にはふりがなをつけてください。 今年度より、本欄に投稿いただいた作品の中から何首かを「点字にいがた」に掲載することとなりました。「点字にいがた」への転載については、その都度の許可をいただきませんので、辞退されたい方は、その旨を投稿の際にお知らせくださいますようお願いします。 3 次回掲載応募締切 11月7日(金曜)までに当センター必着。 4 その他(表彰の実施) 掲載した作品について、にいがたアイサポートセンター内で審査を行い、理事長賞を翌年度の6月号で発表します。 ***** 5 県内主要文化施設の催事情報   施設名、所在地、問い合わせ先電話番号、催事名の順に掲載いたします。 内容については中止または延期となる可能性があります。ご利用にあたっては直接施設に電話等でご照会ください。 <野外施設、博物館> ◆国営越後丘陵公園(長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1) お問い合わせ 電話 0258−47−8001 【催事情報】 まちごと美術館 こうえんギャラリー 開催中 11月3日まで ◆新潟県立植物園(新潟市秋葉区金津186番地) お問い合わせ 電話 0250−24−6465  【催事情報】 「ハロウィン夜間開園」 10月25日 ◆新潟県立歴史博物館(長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2) お問い合わせ 電話 0258−47−6130         【催事情報】 第31回 重要無形文化財保持団体秀作展「日本の伝統美と技の世界」/ 冬季テーマ展示「小千谷縮・越後上布の手しごと」 11月7日から12月21日 ◆新潟市歴史博物館 みなとぴあ(新潟市中央区柳島町2−10) お問い合わせ 電話 025−225−6111 【催事情報】 第22回むかしのくらし展  くらしの中のあたりまえ いまむかし 開催中 11月24日まで <音楽関連> ◆新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ(新潟市中央区一番堀通町3−2) お問い合わせ 電話 025−224−5521(チケット専用ダイヤル) 【催事情報】 新潟市芸能まつり 琵琶楽演奏会 11月9日 ◆新潟市秋葉区文化会館(新潟市秋葉区新栄町4番23号) お問い合わせ 電話 0250−25−3301  【催事情報】 アキハ・ミュージカル  走れ!ロコモーション2025 12月6日、7日 ◆長岡リリックホール(長岡市千秋3丁目1356番地6)  お問い合わせ 電話 0258−29−7715 【催事情報】 おとなのための朗読会 恋文 12月4日 ◆見附市文化ホール アルカディア(見附市昭和町2丁目1番1号) お問い合わせ 電話 0258−63−5321 【催事情報】 SALT&SUGAR Live 2025 11月1日 ◆上越文化会館(上越市新光町1丁目9番10号) お問い合わせ 電話 025−525−4103 【催事情報】 松山千春コンサート・ツアー2025  11月7日 <美術関連> ◆新潟県立万代島美術館 (新潟市中央区万代島5−1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階)  お問い合わせ 電話 025−290−6655  【催事情報】 田畑あきら子展 11月22日から2026年1月12日 ◆新潟市美術館(新潟市中央区西大畑町5191−9) お問い合わせ 電話 025−223−1622 【催事情報】 開館40周年記念 長坂コレクション はじめましての西洋絵画  11月1日から2026年1月12日 ◆新潟市新津美術館(新潟市秋葉区蒲ケ沢109−1) お問い合わせ 電話 0250−25−1300 【催事情報】 ※改修工事のため、令和8年3月31日まで休館です。 ◆新潟県立近代美術館(長岡市千秋3丁目278−14) お問い合わせ 電話 0258−28−4111 【催事情報】 「オバケ?」展 開催中 12月7日まで ***** 6  生活便利情報コーナー 生活を豊かにするグッズや機器等をご紹介するコーナーです。 今回は情報センターのフロアにある自立支援室の職員から「最新機器との向き合い方」を聞いてみましたのでご紹介します。 「見えにくい・見えないかたの相談から各種支援のお手伝いをしている自立支援室の山口史明からのお話です。今回は情報センターのコーナーをお借りし、お耳汚しをさせていただきます。歩行に便利な機器をご紹介する…というよりもそれらの機器とどのようにうまくやっていくかについてお話したいと思います。 最近は歩行を手助けてくれる機器の選択肢が増えてきました。足に付けた振動する装置で道案内をしてくれるashirase、スマホアプリの中ではAIが障害物を検知したり信号の色を判断してくれるアイナビなど、今や数多くのデバイスが利用できるようになりました。それに比例するように多くのかたから問われる質問があります。それは“私はこのデバイスを使用したら歩けるようになりますか?”です。私はきまって“あなた次第です”と答えています。読者の皆さんは“包丁を使えるようになれば料理できますか?”と質問されたらどう答えるでしょうか。料理をするにも食材の準備や調理手順、焼き上がりの判断など様々なことを考え、判断しなければなりません。歩行も同様に白杖や盲導犬あるいは目の使い方、さらに頭の中で目的地までの地図を思い浮かべ、歩きながら匂いや音、風の向きや太陽の位置など様々な情報を処理して判断しなければなりません。つまり特定のデバイスが歩行の困りごとの唯一の解決になるわけではありません。 また、デバイスを使用する際に留意すべきことがあります。それは情報量が増えることです。人は日々、様々な情報を処理しています。例えば振動や音で障害物の有無や道を教えてくれるashiraseを使用して歩く際、このデバイスは高性能だからとその情報を過信しすぎたり、あるいはその情報に意識を取られ、目の前の点字ブロックを踏み越したりすることがあります。人によっては情報を処理できず、「この機械は思ったほど使えない」と自宅でホコリをかぶってしまうこともあります。座ってスマホを操作するだけであればたくさんの情報であっても処理できますが、歩行時は瞬時に様々な感覚を使うため、歩きながらたくさんの情報を適切に処理する能力が求められるわけです。 さらに、スマホアプリのアイナビは主に首下げ式のポーチに入れて歩きながら使用します。近頃は晴眼者のながらスマホに対して注意喚起がなされますが、晴眼者がスマホの画面に意識を取られることと、視覚障害者がスマホの音に意識を取られることは本質的に何が違うのでしょう。いえいえ、決して私は視覚障害者のながらスマホがダメだと言っているわけではありません。むしろ肯定派です。もし視覚障害者がながらスマホで晴眼者とぶつかり、相手が骨折したとして訴訟問題になったとしたら…。私が知る限りこの手の裁判の事例はまだありませんが、デバイスを使う個々人がこのことを留意して使用した方が良いと考えています。 いずれにせよ、デバイスは今後も多種多様なものが出回るでしょう。さらにAIの進歩や性能の向上によって昨日までできなかったことができるようになる場面がさらに増えることでしょう。なんだかワクワクしますね。しかしいつの時代でも道具は変われどそれを使う人の考え方や使い方がなにより重要だと考えます。私個人が考える歩行訓練の究極目的は行きたい時に行きたいところへかっこよく美しく行けることです。だって人にモテたくありませんか?道具はその目的に近づくアイテムだと信じています。自立支援室では歩行訓練の中でデバイスの使いかたや情報の処理方法も含めて訓練をおこなっています。“普段の私の歩き方は安全かしら、変にみられてないかな”などちょっとしたことでも構いません。鰯雲の元で歩くのも一興です。是非1度歩行訓練を受けてみてください。」 ***** 7 編集後記(視覚障害者情報センター・櫻井センター長)   暑い、暑い夏を乗り切って、少し秋めいて来た今日この頃を迎えて、皆様お変わりないでしょうか。 視覚障害者情報センターの機関誌、メールにいがた第158号と視覚障害者福祉協会の機関誌、福祉だより第117号を統合して、このアイサポートだより第1号が誕生してからちょうど3年が過ぎました。 「毎号届くのが楽しみになるような、便利で読んでいて楽しい機関誌」を目標にスタートしましたが、いかがでしょうか。 編集担当者は、偶数月にアイサポだよりを発行すると、一息つく暇もなく次の原稿依頼へと舵を切っています。仕事はこのたよりの他にも山積みですから、本当に頭が下がります。 職員一同、利用者の皆さんの感想やご意見をお聞きしながら、より良いアイサポだよりになるよう励んでまいりますので、どうぞお気軽に感想やご意見をお寄せください。 そして引き続きよろしくお願いします。   ※この「にいがたアイサポートだより」は、にいがたアイサポートセンターの利用者および関係団体向けとして無料で発行しております。 〜 にいがたアイサポートセンターとは? 〜 協会の施設の4部門(本部事業、視覚障害者情報センター、自立支援室、 地域活動支援センター日だまり)をまとめた呼称です。 ※よりタイムリーな情報については、視覚障害者情報センターにてメール配信サービスを行っておりますので、そちらもご活用ください。    ※新潟県視覚障害者福祉協会では、点字資料の製作、CD、デイジーなど録音物の製作を承っております。お気軽にお問い合わせください。 (連絡先 電話025−381−8130 印刷事業部) ※このたよりの点字版製作にあたっては、新潟県視覚障害者福祉協会宛ての競輪の補助金で購入した点字プリンターを使用しております。          次号2025年12月号は、2025年12月12日頃発行予定です! 発行:にいがたアイサポートセンター 新潟県視覚障害者情報センター 社会福祉法人 新潟県視覚障害者福祉協会 (掲載に関する連絡先) 〒950-0121 新潟市江南区亀田向陽1-9-1 新潟ふれ愛プラザ内 TEL 025-381-8111 FAX 025-381-8115 メール tosyo@ngt-shikaku.jp ホームページ http://ngt-shikaku.jp/ 郵便振替:00510-5-93600         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