にいがたアイサポートだより 第12号 2024年8月発行 (メールにいがた169号/福祉だより第128号) ~ 今号の目次 ~ 1 みちしるべ ~アイサポートセンター代表挨拶~ 2 アイサポートセンターからのお知らせ  アイフェスタにいがた2024の開催について(再掲・追加情報あり) /  アイサポートセンターの令和5年度事業報告について / ○県視覚障害者情報センターより  休館日のお知らせ / 読書イベント「ふれ愛ブックトーク」を開催します /  新潟高校放送部の生徒が読んだデイジー図書を寄贈いただきました ○自立支援室より  ふれあい・いきいきサロンのご案内 / 第77回全国視覚障害者福祉大会(熊本大会)参加報告 3 関係団体からのお知らせ 4 県内および全国のニュースや視覚障害に関連する動向 5 利用者参加コーナー 文芸投稿コーナー 6 県内主要文化施設の催事情報 7 生活便利情報コーナー 今号のテーマ:センスプレーヤーライト 8 編集後記 (印刷事業部・藤田) ***** 1 みちしるべ~アイサポートセンター代表挨拶~ 新潟県視覚障害者福祉協会 理事長 木村弘美 残暑お見舞い申し上げます。立秋を過ぎてもなお暑い日が続いておりますが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか。 私は夏バテ対策として、まずはこまめに水分補給すること。そして、カラフルな夏野菜でミネラルやビタミンを補給することを心がけています。 この先しばらくは暑い日が続くかと思われますので、皆様どうぞくれぐれもご自愛ください。 令和6年は元日の地震から始まってしまいました。築40年過ぎの我が家が潰れてしまうのではないかと本当に恐ろしかったです。 津波警報が出された地域にお住いの方々は避難の判断等、大変な思いをされたとお聞きしております。 被害の大きかった石川県では今なお避難生活の続く視覚障害者がおられます。 6月2日・3日に開催されました第77回全国視覚障害者福祉大会(熊本大会)におきまして、大会スローガンの一つ目に、 「急ごう、自然災害時の福祉避難所の整備と個別避難計画」が掲げられておりました。 また、北信越ブロックから提出しました議題「能登半島地震で被災した視覚障害者が、避難先の自治体において実施する障害福祉サービス等を受けられるよう、 国において制度の充実を図ること」が採択されました。今後、日視連から国へ働き掛けていただけるものと思います。 10月6日(日曜日)小千谷市民学習センター 楽集館で開催しますアイフェスタにいがた2024ではパネルディスカッション(新潟の防災)を企画いたしました。 登壇いただく4名のパネラーからは避難体験や地域での取り組み等をお話ししていただきます。会場の皆様からもご発言いただき、皆で災害について考えてみたいと思っております。 活発なディスカッションの場となりますよう、皆様のご参加をお願いいたします。 更に、11月30日(土曜日)・12月1日(日曜日)新潟市のアートホテルを会場に北信越ブロック大会(新潟大会)を開催いたします。 研修会のテーマは「能登半島地震から学ぶこと」です。講師の方々からのご講演の後、こちらも会場参加の皆様から発言していただきたいと考えております。 日視連竹下会長から中央情勢についてのご講演も予定しております。5年に一度の新潟での開催となりますので、皆様ご参加よろしくお願いいたします。  ***** 2 アイサポートセンターからのお知らせ ■アイフェスタにいがた2024の開催について(再掲・追加情報あり) アイサポートだより6月号でもご案内しておりました、アイフェスタにいがた2024の開催について概要を再度お知らせします。 参加は申し込み不要です。ただしビジョンサポート相談会についてのみ事前予約が必要です。 お申込みは、9月30日(月曜日)までに事務局(電話 025‐381‐8118)へお願いいたします。 ○実施概要 アイフェスタにいがた2024<視覚障害を医療と福祉でサポート> 1 日時 令和6年10月6日(日曜日) 午前10時から午後4時30分(受付:9時30分から) 2 会場 小千谷市民学習センター 楽集館(がくしゅうかん)3階ホールほか   〒947‐0035 小千谷市上ノ山4丁目4番2号   電話 0258‐82‐8282 3 参加費・入場料 無料 4 共催 小千谷市視覚障害者福祉協会、新潟県眼科医会 5 問い合わせ先 新潟県視覚障害者福祉協会   電話:025‐381‐8118 FAX:025‐381‐8120   Eメール:ngt.shikaku@cello.ocn.ne.jp  6 事業内容 (1)開会式 午後1時 来賓祝辞 (2)パネルディスカッション(新潟の防災) (3)アトラクション(午後3時10分から3時40分) ヴァイオリンの演奏 (4)閉会式 7 終日イベント(午前10時から午後4時30分)  ① 福祉機器展及び体験  ② 白杖歩行体験会  ③ 地域活動支援センター「日だまり」授産品販売  ④ 巡回情報センター  ・視覚障害者情報センターコーナー  ・ボランティア紹介コーナー  ・公立図書館紹介コーナー 8 同時開催  ① ビジョンサポート相談会  会場 小千谷市民学習センター 楽集館 3階 第5、6学習室  時間 午前10時から午後4時  ※眼科医師と福祉相談員、訓練指導員が対応いたします  ② おぢや震災ミュージアム そなえ館  会場 小千谷市民学習センター 楽集館 2階  時間 午後1時から午後4時  ※新潟県中越大震災発生当時を4D×3Dで体験することができます。  (4Dとは3D(立体)に、より臨場感あふれる体感型の演出が加わったもののこと) ◎会場までのアクセス  上記会場まで公共交通機関で来られる方は〔JR上越線〕小千谷駅下車、あるいは乗り換えのバス本数が少ないため巡回バスかタクシーをご利用ください。 ◎会場に到着してから昼食をとる方  会場付近に飲食店はありません。また、スーパーなども近くにないため会場に到着してから昼食を検討している方はご持参いただきますようお願いいたします。 ■アイサポートセンターの令和5年度事業報告について 6月16日(日曜日)開催の当協会定時評議員会にて、令和5年度事業報告について承認を頂きました。 以下、事業概要です。 令和5年度の事業の概要としては、コロナウイルス感染症が5類に移行したことに伴って、対面に戻しての事業運営を行い、中断していた県やJRとの意見交換会等も再開することができました。 最重要課題であった視覚障害者情報センターの指定管理については、ほぼ同額規模で令和6年度から5か年の契約が決定しました。 また、国への要望活動については、北信越ブロック統一要望としては、「駅構内での安全対策」について、新潟単独要望については、 「読書バリアフリー法の自治体の基本計画の早期作成」及び「スマートサイト機能の強化支援」の二つの項目について提出して採択がありました。 結果、駅等の対策に関しては、踏切道での点字ブロック整備に関し国交省のガイドラインが改正されたものの、駅無人化の流れの中、依然として改善対策に不安が残る状況となっています。 単独要望についても読書バリアフリー法の基本計画については新潟市で策定中ですが、県についてはスマートサイトへの支援も含め検討段階で留まっています。 引き続き、各県レベルでも裏打ちする要望活動を行ったほか、県や新潟市の関連の施策検討会の場には当事者の意見を反映させるため積極的に役員等が代表として参加したところです。 また、法人運営については、職員の欠員補充や専任所長の配置および研修履修により体制強化を進めたとともに関係団体との共催事業を開催するなど連携を図りました。 社会福祉充実計画については、計画の変更を行い再投下対象財産の活用総額を上方修正し、事業の調整を図りました。 令和5年度の各部門の活動概況は次の通りです。 地域生活支援事業では目の見えにくさ初期の相談から就労につながる各種生活訓練に至るまで、電話や来館に加え自宅や眼科訪問などのアウトリーチ支援を通じて視覚障害者の生活の質の向上に努めました。 また、ふれあいいきいきサロンは情報交換や交流のみならず憩いの場として定着しています。 巡回ミーティングでは各地域の声に寄り添い、より良い社会づくりのための意見交換を行いました。 印刷事業では、主業務である「点字にいがた」「市報にいがた・区報」に加え、選挙公報の点字版・音声版の製作を受託しました。 高齢化等による点字使用者の減少に伴う製作部数の減少基調は緩やかに速度を上げながら確実に続いております。 引き続き点字版・音声版の製作を継続していくためにも、収益確保に向け単価の見直しや経費節減に意識的に努めました。 地域活動支援センター事業(日だまり)では、幅広い年齢層の利用者の皆様に対応すべく、日々の創作活動や社会参加活動支援の創意工夫に努め、利用促進を図りました。 引き続き、利用者の皆様の「社会交流の場」として、役割を担うことができるよう努めて参ります。 視覚障害者情報センター事業では、従来サービスを継続するとともに、社会全体のICT化の流れに合わせ、障害者のデジタル利用推進を進めました。 また、図書データの利用支援やインターネットを介して図書利用ができる端末の普及等に注力しました。 結果、図書の現物からデータ利用が進み、図書データ利用件数の増加につながりました。 機器操作支援については、自立支援室とワンストップで支援できる体制ができあがりました。 さらに読書バリアフリー法の施行を背景に、公共図書館向けの研修実施など連携を強化し県内公共図書館に向けた視覚障害に関する研修を充実させたほか、医療・福祉等の関係団体とのスマートサイト(ささだんごネット)連携強化にも努めました。 会員事業では、巡回ミーティングやアイフェスタを通して地域の声の把握に努め、情報交換を行いました。 また、新潟県視覚障害者連絡会議(新視連)において県市町村やJRに対し個別具体的に要望を行いました。 同行援護従業者養成等研修事業では、例年の同行援護従業者養成研修の実施に加え、研修修了者を対象とした同行援護従業者現任研修を実施し、県内の同行援護事業所ネットワークの構築と支援スキルの向上に努めました。 少子高齢化やICT化を背景に加速するパラダイムシフト(価値観の変化)への対応は、日本社会全体のみならず当協会の課題でもあります。 直面する様々な課題解決に向け、当協会の社会的使命を追及し続ける姿勢が重要となっています。 引き続き「更なる連帯と発展」をキーワードとし、地域、公立図書館、ささだんごネット、眼科医会他、各団体と連携し、視覚に障害を持つ方へ多方面から重層的な支援が可能となるよう社会資源への働き掛けを行って参ります。 ○県視覚障害者情報センターより ■休館日のお知らせ 今号発行日以降の休館日予定は以下の通りです。 <8月>19日(月曜日)、26日(月曜日) <9月>2日(月曜日)、9日(月曜日)、16日(月曜日)、17日(火曜日)、23日(月曜日)、24日(火曜日)、25日(水曜日)、30日(月曜日) <10月>7日(月曜日)、14日(月曜日)、15日(火曜日)、21日(月曜日)、28日(月曜日) ※開館日の受付時間は午前9時から午後5時までです。 ■読書イベント「ふれ愛ブックトーク」を開催します 過去4回開催しご好評をいただいた「ふれ愛ブックトーク」を今年も開催いたします。 今年は新潟ふれ愛プラザを会場とし、近隣の点訳・音声訳ボランティア団体の方にもご参加いただく予定です。 これまでのふれ愛ブックトークは1人5分間のリレー形式でテーマに沿った本のお話をしていただいていましたが、「人前で5分間も話すのは緊張する…」というお声を受け、 ①紹介者はテーマに沿ったおすすめ本のタイトルを発表、②司会者がその本について質問していく、というQ&A形式でお話していただく方法に変更して実施します。 ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。 1 日時 11月1日(金曜日)13時から15時半(予定) 2 会場 新潟ふれ愛プラザ2階 会議室(新潟市江南区亀田向陽1丁目9番1号) 3 定員 20名(先着順)   ※本の紹介なしで話を聞くだけの参加も可。ガイドの方も参加OK 4 参加費 無料 5 当日のプログラム(予定) ① ふれ愛ブックトーク 今回のテーマ:私の心に残る1冊   当センターが司会進行をおこない、参加者の方に本のタイトルを発表いただいた後、インタビュー形式で内容を伺っていきます。 ② 点訳・音声訳ボランティアとの意見交換タイム 6 申し込み方法・締め切り  10月11日(金曜日)までにお電話又はメールでお申し込みください。  お申し込みの際には、①お名前、②同行者・盲導犬同伴の有無、③当日本の紹介をしていただけるか、をお知らせください。 ◆「ふれ愛ブックトーク」とは? 世間的に定義・イメージされている「ブックトーク」は図書館職員がテーマに沿った本を一方的に紹介する、というものですが、 「ふれ愛ブックトーク」は、参加される皆様からもおすすめの本をご紹介していただく参加型のイベントです。 上手にお話していただくことが目的ではなく、本の面白さ等を参加者と共有することが目的です。 読んだ本の感想や面白さを語りたいけれども、周囲に話せる人がいない。他の人がどんな本を読んでいるか知りたい。 そんな方はぜひご参加ください。 ■新潟高校放送部の生徒が読んだデイジー図書を寄贈いただきました  ※この記事は図書案内8月号の中でもお知らせしている内容です 当センターでは近年学生の部活動における音声訳活動の支援を徐々に開始しております。 この度、新潟高校放送部が当センターの音声訳ボランティアにインタビューを行ったご縁で、以下のデイジー図書を製作・寄贈してくださいました。 希望の方に貸出いたしますので、職員までお知らせください。 今回、放送部の生徒さんは初めて音声訳に挑戦されています。 実際のデイジー利用者の方の感想が聴きたいという声もありますので、ぜひ感想をお寄せいただければと思います。 いただいた感想は当センターを通じて放送部の皆さんにお伝えします。 タイトル きらめくジャンクフード 野中柊(のなかひいらぎ)著 デイジー1時間程度 【内容】 ベーグル、アップルパイ、プリン、焼きそば…。 ロハスが近頃人気ですが、ジャンクフードの蠱惑的(こわくてき)魅力は誰でもよく知っているはず。 読むだけでハッピーになる一冊。 ※今回のデイジー図書ではこの図書に収録された「ハンバーガー」「チョコレートチップクッキー」「ピーナッツバター」「ポテトチップス」の4篇を抜粋 ○自立支援室より ■ふれあい・いきいきサロンのご案内 「ふれあい・いきいきサロン」の9月から10月の開催のお知らせです。毎月第1と第3木曜日に新潟ふれ愛プラザで開設しています。 ご自分の見え方の悩みや生活の工夫、地域の話題など、皆さんでお話し、情報交換をしています。 最近は体操教室として軽い運動を体験していただたり、県内の日本酒やペットの室内犬などのお話が出ていました。 皆さんお誘い合わせのうえ、お気軽にお越しください。事前の申し込みは不要です。 日時 9月5日、9月19日、10月3日、10月17日 いずれの日も13時30分から15時00分 場所 新潟市江南区亀田向陽1‐9‐1新潟ふれ愛プラザ 2階 研修室 ■第77回全国視覚障害者福祉大会(熊本大会)参加報告 第77回全国視覚障害者福祉大会が、6月2日(日曜日)から3日(月曜日)熊本市内のホテルを会場として開催されました。 竹下義樹会長からは、能登半島地震の発生に触れ、石川県の被災者の復興のために力を結集したいとの挨拶がありました。 2日目は、今年度の運動方針と10項目の要望を盛り込んだ決議を採択し、運動方針では次の4点を強調し再確認しました。 ○リンクワーカーの研修を全国に広げていく。 ○盲学校の理療科を守り、職業自立の中心として「あはき」を守っていく。 ○スポーツを含む文化、芸術の分野の強化を図る。 ○能登半島地震の被災者への支援を見える形として取り組む。 また、要望の議決では、「自然災害時の福祉避難所の整備と個別避難計画」「民間事業者の合理的配慮の提供」 「駅無人化における視覚障害者の安心安全」「マイナ保険証のアクセシビリティ」等を柱に盛り込み採択されました。 来年の第78回大会は5月25日から26日に千葉県で開催予定です。 ***** 3 関係団体からのお知らせ ■第22回 新潟県障害者芸術文化祭の出展作品と出場者を募集中! (新潟県障害者社会参加推進センターより) 新潟県障害者芸術文化祭は障害者のみなさんが日ごろから取組んでいる芸術文化活動の発表の場として、新たな活動のきっかけの場として、その活動を盛り上げるために毎年開催されています。 今年は、美術展及びステージ発表が「新潟ふれ愛プラザ」(新潟市江南区亀田向陽1‐9‐1)において、開催をすることに決定しました。 ステージ発表は11月10日(日曜日)に、美術展は11月12日(火曜日)から17日(日曜日)に開催されます。 大勢のみなさんの参加をお待ちしています。 【募集作品】 ① 美術作品  絵画、書道、写真、工芸(はり絵、ちぎり絵、陶芸、織物、木工品など)  ※作品の大きさ(展示に必要なスペース)に制限がございますので、応募要領をよくご確認ください。 ② 文芸作品  短歌、俳句、川柳、自由詩 ③ ステージ発表  演奏、歌唱、ダンス ステージ上で出来る、独創的なパフォーマンス(主催者が認めるもの) 【応募方法】 所定の申込書に必要事項をご記入のうえ、9月2日(日曜日)(当日消印有効)までに新潟県障害者社会参加推進センター事務局あてに郵送でお申し込みください。 詳しい応募要領や申込書は、新潟ふれ愛プラザやお近くの市町村役場などにあります。新潟県障害者社会参加推進センターにもありますので、ご希望の方はご連絡ください。 【申し込み・問合せ先】 新潟県障害者社会参加推進センター 〒950‐0121 新潟市江南区亀田向陽1‐9‐1 新潟ふれ愛プラザ内 電話/FAX 025‐383‐3654 ■シルバー混声合唱団 コーラス青葉 45周年記念コンサートのお知らせ (コーラス青葉 団員の小俣さんより) 45周年記念コンサートのお知らせです。入場無料・申し込み不要です。 みんなで楽しく歌うコーナーもありますのでぜひ聴きにいらしてください。 コーラス青葉 ~かがやく命心は青春~45周年記念コンサート 日時 2024年10月12日(土曜日) 開場 午後1時30分/開演 午後2時/終演 午後4時 会場 NEXT(ネクスト)21 市民プラザ    ※会場の駐車場はなし。近隣の有料駐車場または公共交通機関をご利用の上、ご来場ください。 定員 400名、入場無料 プログラム 指揮 小野宏子、ピアノ 伊藤美子 第1部 混声合唱のためのヒットメドレー「LOVE」より、ゴンドラの唄、東京ブギウギ、愛燦燦、いい日旅立ち、アメイジンググレイス ほか 第2部 いい湯だな、遥かな友に ほか (男声) 青春時代 昴 ほか(ご来場の皆様とご一緒に) いのちの歌 Greetings 主催 コーラス青葉45周年記念事業実行委員会、新潟市教育委員会、国立音楽大学新潟県同調会、朝日新聞新潟総局、毎日新聞新潟支局、 読売新聞新潟支局、NHK新潟放送局、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21 お問い合わせ(本間) 090‐2645‐2644 ★コーラス青葉(シルバー混声合唱団)の紹介 会員 新潟市に居住する60歳以上の男女 設立目的 合唱を通して教養を深め、趣味の向上と健康の保持を図り、会員相互の交流を深め豊かな生活を営むこと。 会員も募集中。お問い合わせは本間会長まで(電話 090‐2645‐2644) ***** 4 県内および全国のニュースや視覚障害に関連する動向 ■新聞・マスコミ情報(日視連情報より抜粋) 1.ソニーのイヤホン 視覚障害者の歩行 音声で支援 (2024年5月16日 日本経済新聞) ソニーは16日、スマートフォンのカメラが読み取る周辺情報と地図情報を組み合わせて障害物を検知し、 道案内のアナウンスをする視覚障害者の歩行を支援するアプリ「Eye Navi(アイナビ)」に対応したイヤホン「LinkBuds(リンクバッズ)」を発表。 歩行に必要な情報に絞って自動音声が読み上げる。 2.踏切 点字ブロック普及遅れ 奈良死亡事故2年 鉄道と行政 (2024年5月29日 読売新聞 大阪夕刊) 奈良県大和郡山(やまとこおりやま)市の踏切で2022年4月、全盲女性が電車にはねられ死亡した事故を受け、国が推進する踏切内への点字ブロック整備に遅れ。 国土交通省によると、全国3万以上の踏切で、整備済みは今年3月時点で8府県で29か所。 道路管理者の自治体と鉄道会社のどちらが対応するべきか、法的に明確でないことが背景。 3.視覚障害者誘導 AIスーツケース (2024年5月31日 神戸新聞) 2025年大阪・関西万博の会場で、視覚障害者を目的地に誘導する自走式ロボット「AIスーツケース」の実証実験に取り組む。 万博開催期間中、AIを搭載したスーツケース型ロボットが会場内を案内する。 日本IBMやオムロンなど参加の「次世代移動支援技術開発コンソーシアム」が開発し発表。 4.県立図書館で電子書籍導入 今年度中に5千点 千葉県 (2024年6月1日 朝日新聞) 千葉県立図書館は5月28日から、電子書籍サービスを開始。文字の大きさを変えたり読み上げ機能を使う。 サービスを始めるのは、紀伊国屋書店が手掛ける電子書籍サービス「KinoDen(キノデン)」から、法律や健康・医療などの専門書、仕事や生活に役立つ本を中心に約1800点が閲覧できる。 今年度中に約5千点まで拡充。 5.新潟駅をバリアフリーに 構内 バスターミナル点検 (2024年6月4日 新潟日報 新潟‐10版) 5月30日国交省北陸信越運輸局は、視覚・聴覚障害者、車いす利用者約30人とともに4月にリニューアル開業したJR新潟駅バスターミナルのバリアフリーなどの課題を確認する見学会を開催した。 案内表示の分かりにくさなど、より障害者に配慮すべき情報を共有、今後も同様の見学を行い市やJRに改善を促す方針。 6.視覚障害者 自力で1票 投票補助具導入 困難解消 (2024年6月25日 静岡新聞 朝刊) 日本点字図書館は、投票用紙の記入部分が手触りなどで分かる補助具の販売を開始。 補助具はプラスチック製ファイルで、投票用紙を挟み込む。候補者名や政党名を記入する部分が全盲の人でも表面を触ると位置を確認できる。 また弱視の人に配慮し記入部分が黒く縁取られている。7月の都知事選に向け15以上の自治体が購入。 7.読書の可能性 多角的に考察 小学館が新ウェブメディア (2024年7月2日 中国新聞 朝刊) 小学館は、「読書バリアフリー」の関連情報等を発信するウェブメディア「読書百景」を立ち上げた。 ラインアップは、さまざまな人の読書風景や体験を取材する「ルポ 読書百景」、日本人作家の名著を読み解く「ニホンブンガクシ 日本文学私」など。 これからの読書の可能性を多角的に考察する機会を提供。毎週月曜日更新。 8.オンライン・リーディング会 ウェブ会議システムで複数人同時に「対面朗読」 福岡 (2024年7月9日 毎日新聞 地方版/福岡) 視覚障害者に「対面朗読」を実施している福岡市立点字図書館(同市早良区)は、今年度からウェブ会議システムを使った「オンライン・リーディング会」を始めた。 自宅などから複数人が同時に参加できる。問い合わせ先同館(電話 092‐852‐0555)。 ***** 5 利用者参加コーナー ■文芸投稿コーナー このコーナーでは当センターの利用者の方に投稿いただいた俳句、短歌、川柳をご紹介していきます。 なお、掲載の順番は受付順といたします。 【俳句】 木下闇 ゆっくり歩く 白杖と (こしたやみ ゆっくりあるく はくじょうと) 坂上香代子 病む姉に 友の死告げぬ 走り梅雨 (やむあねに とものしつげぬ はしりつゆ) 若葉風 メタセコイアの 手に柔し (わかばかぜ メタセコイアの てにやわし) バスツアー 声かわし合う 夏ぼうし (バスツアー こえかわしあう なつぼうし) 石岡ヒロ子 【短歌】 歳をとり 帽子補聴器 メガネ杖 変わらぬものは 燃えるハートよ (としをとり ぼうしほちょうき メガネつえ かわらぬものは もえるハートよ) でんでん虫 目の見えぬ 娘に代わり 義母みとる やさしき夫 感謝するのみ (めのみえぬ むすめにかわり ぎぼみとる やさしきおっと かんしゃするのみ) 耳遠い 父の介護に 疲れはて 施設に頼り 心安らぐ (みみとおい ちちのかいごに つかれはて しせつにたより こころやすらぐ) 小雪 光背に 花一輪の 赤き色 触れて嬉しい 今日は母の日 (ひかりせに はないちりんの あかきいろ ふれてうれしい きょうは ははのひ) はしり梅雨 紫蘭の花も 雨に濡れ 古代紫 色を増すなり (はしりづゆ しらんのはなも あめにぬれ こだいむらさき いろをますなり) 坂上香代子 電話口 パートナーの死 告げる友 すぐさま行って 肩抱きよせたし (でんわぐち パートナーのし つげるとも すぐさまいって かただきよせたし) 出し抜けに 花好きだよねと 一鉢の ひまわり贈られ ただ立ち尽くす (だしぬけに はなすきだよねと ひとはちの ひまわりおくられ ただたちつくす) ひまわりの 花びら触れて きみ想う 次会える日は 60日後 (ひまわりの はなびらふれて きみおもう つぎあえるひは 60にちご) クレマチス 梅雨に濡れ 歩む路地裏 昼下がり そろそろ我が家 盲導犬促す (つゆにぬれ あゆむろじうら ひるさがり そろそろわがや もうどうけんうながす) 蜘蛛の糸 今朝も払いて プランターの 水やりをせり まり花揺るる (くものいと けさもはらいて プランターの みずやりをせり まりばなゆるる) ※注釈 「まり花」とは、あじさいの花のことです。 「行ってらっしゃい」 見送る人は もういない 「行って来ます」と戸口を閉める (「いってらっしゃい」 みおくるひとは もういない 「いってきます」と とぐちをしめる) 上林洋子 【川柳】 新しい 店をたずねて もう夕日 (あたらしい みせをたずねて もうゆうひ) 人ごみに まぎれ天使に 手をとられ (ひとごみに まぎれてんしに てをとられ) いい子だよ 子供じゃないよ ペット犬 (いいこだよ こどもじゃないよ ペットいぬ) でんでん虫 バス旅行 笑顔全開 いい仲間 (バスりょこう えがおぜんかい いいなかま) カラオケで 調子はずれて でも笑い (カラオケで ちょうしはずれて でもわらい) クラスメイト お元気ですか 生きてます (クラスメイト おげんきですか いきてます) 小雪 名曲を カバーしている 二世たち (めいきょくを カバーしている にせいたち) 文芸の タネをさがしに まちへ出る (ぶんげいの タネをさがしに まちへでる) 小春 白杖の 人生 思いやりがいる (はくじょうの じんせい おもいやりがいる) 目から手に 変えた暮らしは ぎこちない (めからてに かえたくらしは ぎこちない) 成せばなる 点筆杖は 自作品 (なせばなる てんぴつつえは じさくひん) 渡辺幸栄 投稿いただきました皆様ありがとうございました。 ◆文芸作品募集要領 1 募集 俳句、短歌、川柳の3部門 2 募集作品   毎回お一人各部門ごとに上限3句、3首以内、自作、未発表の作品。誤字、誤読などを防ぐため漢字や語句にはふりがなをつけてください。 3 次回掲載応募締切  9月2日(月)までに当センター必着。 4 その他(表彰の実施)  掲載した作品について、にいがたアイサポートセンター内で審査を行い理事長賞を設け、翌年度の6月号で発表いたします。 ***** 6 県内主要文化施設の催事情報 施設名、所在地、問い合わせ先電話番号、催事名の順に掲載いたします。 内容については新型コロナウイルスの影響を考慮し、中止または延期となる可能性があります。 ご利用にあたっては直接施設に電話等でご照会ください。 <野外施設、博物館> ◆国営越後丘陵公園(長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1) お問い合わせ 電話 0258‐47‐8001 【催事情報】 サマーナイト★ピクニック 8月16日、17日、18日、24日、25日 点灯は18:30頃から(開園時間は9:30から21:00) ◆新潟県立植物園(新潟市秋葉区金津186番地) お問い合わせ 電話 0250‐24‐6465  【催事情報】 とことん食虫植物展 ジャングルラボへようこそ! 7月10日から9月8日 ◆新潟県立歴史博物館(長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2) お問い合わせ 電話 0258‐47‐6130 【催事情報】 珠玉の国 新潟 ヒスイ,青玉,赤玉, 9月14日から11月10日 ◆新潟市歴史博物館 みなとぴあ(新潟市中央区柳島町2‐10) お問い合わせ 電話 025‐225‐6111 【催事情報】 開館20周年記念企画展 北前船と新潟 廻船と日本海海運の時代 7月27日から9月1日 <音楽関連> ◆新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ(新潟市中央区一番堀通町3‐2) お問い合わせ 電話 025‐224‐5521(チケット専用ダイヤル) 【催事情報】 ゴールドリボン 小児がんチャリティー 錦織 健 テノール リサイタル スペシャルゲスト 千住真理子(せんじゅまりこ) 10月5日 ◆新潟市秋葉区文化会館(新潟市秋葉区新栄町4番23号) お問い合わせ 電話 0250‐25‐3301  【催事情報】 蝶花楼桃花(ちょうかろうももか) 桂宮治 落語二人会 10月6日 ◆長岡リリックホール(長岡市千秋3丁目1356番地6)  お問い合わせ 電話 0258‐29‐7715 【催事情報】 仲道郁代 ピアノリサイタル シューベルトの心の花 9月14日 ◆見附市文化ホール アルカディア(見附市昭和町2丁目1番1号) お問い合わせ 電話 0258‐63‐5321 【催事情報】 N響メンバーによるゲートウェイ・ゾリステン2024 Cocomi(ココミ)&サキタハヂメを迎えて 9月29日 ◆上越文化会館(上越市新光町1丁目9番10号) お問い合わせ 電話 025‐525‐4103 【催事情報】 東京スカパラダイスオーケストラ 35th Anniversary Hall Tour(アニバーサリーホールツアー) 「SKA FANDANGO!(スカ ファンダンゴ!)」 10月2日 <美術関連> ◆新潟県立万代島美術館 (新潟市中央区万代島5‐1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階)  お問い合わせ 電話 025‐290‐6655 【催事情報】 古代エジプト美術館展 10月11日から2025年2月15日 ◆新潟市美術館(新潟市中央区西大畑町5191‐9) お問い合わせ 電話 025‐223‐1622 【催事情報】 第56回 新潟市美術展 前期:洋画 彫刻 工芸 版画部門 9月11日から9月15日 後期:日本画 書道 写真部門 9月18日から9月22日 ◆新潟市新津美術館(新潟市秋葉区蒲ケ沢109‐1) お問い合わせ 電話 0250‐25‐1300 【催事情報】 シャガール展 詩情と愛 8つの版画集より 7月20日から9月29日 ◆新潟県立近代美術館(長岡市千秋3丁目278‐14) お問い合わせ 電話 0258‐28‐4111 【催事情報】 日本が見たドニ ドニの見た日本 8月27日から10月20日 ***** 7 生活便利情報コーナー 見えなさ、見えにくさを抱えておられる方の日頃の生活を便利にするグッズや機器等をご紹介するコーナーです。 今回は今年5月に発売された『携帯型マルチプレーヤー センスプレーヤーライト』(販売元:有限会社エクストラ)をご紹介します。 センスプレーヤーライトは昨年紹介したセンスプレーヤーからカメラ機能を除いた機種です。活字文書を読み取り読み上げるOCR機能とカラーリーダーが無い廉価版となります。 本体には数字キー、4つのファンクションキーや上下左右キー、4つのコントロールキーが配置されており、プレクストークのように比較的シンプルな構造になっています。 <使える機能> ・デイジー図書や音楽データの再生 ・デイジーオンラインを使ったデイジーデータの検索とダウンロード ・録音 ・ポッドキャストやラジオ、ウェブラジオの利用 ・メモ、電卓、アラーム、ストップウォッチ、タイマー ・スマートコネクト(スマートフォンやタブレットのBluetooth(ブルートゥース)キーボードとして使用する機能) ・他、Android(アンドロイド)アプリをインストールすることも可能ですが、Android(アンドロイド)アプリ全てが正常に動作する事を保証していません。 モバイルスクリーンリーダーでアプリを使用するため、一般的な端末でアプリを使用する場合に比べて操作が困難な場合があります。 <注意事項> ・デイジーオンライン、ウェブラジオ等を使用するには無線ネットワーク接続が必要です。 ・無線ネットワーク接続環境についてはご自身での用意となります。 ・スマートコネクトはiOSとAndroid(アンドロイド)に対応しています。 ・プレクストークリンクポケットにサイズ感が似ていますが、後継機種ではありませんので、ボタンの配置や各機能の使い方は異なります。 本体の色は黒で側面にシルバーの縁取りがあり、大きさは縦13センチ、横6.4センチ、厚さ1.45センチ、重さ140グラム。 連続使用時間は、フル充電で約9時間の音楽再生が可能。 価格は2024年7月現在、8万5000円(非課税)で、日本点字図書館わくわく用具ショップや日本ライトハウス情報文化センターで販売しています。 日常生活用具給付等事業制度のご利用につきましては、各自治体の福祉課窓口へご確認ください。 ***** 8 編集後記 初めまして、こんにちは。昨年10月より入職しました、新潟県視覚障害者福祉協会 印刷事業部 藤田です。 主に市報・区報などの音声編集を担当しております。 まだ業務に携わり日も浅く至らない所も多いと思いますが、日々音訳について学び、皆様に聞きやすいものをお届けできるよう、努力しています。 さて、長く苦しかった夏もそろそろ終盤ですが、皆様体調にお変わりなかったでしょうか。これから過ごしやすい秋がやってきますね。 読書の秋。スポーツの秋。食欲の秋とありますが、皆さんは「なんの秋」を満喫の予定ですか? 私は食べることが大好きなので間違いなく、「食欲の秋」です。栗にサツマイモ、カボチャ料理を今からワクワクしながら考えています。 お薦めの食べ方などありましたらぜひお聞かせください。 あっという間に終わってしまう秋ですが、皆さんもそれぞれの秋を満喫できますように。 (印刷事業部 藤田) ***** ※この「にいがたアイサポートだより」は、にいがたアイサポートセンター の利用者および関係団体向けとして無料で発行しております。 ~ にいがたアイサポートセンターとは? ~ 協会の施設の4部門(本部事業、視覚障害者情報センター、自立支援室、地域活動支援センター日だまり)をまとめた呼称です。 ※よりタイムリーな情報については、視覚障害者情報センターにてメール配信サービスを行っておりますので、そちらもご活用ください。    ※新潟県視覚障害者福祉協会では、点字資料の製作、CD、デイジーなど録音物の製作を承っております。お気軽にお問い合わせください。 (連絡先 電話025‐381‐8130 印刷事業部) ※このたよりの点字版製作にあたっては、新潟県視覚障害者福祉協会宛ての競輪の補助金で購入した点字プリンターを使用しております。 次号2024年10月号は、2024年10月11日頃発行予定です! にいがたアイサポートだより 第12号 2024年8月 (メールにいがた169号/福祉だより第128号) 発行:にいがたアイサポートセンター 新潟県視覚障害者情報センター 社会福祉法人 新潟県視覚障害者福祉協会 (掲載に関する連絡先:新潟県視覚障害者情報センター) 〒950‐0121 新潟市江南区亀田向陽1‐9‐1 新潟ふれ愛プラザ内 TEL 025‐381‐8111 FAX 025‐381‐8115 メール tosyo@ngt-shikaku.jp ホームページ http://ngt-shikaku.jp/ 郵便振替:00510‐5‐93600