にいがたアイサポートだより 第14号 2024年12月発行 (メールにいがた171号/福祉だより第130号) 〜 今号の目次 〜 1 みちしるべ 〜アイサポートセンター代表挨拶〜 2 アイサポートセンターからのお知らせ  〇県視覚障害者情報センターより  休館日のお知らせ / 年末年始の貸出期間のお知らせ(再掲) / 【重要】2から3月のサピエ停止にともなうお知らせ / 情報センター利用者アンケートのご協力のお願い / 2025年の点字付きカレンダーを希望者に差し上げます / 令和6年度版 デイジー雑誌目録を貸出いたします / 新たに地元紙の点字雑誌1誌が借りられるようになります! / プライベート(USB・SD)で図書データを利用されている皆様へ / 2024年の年間協力ボランティアの皆様のご紹介 〇自立支援室より  ふれあい・いきいきサロンのご案内  〇事務局より  全国視覚障害女性研修大会(香川開催)参加報告 3 関係団体からのお知らせ  4 利用者参加コーナー 文芸投稿コーナー   5 県内主要文化施設の催事情報  6 生活便利情報コーナー 今号のテーマ:『言う吉くん』  7 編集後記 (情報センター・槇口)        ***** 1 みちしるべ〜アイサポートセンター代表挨拶〜 新潟県視覚障害者福祉協会 理事長 木村弘美 街はクリスマスの飾りつけ一色となってまいりました。スーパーなどでもクリスマスソングが流れており、気忙しい師走の日々の中にも何か心愉しい気持ちにもなってしまいます。皆様いかがお過ごしでしょうか。 さわやかな秋晴れの10月6日(日曜日)小千谷市民学習センター 楽集館を会場に、アイフェスタにいがた2024を開催いたしました。地元小千谷市からお力添えいただき、小千谷市在住の視覚障害者の方々へアイフェスタにいがた2024開催の周知を図ることができましたことも大きく、おかげさまで100名規模の大会となりました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。また、ご臨席賜りました新潟県福祉保健部障害福祉課長 島田様、小千谷市副市長 山口様、小千谷市社会福祉協議会長 中川様、お忙しい中誠にありがとうございました。アイフェスタにいがた2024のプログラムの一つとして開催した「新潟の防災」では小千谷市、上越市、長岡市、新潟市の地区会長から中越地震の体験談、防災の勉強会、音声によるハザードマップ作りの取り組み、元日の地震の被災状況や避難所に入った際も受けることのできる福祉サービス等について、貴重なお話しをいただきました。会場の皆様方からは災害時に周りの方々から支援していただいたことへの感謝や、逆に取り残されて感じた不安や恐怖等、忌憚のないご発言をいただきました。今や「災害は忘れた頃にやって来る」ではなく、「災害はいつでもやって来る」と思っていなければならないような状況です。これからも防災について、皆様と共に考え学ぶ機会を持ちたいと思っております。 アイフェスタ新潟2024を振り返りますと、福祉機器展に興味を持って足を運んでくださった方、またバイオリン演奏を楽しみに参加してくださった方、ビジョンサポート相談会を目的においでくださった方、皆様それぞれに目的を持って参加してくださったように感じました。そして、学生時代の先輩に久しぶりに再会できて嬉しかったとのお電話をいただいたことも心に残っております。このたびのアイフェスタにいがた2024開催にあたり、共に準備を進めてくださった皆様、当日参加してくださった皆様、サポートしてくださった皆様に心より感謝申し上げます。来年度はふれ愛プラザを会場に開催する予定です。詳細はアイサポートだよりにてお知らせします。アイフェスタにいがたが皆様にとって有意義なイベントとなりますよう努めてまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。 様々な出来事のあった令和6年が暮れようとしています。新しい年は平穏な一年でありますようにと心から願っております。皆様どうぞ良いお年をお迎えください。   ***** 2 アイサポートセンターからのお知らせ     〇県視覚障害者情報センターより ■休館日のお知らせ  今号発行日以降の休館日予定は以下の通りです。 <12月>16日(月曜日)、23日(月曜日)、29日(日曜日)から31日(火曜日) <1月>1日(水曜日)から3日(金曜日)、6日(月曜日)、13日(月曜日)、14日(火曜日)、20日(月曜日)、27日(月曜日) <2月>3日(月曜日)、10日(月曜日)、12日(水曜日)、17日(月曜日)、24日(月曜日)から26日(水曜日) ※開館日の受付時間は午前9時から午後5時までです。 ■年末年始の貸出期間のお知らせ(再掲)  ※この記事は10月号に掲載した内容と同じです。 年末の図書の申し込みについて、利用者の皆様へご協力のお願いです。 年末期間は貸し出しが集中するほか、他館から借り受けする資料について、先方の開館状況や郵便状況等によって、年内の発送が間に合わなくなることが想定されます。そのため、年内の貸し出しに関するお申込みについては、12月20日(金曜日)午後5時までを目安に早めにご連絡を済ませていただきますよう、ご協力をお願いいたします。 なお、上記にともない、借りていただいた図書をゆっくりお楽しみいただくために、年末年始期間のみ貸出日数を延長します。 12月18日(水曜日)以降、12月31日までに皆様のお手元に届いた図書については、貸出期間を3週間といたします(通常時はお手元に届いてから2週間)。 ご不明な点がございましたら職員までお問い合わせください。 ■【重要】2から3月のサピエ停止にともなうお知らせ  当センターの図書貸出管理に使用している「サピエ図書館」が 2025年2月5日(水曜日)午前3時から3月17日(月曜日)午前11時まで、機器の更新や情報漏洩対策のため、使用できなくなる予定です(2024年11月20日現在の情報。予定については前後する場合があります)。 これにともない、該当期間はサピエ図書館での検索や図書データのダウンロードができなくなるほか、当センターでも貸出および返却の作業を行うことができなくなりますので、以下のような特別体制をとる予定です。  【デイジー図書・点字図書について】 2月5日以降は約6週間、図書の貸出ができなくなりますので、サピエ停止期間を見込んで余裕を持った図書の貸出依頼をお願いします。 ◆貸出期間について 停止期間を考慮し、1月22日(水曜日)以降に皆様のお手元に届いた図書については貸出期間を3月17日(水曜日)まで延長とします。 ◆取り寄せ図書の貸出申し込み締め切り日 サピエ停止前の他館からの取り寄せ図書の貸出申し込みの締め切りを、1月24日(金曜日)17時とします。サピエ停止期間中に利用されたい図書につきましてはこの日までにお申し込みください。1月25日以降は、当センターで所蔵していない図書のサピエ停止前の送付の確約ができませんので予めご了承ください。  ◆当センター蔵書の貸出申し込み締め切り日 当センターにある図書の貸出申し込みの締め切りは2月4日(火曜日)17時とします。2月5日(水曜日)以降は、すべての貸出の受付を停止いたします。 ◆貸出受付の再開日 貸出受付の再開は3月18日(火曜日)9時からとさせていただきます。 【週刊誌・月刊誌等について】 ・当センターからデイジーCDを郵送で貸出している方には通常通りお届けする予定です。 ・PTR3やスマートフォン等でサピエ図書館から直接データをダウンロードしている方は、サピエ停止期間中の利用ができなくなります。該当期間のみ当センターから雑誌をデイジーCDで借りたいという方は、その旨をお電話でお申込みください。 ■情報センター利用者アンケートのご協力のお願い  当センターでは、情報提供のあり方の検討および利用者の皆様へのサービス向上を目的に、利用者アンケートを実施しております。 送付対象者はセンター利用登録者の中から無作為抽出で選ばれた方です。アンケートは点字・メール・墨字の媒体で12月下旬ごろに送付予定です。 普段センターサービスをあまり使っていないという方のご意見が非常に貴重な資料となります。なにかと忙しい年の瀬ではございますが、アンケートを受け取られた方におかれましては、なにとぞご協力のほどよろしくお願い致します。 アンケートについてご不明な点がございましたら職員までお問い合わせください。 ■2025年の点字付きカレンダーを希望者に差し上げます  2025年の点字付きカレンダーについて、以下2種の寄贈がありましたのでご希望の方にお譲りいたします。希望される方は2025年1月22日(水曜日)までに当センターまで、お電話あるいはメールにていずれのカレンダーを希望するかご連絡ください。なお、部数に限りがありますので、受付日時の先着順とさせていただきます。 1 日本テレビ愛の小鳩事業団からの寄贈カレンダー A4サイズのカレンダーで、卓上型としても壁掛け用としても使用することができます。 点字と墨字が併記されています。 2 りそなグループからの寄贈カレンダー 12か月の情報が1枚にまとまっている大判サイズのカレンダーです。 切り取り線がついているため月ごとに切り離して利用することもできます。 点字と墨字が併記されています。 ■令和6年度版 デイジー雑誌目録を貸出いたします  当センターで取り扱っている「デイジー雑誌」の目録について、令和6年度版を作成いたしました。 当センターでどんな雑誌が借りられるのか確認したい方や、雑誌の製作状況を知りたい方にお使いいただけます。デイジー版の貸出を希望される方は、当センターまでお申し込みください。 なお、目録に掲載されているデイジー雑誌については、当センターから郵送貸出ができるほか、一部はサピエ図書館からデータを直接ダウンロードすることも可能です。 ■新たに地元紙の点字雑誌1誌が借りられるようになります!  2025年1月より、上越市の上越市日赤点訳友の会が製作している「新潟日報 日報抄」の点字雑誌が当センターから貸出可能となります。 これまでは上越市内の視覚障害者の方のみに配布していたものを上越市日赤点訳友の会の皆様のご厚意で当センターにも寄贈していただけることになりました(そのため製作は当センターではなく上越市日赤点訳友の会となります)。 定期購読が可能ですので、購読を希望される方は当センターまでご連絡ください。まずは1号のみの試し読みも可能です。ぜひ日々の情報入手にご活用ください。 タイトル:新潟日報 日報抄 収録内容:上越市日赤点訳友の会が点訳した新潟日報の日報抄を1か月分まとめて製本し、月刊誌として月1回発行いたします。 (以下、上越市日赤点訳友の会さんに紹介文を書いていただきました)   ★「上越市日赤点訳友の会」の紹介★ みなさま、こんにちは。私達は上越市日赤点訳友の会です。 私達は新潟日報コラム「日報抄・おじさん図鑑」を点訳し、10日毎に印刷して、市内の読者の方々に郵送しています。この度、情報センターからの声がけによって、12月から寄贈させて頂くことになり、より多くの方々に活用して頂けると喜んでいます。 当会の発足は昭和42年(1967年)10月、日赤の看護婦さんたちによって結成され、今年で57年となりました。今ではパソコンでできるようになりましたが、手打ちで製作されていた先輩の皆様方のご尽力に頭が下がります。会員数は減少しておりますが、現在は20代から80代の11名で活動しています。 活動内容は市役所・視覚障害者協会・プライベート点訳等の依頼で、選挙候補者名簿・電車時刻表・カラオケ歌詞などの点訳、並びに県の点訳図書製作にも取り組んでいます。依頼があれば、小学4年生の点字授業にも協力しています。 点字印刷が出来上がって、読んで頂けた時は嬉しく、また力が湧いてきます。 点訳は、点訳者、校正者二人の3人で原本に忠実に作成するため、根気と忍耐力がいる大変な面もありますが、反面、難しい言葉や文章と出会った時、辞書やネット検索しての学びは会員一人ひとりのためになっています。また毎月一回の定例会では、当番が問題を提起し、スキルアップに努めています。とにもかくにも継続する事が大切と痛感しています。 今後ともよろしくお願いいたします。 ■プライベート(USB・SD)で図書データを利用されている皆様へ  当センターのプライベートサービスでUSB・SDカードにより図書データを利用されている方にお知らせです。 ありがたいことに昨今利用者が増えてきており、従来の受付方法ではこちらでの対応が間に合わず、長らくお待たせしてしまうことが増えてきております。そのため、アイサポートだより12月号発送日以降より図書データ提供受付の方法を一部変更させていただきます。変更点は以下3点です。 (1)1つのメモリにつき受付タイトル数は30タイトルまで SDカード・USBメモリ1つにつき、入れられるタイトルの上限を30タイトルとさせていただきます。1日の受付タイトル数が10タイトルまでということに変更はありませんが、上限を30タイトルまでとさせていただきました。例えば「著者・佐伯泰英のシリーズを入るだけお願いしたい」というご依頼の場合、30タイトルで区切ってお送りします(聴き終わった後にもう一度ご郵送いただけましたら続きから入れる形です)。また、30タイトル分受付をいたしましたら一旦受付をストップし、こちらからUSB・SDカードをお送りするまで次回の依頼はお待ちください。 (2)当センターでお預かりするSDカード・USBメモリは1つまで 従来は複数のSDカード・USBメモリをこちらに送っていただき、「この図書はAに、この図書はBに入れてほしい」という形のご依頼もいただいていましたが、利用者が増えて管理が難しくなってきたこと、また作業の間違いのもととなることから、今後、お預かりするSDカード・USBメモリは1つまでとさせていただきます。 (3)お預かりしたメモリのデータは基本的には全て削除かあるいはすべて残すか、いずれかの形とします 従来、利用者の方の中には「送ったメモリの中にはまだ読んでいないものがあるので、これとこれは残しておいてほしい」といった、一部データのみ残したままにしてほしいという依頼をいただくことがありました。こちらについても利用者が増えて管理が難しくなってきたこと、また作業の間違いのもととなることから、お預かりした時点でデータが入っているUSB・SDカードについては、すべて残すか、すべて削除するか二択で選んでいただく形とします。 変更点は以上です。12月号発送日前にご依頼いただいた図書に関しては従来の受付方法のまま対応させていただきます。 今回の変更は多くの利用者の方にスムーズにサービスをご利用いただくためとなります。ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。 ■2024年の年間協力ボランティアの皆様のご紹介  2024年に当センターの登録ボランティアとして図書製作およびサービス提供にご協力いただいたボランティアの方々を、日頃の御礼を込めてご紹介させていただきます。 ※以下、作業種別ごとに五十音順・敬称略にて記載しております。 ※一部、データ入力・印刷の関係でお名前の中の漢字がそのまま使用できず、常用漢字に置き換えている場合がございます。何卒ご了承ください。 (1)点訳図書製作(117名) 相澤晴子/秋田陽子/明田川美子/五十嵐亨子/五十嵐陽子/池田慎子/井下田恵美子/石田絢子/石田幸夫/市川トシ子/伊藤いつよ/稲葉モト/今井慶子/薄田玉惠/宇津野桂子/大竹とも子/荻野妙子/押木洋子/小根山啓子/小野塚則子/海津美樹/笠原明美/春日カズエ/鹿住富美子/加藤禎/加藤良子(りょうこ)/金子孝子/金田直子/金平美鈴/河内千恵子/川上幸子/川瀬亜由美/川瀬千賀子/木戸ミツ/木伏美佐子/木伏由里美/木村ひろみ/熊木留美子/倉又茂子/黒田真奈美/剱持文子/小池照子/小島さち子/小島美津子/後藤順子/小林幸子/小林みち子/小林靖夫/小林涼子/小森和子/近藤宏子/坂爪文子/佐藤淳子/佐藤智子/佐藤房子/佐藤まさ子/佐藤美智子/佐藤裕子/佐野民子/佐野朝子/佐野政人/品田浩代/清水泉/志村佳子/霜越静子/周佐慶子/白井清美/白井順子/杉原眞之/鈴木淑子/瀬高峰子/瀬戸詢子/外丸直子/高井和代/井文代/桑和子/高田忍/橋朗子/瀧澤和子/田中美恵子/田中恵香/田村真佐子/千葉ヒロ子/冨樫榮子/外山玲子/永井キクイ/長井文子/中川久美子/永松子/中村京子/南雲美幸/難波美津子/錦織麗子/根岸孝子/野口京子/長谷川好/林依子/原田七重/平川文枝/廣田恭子/藤田恵美子/堀水克也/間瀬美恵子/松沢直子/松山喜代美/丸山恭子/宮崎節子/宮澤ケイ/八木拓真/矢澤敏之/山ア静/山田尚子/山田美恵子/大和紀子/山吹京子/若杉美津江/渡辺享子 (2)録音図書製作(60名) 相澤有紀/浅野美智子/石田景子/五十川直子/稲冨かづ子/今井薫子/今井智子/遠藤直子/大関江美子/大平綾子/小川純子/小川雅子/長部亨子/嘉藤百合/狩谷ケン子/北澤江利子/北村房子/木村己与/鯉江初子/小林喜代子/斎藤敬子/齋藤源一郎/斎藤正子/酒井和江/坂上郁代/笹原春美/新保裕美子/杉坂明子/杉山よし子/鈴木陽子/須田真由美/須藤幸代/高橋清恵/橋房子/高橋百合子/塚田和子/戸島美江/冨所純子/外山正代/永井美智代/長澤智子/中村一江/ 中村しのぶ/野村裕美/長谷川裕子/波田野順子/早川京子/林章子/樋山恵美子/平田栄子/深井妙子/布施みさ子/前田久美子/水落百合子/山田いずみ/山田草子/山田久美子/山本恵子/山森玲子/吉倉千恵 (3)テキストデイジー製作(28 名) 石崎雅裕/大津千恵子/荻野妙子/小幡厚子/小柳千栄子/貝瀬ケイ子/川瀬千賀子/杵淵徹/桐生祥子/桑原はるみ/小池博美/小林喜代子/齋藤源一郎/酒井幸子/佐藤千枝子/佐野民子/鈴木俊一/須田幸子/高野修子/田沢鈴江/田中啓子/寺澤茂子/外山正代/野澤直美/林章子/山田久美子/横田好子/渡邉敏栄 (4)その他図書の装備や貸出返却作業等でご協力いただいた方々(14名) 浅井優子/笠巻高夫/加藤良子(よしこ)/金子征子/川崎眞理子/後藤令子/佐々木恵/周佐慶子/平由希子/田村仁/林章子/早通三枝子/山形百合子/若林康平 〇自立支援室より ■ふれあい・いきいきサロンのご案内  「ふれあい・いきいきサロン」1月から2月の開催のお知らせです。毎月第1と第3木曜日に新潟ふれ愛プラザで開設しています。ご自分の見え方の悩みや生活の工夫、地域の話題など、皆さんでお話し、情報交換をしています。最近は、栗の皮むきやリンゴ狩りなどのお話がでていました。 皆さんお誘い合わせのうえ、お気軽にお越しください。事前の申し込みは不要です。    日時 1月16日、2月6日、2月20日    いずれの日も13時30分から15時00分 場所 新潟市江南区亀田向陽1‐9‐1    新潟ふれ愛プラザ2階 研修室 〇事務局より ■全国視覚障害女性研修大会(香川開催)参加報告  「第70回記念全国視覚障害女性研修大会(中国・四国ブロック香川大会)」が、9月4日(水曜日)・5日(木曜日)の両日、レクザムホールを主会場に女性協議会会員、関係者約300名が出席し開催された。新潟県からは水野千津子さん、綿貫時美さん、木村弘美理事長らが出席した。 4日午前の全国代表者会議では来年3月の役員改選に伴い、選挙管理委員3名が承認され、ほか7つの議事を採択。午後の研修会第1部では、「わたしの日常生活の一工夫!〜地域の人との関わり、女性部の活動を通して、ICT、健康〜」をテーマとして、各ブロックから6名の発表が行われた。 第2部の講演は、講師に社会福祉法人ラーフ理事長の毛利公一氏を迎え、「夢をかなえる挑壁思考」というテーマで展開。夢や目標は口に出して言うこと、一人で頑張らず、仲間をできるだけ多く巻き込むことの大切さを語った。 5日午前の式典では厚生労働大臣・女性協顧問 高階恵美子衆議院議員の祝辞(代読)、石田昌宏参議院議員より挨拶があった。また、香川県知事・高松市長からご祝辞をいただいた。 大会では次のとおり12の要望が採択された。 1.食品の賞味期限・消費期限の記載は、視覚障害者にもわかりやすいように、文字を大きくすること。 2.視覚障害者が使いやすい音声ガイドによる操作のサポートを備えたセルフレジやタッチパネル、ATMの普及とともに、人的サポートによる声かけの徹底、加えて有人レジを残すこと。 3.鉄道駅や銀行の有人窓口を残すこと。 4.テレビ放送におけるニュース速報の音声読み上げ、外国語の日本語吹き替え、字幕の文字拡大と時間延長をすること。 5.視覚障害者単独でもスムーズに医療機関での検査や治療が受けられるようにすること。 6.入院時において、病院の内外に関わらず地域格差なく同行援護が使えるようにすること。 7.視覚障害者がマイナ保険証を使うに当たり、使い方の説明と操作するための対処法の周知を合理的配慮の提供として行うこと。 8.視覚障害女性が犯罪から自分の身を守るためのツールを開発し、日常生活用具給付品目として追加すること。 9.地域間格差なく子育て支援が受けられるようにすること。 10.商業施設・医療機関・金融機関等における視覚障害者理解の啓発を推進すること。 11.災害時の情報伝達・避難・誘導・避難所生活等に関し、視覚障害者のための具体的な方策及びハザードマップのアクセシビリティを確保すること。 12.最低限の文化的生活を保障するために障害基礎年金を増額すること。 第71回全国視覚障害女性研修大会(東海・北信越ブロック新潟大会)は令和7年9月3日(水曜日)・4日(木曜日)に、新潟市ユニゾンプラザで開かれる。 ***** 3 関係団体からのお知らせ ■社交ダンスの会、「サークル愛」の会員募集 (サークル愛の会 連絡係の石田さんより) 33年ほど前から継続しております社交ダンスの会サークル愛の会の連絡係をしております、新潟市東区の石田道明と申します。 サークル愛では、新入会員を募集しております。練習会場は、中央区八千代の新潟市総合福祉会館の4階の二部屋続きの部屋または、2階の、和室等にて練習会を行っております。社交ダンスの経験のある方全くない方でも構いません。会員を募集いたします。 練習日は、第1土曜日と第3土曜日、午後1時から午後4時くらいまで、実際に練習が始まるのは1時30分頃からやっております。会費としましては、2か月に一度1500円です。 この練習会には、晴眼者の方が同じく上達を目的として、参加もしております。和気あいあいとした中、気持ちいい汗をかいております。 また、姿勢もよくなり、転倒防止効果にも関係があるのではないかなどとも感じております。見学のみでも構いませんので、ぜひ、おこしください。その後入会するかどうかは、その時に考えてみてはいかがでしょうか? 連絡先は石田道明 携帯電話 090−2227−6199です。 電話に出ることができない場合は、こちらの方から着信履歴等にて電話を掛けますので、非通知ではなく通知にて電話をかけていただければありがたいです。見学がてら、こんな雰囲気なんだ、と感じていただいたり、実際に手取り足取りでおこなっている部分や、練習風景を見ていただければありがたいです。お待ちしております。 ***** 4 利用者参加コーナー ■文芸投稿コーナー   このコーナーでは当センターの利用者の方に投稿いただいた俳句、短歌、川柳をご紹介していきます。なお、掲載の順番は受付順といたします。 【俳句】 秋たかし 学びの集い アイフェスタ (あきたかし まなびのつどい アイフェスタ) ステージと 飾る花ばな 秋覚ゆ (ステージと かざるはなばな あきおぼゆ) 小千谷の秋 体験椅子は 震度7 (おぢやのあき たいけんいすは しんどなな) 石岡 ヒロ子 冴々と 十六夜の月 地を照らす (さえざえと いざよいのつき ちをてらす) 秋雨に 負けじと鳴くや 虫の音 (あきさめに まけじとなくや むしのおと) 坂上 香代子                【短歌】 兄妹の 孫誕生 喜ばし 作りしシャイン 両手に重し (けいまいの まごたんじょう よろこばし つくりしシャイン りょうてにおもし) 板塀の 隙間より見る 彼岸花 赤く燃えたち 篝火のごと (いたべいの すきまよりみる ひがんばな あかくもえたち かがりびのごと) 坂上 香代子 見えずとも 心豊かに 生かされぬ 数えきれない 愛の手の数 (みえずとも こころゆたかに いかされぬ かぞえきれない あいのてのかず) ねえあなた 今日は何日? 繰り返す 呆けし妻の 何と愛しき (ねえあなた きょうはなんにち? くりかえす ほうけしつまの なんといとしき) まだ仕事 やれる健康 賜物ぞ 微笑む医師へ お辞儀の傘寿 (まだしごと やれるけんこう たまものぞ ほほえむいしへ おじぎのさんじゅ) 小林 恒雄                             吾の声が 誰より好きと 君は言う 愛するポイント 声だけですか (あのこえが だれよりすきと きみはいう あいするポイント こえだけですか) 吾の想い 伝える術を 知らなくて 片思いなの このままずっと (あのおもい つたえるすべを しらなくて かたおもいなの このままずっと) クレマチス                             【川柳】 寒い日の おしくらまんじゅ 懐かしく (さむいひの おしくらまんじゅ なつかしく) こわもての 夫娘に 目尻さげ (こわもての おっとむすめに めじりさげ) 絵のような 山の紅葉 ほれぼれと (えのような やまのこうよう ほれぼれと) 小雪   やれること やりたいことを 見つけたい (やれること やりたいことを みつけたい) 心の奥に たくさんあるよ 宝もの (こころのおくに たくさんあるよ たからもの) 小春 人見知り しないで開く 自動ドア (ひとみしり しないでひらく じどうドア) 自慢好き 自慢でないと 自慢する (じまんずき じまんでないと じまんする) 良い事は 独占よりも 半分こ (よいことは どくせんよりも はんぶんこ) 渡辺 幸栄 ソプラノを 絶唱しきった 満腹感 (ソプラノを ぜっしょうしきった まんぷくかん) スポンサー ついて喜びゃ 元夫 (スポンサー ついてよろこびゃ もとおっと) でんでんむし 文芸作品募集要領 1 募集 俳句、短歌、川柳の3部門 2 募集作品 毎回お一人各部門ごとに上限3句、3首以内、自作、未発表の作品。誤字、誤読などを防ぐため漢字や語句にはふりがなをつけてください。 3 次回掲載応募締切 1月6日(月曜日)までに当センター必着 4 その他(表彰の実施) 掲載した作品について、にいがたアイサポートセンター内で審査を行い理事長賞を設け、翌年度の6月号で発表いたします。 ***** 5 県内主要文化施設の催事情報   施設名、所在地、問い合わせ先電話番号、催事名の順に掲載いたします。 内容については中止または延期となる可能性があります。ご利用にあたっては直接施設に電話等でご照会ください。 <野外施設、博物館> ◆国営越後丘陵公園(長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1) お問い合わせ 電話 0258‐47‐8001 【催事情報】 Xmasイルミネーション 開催中 12月25日まで ◆新潟県立植物園(新潟市秋葉区金津186番地) お問い合わせ 電話 0250‐24‐6465  【催事情報】 企画展示「クリスマス展 ゴールデンパーティー」 開催中 12月25日まで ◆新潟県立歴史博物館(長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2) お問い合わせ 電話 0258‐47‐6130         【催事情報】 新潟県立歴史博物館友の会主催展覧会「新潟県中越大震災20年 それでもわが大地を愛し続ける」 開催中 2025年1月13日まで ◆新潟市歴史博物館 みなとぴあ(新潟市中央区柳島町2‐10) お問い合わせ 電話 025‐225‐6111 【催事情報】 収蔵品・新収蔵品展/同時開催 「新令和版 弘長寺二十五菩薩来迎図」 12月14日から2025年1月26日まで <音楽関連> ◆新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ(新潟市中央区一番堀通町3-2) お問い合わせ 電話 025‐224‐5521(チケット専用ダイヤル) 【催事情報】 藤沢周氏 トークと仕舞「山姥」 2025年1月12日 ◆新潟市秋葉区文化会館(新潟市秋葉区新栄町4番23号) お問い合わせ 電話 0250‐25‐3301  【催事情報】 タケカワユキヒデ・クリスマスコンサート 幸せと笑顔をあなたに 12月21日 ◆長岡リリックホール(長岡市千秋3丁目1356番地6)  お問い合わせ 電話 0258‐29‐7715 【催事情報】 第十一回入船亭扇辰独演会 2025年1月18日 ◆見附市文化ホール アルカディア(見附市昭和町2丁目1番1号) お問い合わせ 電話 0258‐63‐5321 【催事情報】 アルカディア少年少女合唱団 新春コンサート 2025年1月12日 ◆上越文化会館(上越市新光町1丁目9番10号) お問い合わせ 電話 025‐525‐4103 【催事情報】 ハーモニーえちご ニューイヤーコンサート 2025年2月1日 <美術関連> ◆新潟県立万代島美術館 (新潟市中央区万代島5‐1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階)  お問い合わせ 電話 025‐290‐6655  【催事情報】 谷川俊太郎 絵本★百貨展 2025年1月18日から4月6日まで ◆新潟市美術館(新潟市中央区西大畑町5191‐9) お問い合わせ 電話 025‐223‐1622 改修工事のため、2025年8月頃まで休館です。 ◆新潟市新津美術館(新潟市秋葉区蒲ケ沢109-1) お問い合わせ 電話 0250‐25‐1300 【催事情報】 第20回新潟教育アート展 2025年1月4日から1月11日まで   ◆新潟県立近代美術館(長岡市千秋3丁目278‐14) お問い合わせ 電話 0258‐28‐4111 【催事情報】 コレクション展 2024年度 第4期 シークレット・ガーデン / 近代美術館の名品 / 亀倉雄策と時代を拓いた作家 12月24日から2025年3月30日まで ***** 6 生活便利情報コーナー   見えなさ、見えにくさを抱えておられる方の日頃の生活を便利にするグッズや機器等をご紹介するコーナーです。   2024年7月3日に発行された新札には、手で触ってお札の区別ができる工夫がされています。ぜひ、試してみてください。 また、今回はお札識別アプリ『言う吉くん』(配信:国立印刷局)もご紹介します。 言う吉くんは、お札にカメラをかざすと、券種を識別して音声と大きな文字で金額をお知らせしてくれるアプリです。無料配信されていて、今年7月に刷新された新紙幣にも対応しています。ダウンロード済みの方はアプリのアップデートをすることで、新紙幣もお知らせしてくれます。対応デバイスはiPhone(アイフォン)、iPad(アイパッド)、およびiPod touch(アイポッド タッチ)で、android(アンドロイド)スマートフォンには対応していません。対応OSはiOS15から18です。真偽判別機能はありません。紙幣の識別のみで、硬貨には対応していません。   使い方:アプリを起動すると、10秒ほどアプリの説明が流れ、カメラが起動します。iPhone(アイフォン)のカメラにお札をかざします。お札の向きは問わず、シャッター操作も不要です。お札を識別すると、音声と大きな文字でお知らせします。マナーモード中は音声がでません。全体の3分の2程度が写ると識別しやすいため、カメラを近づけすぎるよりも全体が入るように写すと認識率が高くなります。また、複数枚を同時に写しても全てを同時に認識することはできないため、1枚ずつ写すことをお勧めします。    ***** 7 編集後記(情報センター・槇口) いつも「にいがたアイサポートだより」をお読みいただきありがとうございます。今年も残りわずかとなりました。日ごと寒さもましてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。12月は、忘年会やクリスマス、お正月を迎える準備など慌ただしく過ぎていきます。子どもたちが小さかった頃はサンタさんからのプレゼントを選んだり、ケーキを準備したり、クリスマスはお誕生日と同じくらいのイベントでした。最近はそんなこともなくなりましたが、せめてツリーを飾ってクリスマスを感じたいところです。12月21日は冬至です。ホクホクのかぼちゃと柚子湯で、寒い冬をのりきりましょう。 今年もアイサポートだよりをご利用いただき、ありがとうございました。2025年も職員一同、皆様に楽しんでいただけるように取り組んでいきます。これからもどうぞよろしくお願いします。 (情報センター・槇口)    ***** ※この「にいがたアイサポートだより」は、にいがたアイサポートセンターの利用者および関係団体向けとして無料で発行しております。 〜 にいがたアイサポートセンターとは? 〜 協会の施設の4部門(本部事業、視覚障害者情報センター、自立支援室、地域活動支援センター日だまり)をまとめた呼称です。 ※よりタイムリーな情報については、視覚障害者情報センターにてメール配信サービスを行っておりますので、そちらもご活用ください。    ※新潟県視覚障害者福祉協会では、点字資料の製作、CD、デイジーなど録音物の製作を承っております。お気軽にお問い合わせください。 (連絡先 電話025−381−8130 印刷事業部) ※このたよりの点字版製作にあたっては、新潟県視覚障害者福祉協会宛ての競輪の補助金で購入した点字プリンターを使用しております。          次号2025年2月号は、2025年2月14日頃発行予定です! 発行:にいがたアイサポートセンター 新潟県視覚障害者情報センター 社会福祉法人 新潟県視覚障害者福祉協会 (掲載に関する連絡先:新潟県視覚障害者情報センター) 〒950‐0121 新潟市江南区亀田向陽1‐9‐1 新潟ふれ愛プラザ内 TEL 025‐381‐8111 FAX 025‐381‐8115 メール tosyo@ngt-shikaku.jp ホームページ http://ngt-shikaku.jp/ 郵便振替:00510-5-93600