メールにいがた146号2020年10月 にいがたアイサポートセンター 新潟県視覚障害者福祉協会 新潟県視覚障害者情報センター 今号の内容 1 開館・電話受付時間と10月~12月の休館日 ●開館・電話受付時間 ●10月~12月の休館日 ●書庫整理日のお知らせ 2 視覚障害者情報センターから ●イベント情報 囲碁体験会のご案内 ●イベント情報 第1回ふれ愛ブックトーク開催のご案内 ●新潟県視覚障害者情報センターの苦情解決体制をご存知ですか? ●センターでのサービスの紹介~こんなサービスご存知ですか? ~ ●令和2年度第1回図書選定委員会 選定図書紹介 ●日常動作の豆知識コーナー ●暮らしの情報入手お助けコーナー                   ●サピエ図書館 人気図書ランキング          ●利用者参加・文芸コーナー 3 お役立ち情報 ●新潟県視覚障害者福祉協会からのお知らせ (1)「ふれあい・いきいきサロン」のご案内 (2)新潟県視覚障害者福祉協会・点字図書館創基100周年記念式典の一部変更について (3)令和2年度 同行援護従業者養成研修開催のお知らせ (4)新型ウイルス第2波の感染に注意 (5)9月1日よりマイナポイント制度始まる (6)国が読書バリアフリー計画を決定(計画概説) ●10月9日に新潟駅万代口改札が移転しました ●第18回新潟県障害者芸術文化祭のご案内 4 功労表彰などの受賞者のご紹介 ●日本盲人社会福祉施設協議会 「令和2年度奉仕活動者表彰」 ●公益財団法人鉄道弘済会 「第50回 朗読録音奉仕者感謝行事」  関東甲信越地区表彰 5 視覚障害者関連団体からの情報 ●日視連&ネット情報 6 県内主要文化施設が企画・主催する行事 (映画上映会、講座) (1)新潟県立生涯学習推進センター(映画上映会) (2)新潟県立文書館(教養講座) (3)新潟県立図書館(教養講座) (4)長岡市立中央図書館(映画上映会) (野外施設、博物館) (5)国営越後丘陵公園(野外イベント) (6)新潟県立植物園(企画展) (7)新潟県立歴史博物館(企画展) (8)新潟市歴史博物館 みなとぴあ(企画展) (音楽関連) (9)新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ(音楽) (10)長岡リリックホール(音楽) (11)新潟市秋葉区文化会館(音楽) (美術関連) (12)新潟県立万代島美術館(美術展) (13)新潟市美術館(美術展) (14)新潟市新津美術館(美術展) (15)新潟県立近代美術館(美術展) 巻末 「日常生活支援機器情報コーナー no.50」  「便利なビデオ通話」 掲載ご協力 株式会社ラビット 代表取締役 荒川明宏 様 *********** 1 開館・電話受付時間と10月から12月の休館日 ●開館・電話受付時間 午前9時~午後5時 ●10月~12月の休館日 10月(発行日以後) 10月19日(月曜日)、26日(月曜日) 11月2日(月曜日)、4日(水曜日)、 9日(月曜日)、16日(月曜日)、23日(月曜日)、24日(火曜日)、30日(月曜日) 12月7日(月曜日)、14日(月曜日)、21日(月曜日)、28日(月曜日)から1月4日(月曜日) ●書庫整理日のお知らせ 11月26日(木曜日)午後1時から5時まで、当センターの書庫整理を行うため電話はお受けできません。 利用者の皆様にはたいへんご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いします。 *********** 2 視覚障害者情報センターから ●イベント情報 囲碁体験会のご案内 当センターでは文化事業の一環として囲碁体験会を開催しています。 囲碁の起源は約4千年前の中国。日本には飛鳥時代に伝わってきたと言われます。 囲碁は通常19×19の格子が描かれた碁盤へ交互に配置しますが、視覚障害(身体・聴覚障害を含む)の人が ハンディなしで晴眼者と互角に対局できる九路囲碁が普及しています。 使用する碁石は、指先で石の白黒が判別でき、碁盤は触っても石の位置が変わらないものを使用します。 講師には数名の経験豊富な先生をお願いし、初心者から経験者まで楽しめる内容となっています。 皆様の参加申込みをお待ちしております。 1 日時、会場等   11月20日(金曜日)午後1時から4時   新潟ふれ愛プラザ 2階 研修室 2 定員   6名(ガイドヘルパーを除く)   初参加の方を優先 3 申込方法 電話又はメールでお申込み下さい。申込み締切は10月31日とします。 TEL 025-381-8111  メール tosyo@ngt-shikaku.jp 4 参加費 無料 ●イベント情報 第1回ふれ愛ブックトーク開催のご案内 当センターでは10月末からの秋の読書週間に合わせて、以下の日程にて第1回ふれ愛ブックトークを開催します。 世間的に定義・イメージされている「ブックトーク」は図書館職員がテーマに沿った本を一方的に紹介する、 というものですが、当センター開催の「ふれ愛ブックトーク」では紹介するのは職員だけでなく、 参加される皆様にも設定したテーマに関するおすすめの本を1人1冊ずつ紹介していただきます。 話す内容はあらすじを説明するもよし、自分の体験に照らして心に響いた部分を語っていただくもよし、の自由形式です。 ただし、持ち時間を1人5分とさせていただきます。 上手にプレゼンしていただくことが目的ではなく、あくまでその本の面白さ・それを読んで自分がどこをいいと思ったのかを参加者で共有する 「トーク」が目的です。読んだ本の感想や面白さを語りたいけれども、周囲に話せる人がいない。他の人がどんな本を読んでいるか知りたい。 そんな方はぜひお気軽にご参加ください。 第1回目のテーマはズバリ「食べる」です! 食事のシーンが印象的な小説、目からウロコのレシピ本、食べ物が重要な役割を果たすミステリ、食品業界のルポルタージュなど、 「食」に関連していればどんな内容でもOKです。皆様のご参加をぜひお待ちしております。 1 日時 10月29日(木曜日)午後1時から3時半 2 会場 新潟ふれ愛プラザ 2階 会議室 3 参加費 無料 4 定員 最大10名まで(先着順) ※付き添いの方の参加もOK! 5 持ち物 不要 6 申し込み方法・締め切り 10月27日(火)12時までに電話又はメールでお申込み下さい。 TEL 025-381-8111  メール tosyo@ngt-shikaku.jp 7 備考 参加者にはペットボトルのお茶をご用意いたします。 当日はウイルス感染対策を実施しての開催となります。参加の際はマスクの着用、手指のアルコール消毒をお願いいたします。 ●新潟県視覚障害者情報センターの苦情解決体制をご存知ですか? 新潟県視覚障害者福祉協会では、事業利用者からの苦情解決のため、次のような体制を設けています。 当センターのサービスに対する改善のお申し出や苦情も遠慮なくご相談ください。 《苦情受付》 職員の苦情受付担当者が面談、電話、書面、当センター入口「意見箱」等で随時受け付けています。 受け付けた苦情は、苦情解決責任者と第三者委員へ報告します。 第三者委員への報告は、苦情申出人が拒否した場合は行いません。 なお、苦情申し出は第三者委員へ直接行うこともできます。 《苦情申出人との話し合い》 苦情解決責任者は苦情申出人と誠意をもって話し合い、解決に努めます。 話し合いの際に、苦情申出人は第三者委員の助言や立会いを求めることができます。 ◆苦情受付担当者  関川憲司(新潟県視覚障害者福祉協会事務局長)  狩野みさと(新潟県視覚障害者情報センター次長) ◆苦情解決責任者  桜井美和子(新潟県視覚障害者福祉協会理事)  斎藤義樹(新潟県視覚障害者情報センター長) ◆第三者委員  小柴昭彦 TEL 025-261-0404  小林恒雄 TEL 0256-53-0773 《当事者間で解決ができない場合》  当事者間で解決できない場合は新潟県社会福祉協議会に設置されている「新潟県福祉サービス運営適正化委員会」に申し出ることができます。 《関係機関の電話番号》 ・新潟県視覚障害者福祉協会事務局 025-381-8130 ・新潟県視覚障害者情報センター  025-381-8111 ・新潟県福祉サービス運営適正化委員会 025-281-5609 ●センターでのサービスの紹介~こんなサービスご存知ですか? ~ 雑誌貸出のご紹介 当センターでは点字図書・デイジー図書以外に、雑誌の貸出を行っているのをご存知でしょうか。 主に音声版のデイジー雑誌の貸出が多いですが、点字雑誌の貸出も行っています。 毎号メールにいがたの新刊情報の最後に、『にってんブレイル』、『読書』、『月刊東洋療法』、『点字毎日』他、 当センターで受入れ、貸出可能な点字雑誌を紹介しています。 またデイジー雑誌は約120タイトルほど貸出を行っています。 週刊朝日・文春・新潮などのメジャーな週刊誌から、文学をはじめ健康・コンピュータ・スポーツ・音楽などの多岐にわたる月刊誌も貸出しています。 1度お申し込みをいただければ継続して貸出します。どんな内容かお聴きになりたい場合は、お試しとしての貸出もできます。 雑誌の貸出希望の方は、当センターまでお申し込みください。 ●令和2年度第1回図書選定委員会 選定図書紹介 今年度の第1回図書選定委員会を開催しました。 今回は、コロナウイルス感染拡大防止のため、アンケート形式で実施し、委員の方より蔵書や当センターの情報提供方法に関して意見を出していただきました。 今回の選定図書は、そういった推薦図書、推薦ジャンル、不足していると思われる分野、その他選定委員の方よりいただいたご意見を元に選定しております。 以下に選定した図書をお知らせしますので、ご希望の方は当センターまでタイトル名をお知らせください。 いずれも完成までに半年から1年程度かかる予定です。資料情報の後に点訳・音訳・テキストデイジーいずれで製作するかを記載します。 ◆選定委員推薦図書 3タイトル 1 会社を変える 障害者雇用 紺野大輝(こんのだいき)著 新泉社 2020年   点字・録音・テキストデイジーにて製作 2 障害教師論 中村雅也(なかむらまさや)著 学文社 2020年 点字・録音・テキストデイジーにて製作 3 新編 志樹逸馬(しきいつま) 詩集 志樹逸馬著、若松英輔(わかまつえいすけ)編 亜紀書房 2020年   点字・録音にて製作 ◆政治や法律、各種制度に関する本 4タイトル 4 知っておきたい選挙制度の基礎知識 明るい選挙推進協会監修 国政情報センター 2017年 点字・録音・テキストデイジーにて製作 5 今さら聞けない!政治のキホンが2時間で全部頭に入る 馬屋原吉博(うまやはらよしひろ)著 すばる舎 2018年 点字・録音・テキストデイジーにて製作 6 人生100年時代の年金戦略 田村正之(たむらまさゆき)著 日本経済新聞出版社 2018年 点字・録音・テキストデイジーにて製作 7 最新版 図解「届け出」だけでお金がもらえる制度一覧 小泉正典(こいずみまさのり)監修 三笠書房 2020年 点字・録音・テキストデイジーにて製作 ◆災害や防災に関する本 3タイトル 8 災害ケースマネジメント◎ガイドブック 津久井進(つくいすすむ)著 合同出版 2020年 点字・録音・テキストデイジーにて製作 9 大水害「安全対策」完全ガイドブック 2020年保存版 別冊宝島編集部編 宝島社 2019年 点字・録音・テキストデイジーにて製作 10 災害時ハンディ便利帳  世界文化社 2016年 点字・録音・テキストデイジーにて製作 ◆郷土(新潟県)に関連する本 5タイトル 11 新潟県方言集成 外山正恭(とやままさやす)編著 新潟日報事業社 2019年   テキストデイジーにて製作 12 新潟100名山+10(プラスジュウ) 新潟県山岳協会監修 新潟日報事業社 2020年 点字・録音・テキストデイジーにて製作 13 良寛 貞心尼(ていしんに)こころの唱和 渋谷ひとし著 考古堂書店 2019年 点字・録音にて製作 14 文豪聖地巡礼 朝霧(あさぎり)カフカ監修 立東舎 2020年 点字・録音・テキストデイジーにて製作 15 つぶやかずにはいられない。 アルビレックス新潟社長戦記 是永大輔(これながだいすけ)著 朝日新聞出版 2020年 点字・録音にて製作 ◆パソコンや機器操作に関する入門書 1タイトル 16 iPhoneでデイジー図書を楽しもう ボイス オブ デイジー5編 ラビット編 ラビット 2020年 販売しているデイジー図書を購入   ●日常動作の豆知識コーナー このコーナーでは、普段の何気ない動作にちょっとした工夫を付け足すことで日常生活が少し楽になる豆知識を紹介します。 前号では見えにくい・見えない方のあるある話の1つとして物を落とした時の動作についてお話しました。 でも頭をぶつけるのはしゃがんだ時だけではないですね。中途半端にあいているドアもその1つです。 皆さんの自宅にも様々なドアがあると思います。ドアは主に開き戸(ドアノブをつかんで回し、押したり引いたりして開閉するドア)と 引き戸(ふすまや障子などのレールの上を移動するドア)の2つがあります。ぶつかって一番痛いのは開き戸のドアの端が顔にぶつかるパターンです。 ではなぜぶつかるか。一番の原因は家族が中途半端にドアを開けたままにしていることですが、開き戸の場合はドアストッパーを使わないと 空気の流れで自然にドアが動くこともあります。悪いのは家族だけではないんです。 しかし、ドアを探そうとしてやみくもに手を振って前方を確認しては危険です。 手を振って探そうとすると意外とドアは見つからずに顔に当たります。 そこで、志村けんのギャグ、「アイーン」の格好から水平方向に肘を90度よりやや開き、手のひらが正面を向くようにして歩きます。 するとドアを肘から指先の間で見つけることができます。何かを探すときには点より面で探すと便利です。 これであなたも「だいじょうぶだぁ!」 (記載 山口) ●暮らしの情報入手お助けコーナー 暑さも落ち着き、熱中症等を気にせず体を動かせる秋はスポーツに適した季節です。 今回は、激しい運動やスポーツはハードルが高いと感じる方でも手軽にはじめられる簡単な筋トレやストレッチ、スポーツ読み物を4つご紹介します。 すべてサピエ図書館にデータがアップロードされているほか、当センターで貸出が可能です。 (1)科学的に正しい筋トレ 最強の教科書 庵野拓将(あんのたくまさ)著 KADOKAWA 2019年 ※デイジー図書あり 筋トレ前に「ストレッチ」をしてはいけない!筋トレの効果を最大限に高める科学的に正しい情報を提供するとともに、 筋トレによる健康への寄与や筋トレを続けるための技法についても紹介する。 (2)みんなのストレッチ 1日3分!膝・腰・肩しつこい痛みから解放される フィジカルトレーナー協会著 講談社 2018年 ※デイジー図書あり 運動経験のない人やシニアから、市民ランナー、アスリートまで、誰でも手軽に取り組めるストレッチを、ポイントやNG例とともに、 わかりやすく紹介する。 (3)神スクワット 1日20回からの腹も凹む究極のメニュー 森俊憲(もりとしのり)著 宝島社 2018年 ※デイジー図書あり 器具を使わずに自宅でできる手軽な筋トレの王道、スクワット。メリットやメタボ対策によい理由、筋トレに効く食事術のほか、 これから筋トレに取り組む入門者向けに、具体的な実践メニューをわかりやすく解説。 (4)目の見えないアスリートの身体論 なぜ視覚なしでプレイできるのか 伊藤亜紗(いとうあさ)著 潮出版社 2016年 ※点字図書、デイジー図書、テキストデイジーあり 目の見えないアスリートたち5名との対話を通じて、障害のある人の体の動かし方のみならず、身体そのものの隠れた能力や 新たな使い道についてを考察する。   ●サピエ図書館 人気図書ランキング      サピエ図書館において、7月~8月にオンラインリクエスト数の多かった全国の人気図書をご紹介します。 書名、著者名、巻数(点字図書のみ)、所蔵館の順に記載しています。 図書の詳しい内容が知りたい方は当センター職員までお気軽にお問合せください。 点字図書 1位「クスノキの番人」 東野圭吾著 8巻 旭川点図 2位「ひざ痛(つう)を治したければ筋肉をはがしなさい 整形外科医が教える特効メソッド」 平野薫(ひらのかおる)著 1巻 ヘレン図 3位「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 ブレイディみかこ著 4巻 デンテンズ 4位「小さな理由」 森浩美(もりひろみ)著 4巻 香川福セ 5位「熱源」 川越宗一著 7巻 神戸点図 録音図書 1位「反日種族主義 日韓危機の根源」 李栄薫(イヨンフン)編著 東大阪市図 2位「[合成音]視覚障害者向けiPhone・iPad操作マニュアル 三訂版」 視覚障害者パソコンアシストネットワーク(SPAN(スパン))編集および製作 3位「警官の目」 今野敏(こんのびん)[ほか]著 明生会館 4位「酒合戦 新・酔いどれ小籐次 16」佐伯泰英著 豊中市岡町図 5位「暴虎(ぼうこ)の牙」柚月裕子(ゆづきゆうこ)著 西宮視障 テキストデイジー図書(※ダウンロード数の多かった順) 1位「[合成音]視覚障害者向けiPhone・iPad操作マニュアル 三訂版」 視覚障害者パソコンアシストネットワーク(SPAN)編集および製作 2位「女帝小池百合子」 石井妙子著 日点図 3位「少年と犬」馳星周(はせせいしゅう)著 京ラ情ス 4位「超・殺人事件」 東野圭吾著 鹿児島視情セ 5位「鬼滅の刃[1]ノベライズ」 松田朱夏(しゅか)著 鹿児島視情セ ●利用者参加・文芸コーナー このコーナーでは当センターの利用者の方に投稿いただいた俳句、短歌、川柳をご紹介していきます。 なお、掲載の順番は受付順といたします。 【俳 句】 まんじゅしゃげ引かれ引かれや墓参り ままごとや久しく揺れる赤まんま 赤い羽根貧しき吾の行事かな でんでん虫 たんぽぽやみ開き飾る我が歌集 感狂い卓に飲ませる新茶かな あの窓もこの窓からも風は秋                   石岡ヒロ子 【短 歌】 雨宿り見知らぬ美女に傘を貸し名前も告げず雨に駆け出す 楽しみな年に一度のクラス会あこがれの君いつも華やか 夏野菜高値続くとぼやく妻今日もおかずは冷凍ギョーザ 流れ星 「この子はね」友は盲導犬をそう呼びてズームにアップし自己紹介す カナカナの小さくなりて途絶えたり握るハーネスに秋冷(しゅうれい)覚ゆ 上林洋子 【川 柳】 足音がスキップしてる通学路 来た道に悔いと多くの忘れもの あの世まで一緒は嫌と妻が拒否 流れ星 まっすぐに生きると運も味方する 人格を作るのにいる智仁勇(ちじんゆう) 薬飲むためにきちんと食事する 渡辺幸栄 ヒロインに魅了夜更かし読書好き 記憶力がた落ち落ちぬ好奇心 苦も楽も我が人生の宝物  小林恒雄 あじさいの葉が好きなのねかたつむり                  石岡ヒロ子 投稿いただきました6名の皆様ありがとうございました。 引き続き利用者の皆様の俳句、短歌、川柳を下記の要領のとおり募集しますので、多数の投稿をお待ちしております。 なお、投稿は点字、電話でも可能です。 文芸作品募集要領 1 募集 俳句、短歌、川柳の3部門 2 募集作品 毎回お一人各3句、3首以内、自作、未発表の作品。        誤字、誤読等を防ぐため漢字や語句にはふりがなをつけてください。 3 応募締切・掲載 偶数月月末(今回は10月31日)までに当センター必着。翌偶数月号(今回は12月号)のメールにいがた文芸コーナーに掲載 4 その他(表彰の実施) 6、8、10、12、2月号に掲載した作品について、にいがたアイサポートセンター内で審査を行い理事長賞、情報センター長賞等を設けることにしました。 *********** 3 お役立ち情報 このコーナーでは、視覚障害に関する様々な行事や日常生活に役立つ情報を掲載しています。 次号147号(12月発行)に掲載したい情報は、11月3日(火)までに当センターへご連絡ください。 ●新潟県視覚障害者福祉協会からのお知らせ 新潟県視覚障害者福祉協会が実施する主な行事等をお知らせします。 お問合せなどは視覚障害者福祉協会事務局へ。 〒950-0121 新潟市江南区亀田向陽1-9-1新潟ふれ愛プラザ内 電話025-381-8130 FAX025-381-8120 Eメール ngt.shikaku@cello.ocn.ne.jp (1)「ふれあい・いきいきサロン」のご案内 毎月第1と第3木曜日に新潟ふれ愛プラザで開設しているふれあい・いきいきサロン。10月から12月の開設日をお知らせします。 自分の生い立ちの話や地域の話題、自分の見え方の悩みなどなんでも皆さんでお話しください。 皆さんお誘い合わせのうえ、お気軽にお越しください。事前の申込みは不要です。 日時 10月15日(木曜日)    11月5日(木曜日)、19日(木曜日)    12月3日(木曜日)、17日(木曜日) 何れの日も午後1時30分から3時30分 場所 新潟ふれ愛プラザ 2階 研修室等 (2)新潟県視覚障害者福祉協会・点字図書館創基100周年記念式典の一部変更について 予てよりご案内しておりました新潟県視覚障害者福祉協会・点字図書館創基100周年記念式典については、 新型コロナウイルスの感染防止対策のため規模を縮小し、地区代表と役員のみでの参加開催となりますのでご了承願います。 なお、記念誌の頒布案内については、別途お知らせいたします。 開催概要は下記のとおりです。 1 日時 令和2年11月8日(日曜日)   午後1時15分から4時30分(受付12時30分から) 2 会場 じょいあす新潟会館    〒950-0908 新潟市中央区幸西3-3-1 3階 ローズ 3 内容 (1)第一部(午後1時15分から2時50分)     理事長挨拶     来賓祝辞    記念講演会 講師 日本点字図書館 理事長 田中徹二様 (2)第二部(15時00分から15時50分) 社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合からの説明、意見交換 講師 日本視覚障害者団体連合 弱視問題対策部会部会長 神田信(かんだしん)様 (3)第三部(15時50分から16時30分) 記念演奏会 バイオリン演奏  バイオリン 佐藤博志(ひろし)様 電子ピアノ伴奏 小野直子様 (4)終日イベント 展示コーナー 視覚障害者情報センター 4 出席予定者 約50人   ・県、新潟市、福祉団体等関係者   ・新潟県視覚障害者福祉協会各地区代表者   ・新潟県視覚障害者福祉協会理事・評議員等  (3)令和2年度 同行援護従業者養成研修開催のお知らせ 令和2年度同行援護従業者養成研修を開催します。 以下の内容で実施しますので、研修を希望される方は、当協会にお問い合わせください。 1 研修の目的 視覚障害により、移動に著しい困難を有する障害者等に対して、外出時に当該障害者等に同行して、 移動に必要な情報を提供するとともに、移動の援護、排泄及び食事等の介護、 その他当該障害者等が外出する際に必要な援助に関する知識及び、技術の習得を目的とする。 2 受講対象者 原則として新潟県内に住所を置き、同行援護従業者として従事する者、又は従事することを希望する者。 ※身体障害者手帳をお持ちなど身体的な制約があり、ガイドヘルパーとしての業務を遂行できない方は受講できませんので、ご了承願います。 3 日程 11月16日(月曜日)、11月17日(火曜日)、11月24日(火曜日)、11月30日(月曜日)の計4日間 4 会場 新潟ふれ愛プラザ(新潟市江南区亀田向陽1丁目9番1号) 5 参加費及び教材について 20,000円(交通機関演習時の交通費を含む) ※テキストは各自事前にご準備ください。 使用テキスト『同行援護従業者養成研修テキスト 第3版』中央法規出版 6 定員 20名 7 申し込み期間 10月19日(月曜日)から10月31日(土曜日)まで 8 問い合わせ先 社会福祉法人新潟県視覚障害者福祉協会 担当 宮城、丸山 〒950-0121 新潟市江南区亀田向陽1丁目9番1号 TEL 025-381-8130 FAX 025-381-8120 (4)新型ウイルス第2波の感染に注意 新型コロナウイルスの感染は第2波の流行が続いており、感染者は、9月2日現在、新潟県内で145人、日本全国では約7万人に至っています。 引き続き、ウィズコロナの新しい生活様式の中で「手洗いの励行、マスクの着用」と「ソーシャルディスタンスの確保」、 「換気の確保」など3密にならぬように注意しましょう。 特に最近は、会食を通じての感染が多く発生しています。飲食時はマスクを外しますので、距離を取る、飛沫防止パネル設置などの 対策が必要と言われていますが、完璧にはいきません。 今後も、有効なワクチンが完成し治療法が確立されるまでは、安心できません。また、治った後での後遺症も問題になっていますので 感染しないことが一番です。 (5)9月1日よりマイナポイント制度始まる 政府広報 政府のマイナポイント制度が9月1日より開始されました。マイナンバーやキャッシュレス決済の普及促進を目的とする国の消費活性化策のひとつです。 制度運用期間は、来年3月末までです。 マイナンバーカード所有者にキャッシュレス決済で利用金額の25%(最大5,000円分)のポイントが還元されます。 利用するにはマイナンバーカードとキャッシュレス決済のひも付けが必要です。 マイナンバーカードを使って専門サイトで申し込み、買い物をするかチャージ(入金)をしたときにポイントが付与されます。 申請には、マイナンバーカードとマイキーIDが必要です。9月1日時点の主な利用可能カードは、次の通りです。 ・電子マネー  WAON(イオン)、Suica JRE POINT(JR東日本)、nanaco ・クレジットカード  三井住友カード、楽天カード、イオンJCB、オリコJCB、 ・スマートフォン決済  d払い(NTTドコモ)、ペイペイ(ソフトバンク)、ファミペイ(ファミリーマート)  ※手続きスポットはスマホ、パソコン、コンビニのマルチコピー機、市町村窓口、郵便局、携帯電話ショップ等です。  ※クレジット大手会社であるJCBやニコス、クレディセゾンなどは制度への参入を見送りましたので、ご自分のカードが使用できるかカード会社にご確認ください。 (6)国が読書バリアフリー計画を決定(計画概説) 文部科学省と厚生労働省は7月14日、昨年6月施行の読書バリアフリー法に基づき、音声読み上げに対応した電子書籍や点字図書の普及を 図るとした基本計画を決定し関係機関に通達しました。視覚や身体に障害がある人が進学や就職のための専門知識を学べるよう、 教科書や学術論文といった分野を充実させる方針も明記してあります。 具体的内容としては、電子書籍や点字図書に加え、文字が大きい拡大図書も公立図書館などで所蔵を増やしていくこと。 書籍の電子データをインターネットで取得できるサービスの提供体制の強化も盛り込んであります。 障害者の利用を手伝う司書やこれらの書籍を製作する人材の育成も進め、司書の研修は国主導で実施するとしてあります。 視覚障害者らにとって使いやすい書籍の製作支援や、図書館の体制整備が柱です。 点訳や音訳のインターネットサービスの提供拡充や人材育成の必要性も明記されました。 一方で課題も残り、計画に数値目標は盛り込まれておらず、財源の確保もこれからとなっています。 視覚障害者は、全国約90カ所の点字図書館などで、点字に訳されたり、録音されたりした図書を楽しんでおり、これらの書籍は、全国のボランティアによって 半年近くかけて作られます。しかし、ボランティアの高齢化等により、多くをボランティアに頼る今の仕組みには限界があるとされており、 その製作体制の確保や技術の継承が難しくなっています。 IT面での支援も欠かす事はできません。ネット図書館「サピエ」には約22万4000タイトルの点訳データと約9万7000タイトルの音訳データが登録され、 約1万8000人の視覚障害者が利用しています。 NPOと社会福祉法人が管理・運営にあたるが、資金の大半を寄付に頼り、財政基盤は脆弱(ぜいじゃく)な実態であるとのことです。 電子書籍をスマートフォンやタブレット端末で楽しむ視覚障害者もいることから、扱いやすい書籍データの普及には、著作権者や出版社の理解と協力が欠かせません。 メーカーは、障害者の利用に配慮した機器の開発を進めていく必要があります。 現行のバリアフリー法の支援を受けられない人もおり、児童・生徒の教科書は支援対象だが、教師用の教科書などは対象外となっています。 視覚に障害のある教師は、点訳に不可欠な教科書などの電子データの入手に苦労しており、救済の手立てを考えるべきだとしています。 読書は知識を増やすだけでなく、考える力を養い、感受性を豊かにする。社会参加の機会も生む。 「誰もが文字文化を享受できる社会」に向けて、国や地方自治体は施策の推進に力を尽くしてほしいと考えます。 ●10月9日に新潟駅万代口改札が移転しました 10月9日(金曜日)から新潟駅万代口駅舎撤去工事に伴い万代口の改札、きっぷうりば、並びに通路、駅の一部施設の位置が変更となりました。 東側連絡通路の入口にあったトイレ付近に仮設の改札、きっぷうりばが移転し、万代側の全ての駅施設がご利用できなくなりました。 新潟駅のご利用に当たってはご注意ください。 ●第18回新潟県障害者芸術文化祭のご案内 今年で18回目を迎える新潟県障害者芸術文化祭は、県内に在住している障害者の皆さんが日頃から取り組んでいる芸術文化活動の発表の場として開催されています。 今年は、新型コロナウイルスの感染拡大予防対策に取り組みながら、「新潟ユニゾンプラザ」でステージ発表と美術展の同時開催をすることに決定しました。 美術展では、絵画・書道・写真・工芸の作品展示や短歌・俳句・川柳・自由詩の文芸作品を冊子にした文芸作品集が配布されます。 また、ステージ発表では、歌唱・器楽演奏・踊りの音楽発表が行われ、毎年、個性豊かな作品や心温まる発表が数多く寄せられます。 来場の際はマスクの着用など、感染症予防にご協力ください。皆さまのご来場をお待ちしております。 (※新型コロナウイルス感染症流行の状況により、やむを得ず変更または中止となる場合があります。) ○美術展  期日 11月10日(火曜日)から11月15日(日曜日)  時間 午前10時から午後5時 ※ 初日は午後1時から ○ステージ発表・表彰式  期日 11月15日(日曜日)  時間 午後1時30分から4時(予定) ※会場はいずれも 新潟市中央区上所2-2-2 新潟ユニゾンプラザ  【問合せ】 新潟県障害者社会参加推進センター 新潟市江南区亀田向陽1-9-1  新潟ふれ愛プラザ内 TEL/FAX 025-383-3654 *********** 4 功労表彰などの受賞者のご紹介 ●日本盲人社会福祉施設協議会 「令和2年度奉仕活動者表彰」 ・ボランティア表彰者 後藤令子さん(新潟市東区) ・ボランティア表彰者 加藤良子(よしこ)さん(新潟市江南区) ●公益財団法人鉄道弘済会 「第50回 朗読録音奉仕者感謝行事」 関東甲信越地区表彰 ・校正奉仕者  吉倉千恵さん(新潟市北区) ・朗読録音奉仕奨励賞 北澤江利子(きたざわえりこ)さん(三条市) ・朗読録音奉仕奨励賞 坂上郁代(さかがみいくよ)さん(新潟市中央区) ***********  5 視覚障害者関連団体からの情報 日視連(社会福祉法人日本視覚障害者団体連合)、全視情協(特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会)等の情報を掲載いたします。 ●日視連&ネット情報 (1)パラ競泳の木村「金メダル第一」 日本代表がオンライン会見 (2020年8月22日 共同通信) 東京パラリンピックは8月24日で開幕まで1年。活躍が期待される競泳の日本代表が8月22日、オンラインで記者会見し、視覚障害男子のエース 木村敬一(東京ガス)は「金メダルを獲得することが第一。特別な瞬間をトップ選手として迎えられる幸せをかみしめて精いっぱい競技したい」と誓った。 東京大会の日本代表には木村のほか、ともに昨年の世界選手権で金メダルを獲得した知的障害男子の東海林大(とうかいりんだい)(三菱商事)と 山口尚秀(やまぐちなおひで)(四国ガス)が内定している。東海林は「初出場なので、あまり気負わずに楽しみたい」と抱負を述べ、 山口は「(100メートル平泳ぎで)自分が持つ世界記録を更新して金メダルを取る」と力を込めた。 来年5月21~23日に横浜国際プールで予定されるジャパンパラ大会が代表選考レースとなることも発表された。 日本には男子14、女子13の計27の出場枠が割り当てられている。視覚障害の富田宇宙(とみたうちゅう)(日体大大学院)は 「5月に一度、パラを迎えるぐらいの気持ちで自己ベストを出し、その勢いに乗っていきたい」と青写真を描いた。 新型コロナウイルス感染拡大を受けて停止していた代表活動は既に再開。6月上旬から一部の選手が東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターの利用を再開し、 8月からは関東と関西に分かれて本格的な代表合宿を実施している。 (2)上田さん(高知市出身)サフラン賞 点字楽譜をデータベース化 (2020年8月28日 高知新聞) 視覚障害者のICT支援 「仲間の刺激になれば」 自立して社会貢献を目指す若い女性の視覚障害者に贈られる第18回サフラン賞に、点字楽譜(点譜)のデータベース化や、日本点字図書館職員として 障害者のICT(情報通信技術)支援に取り組んでいる高知市春野町(はるのちょう)出身の上田喬子(うえたたかこ)さん(33)=東京都調布市=が選ばれた。 上田さんは「一つずつ積み重ねたことが認められ、家族や関係者に感謝したい」と喜びをかみしめている。 サフラン賞は視覚障害者支援総合センター(杉並区)が主催。視覚障害の当事者で、文化向上や福祉増進に寄与している30代以下の女性をたたえている。 上田さんは春野東小学校に通っていた10歳ごろから、緑内障による視覚障害が進行し、15歳ごろに両目を失明。桐朋学園大学音楽学部(声楽)に進み、 在学時は「自分でやれることを増やそう」と障害者向けパソコン教室に通い、スマートフォンの使い方などを学んだ。間もなく教室で教える立場になったという。 「スマホやパソコンが使えると誰かの視力を借りなくても、行きたいコンサートを調べたり、家に届いた手紙を読み上げさせたりできる。生活の幅が一気に広がるんです」 現在は日本点字図書館(新宿区)の職員として点字指導に加え、ICTを使った生活支援に携わる。 声楽家でもある上田さんは、音楽仲間と演奏会を開くだけでなく、全国組織の点字楽譜利用連絡会(日本点字図書館内に事務局)の運営委員として 点譜のデータベース化と相互利用を進めている。 「出版されている点字楽譜は非常に少なく、貴重。失明した音楽家もいる。リストを共有することで、より多くの人に音楽を楽しんでもらえる」。 サフラン賞の選考では、ラジオにIT講師として出演するなど、視覚障害者の生活向上へ積極的に活動している点も評価された。 受賞が決まり、上田さんは「好奇心が赴くままに人生を歩んできた。今後も自分の人生を楽しみながら、人生を切り開いて、同じような立場の仲間への 刺激になればうれしい」と笑顔で語った。 (3)「触読式」の時計25年ぶり刷新 セイコー 視覚障害者向け (2020年9月3日 共同通信) セイコーウオッチが、目の不自由な人が文字盤を直接触って時刻を判別する「触読式」腕時計のデザインを1995年以来、25年ぶりに刷新することが3日、分かった。 新モデル5品を11日に発売する。障害者の社会参加を含む国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」実現を意識した声が社内で上がり、刷新に取り組んだという。 採算度外視で販売していた背景から、長年デザインは変更していなかった。障害者団体への聞き取り調査で「おしゃれな時計を身に着けたい」との意向があり、 各所に最新のトレンドを取り入れた。金色を主とした色使いを見直し、ピンクの文字盤やボルドー色の革バンドを採用した女性向けモデルも投入する。 価格は1万4千円(消費税非課税)に据え置く。10万円を超える腕時計と同じムーブメント(駆動装置)を採用しつつ、社会貢献と位置付けて価格を抑えている。 触読式の腕時計は文字盤のふたを開け、針の位置で時刻を確認する。触っても針がずれないようにし、汗に強くする必要がある。 シチズン時計も3月、視覚障害者向け腕時計を6年ぶりに刷新して発売した。弱視でも見やすいよう文字盤に黄色を配するなどした。 (4)「遠隔ボランティア」活発に コロナ禍で障害者ら支援 東京 (2020年9月7日 共同通信) 新型コロナウイルス感染症が収まらない中、東京ボランティア・市民活動センターが展開する「リモート・ボランティア」が多くの参加者を集めている。 「支援先に出向かなくてもできることはある」と企画。視覚障害者らの読書支援などをオンラインで進めている。 活動期間は8~9月が中心。インターネットに接続できればどこからでも取り組め、地方や海外に住む人を含め延べ550人以上が参加した。 視覚障害のある人らがパソコンの音声読み上げ機能で本を楽しめるようにする読書支援ボランティアは、定員の40人が早々に埋まった。 応募した男子大学生は「夏休みに外出できず、家の中で貢献できることはないかと思った」と話す。 ドイツの哲学者ショーペンハウアーの著作など2冊を手分けして自宅のパソコンで作業。専門家の指導の下、専用アプリで活字を読み取ってデータに変換し、校正する。 完成したデータは秋にも国立国会図書館に納められ、多くの人が利用できるようになる。 このほかビデオ会議システムで高齢者施設を結び、音楽やダンスを披露する活動に高校生や大学生らが参加。知的障害のある人と互いのアート作品を 写真共有アプリで展示し合う取り組みは年末まで続き、親子も含む30人近くが参加する。センターは東京都社会福祉協議会が運営する。 (5)全盲の鍼灸師・藤田さん マジック通じて挑戦の意義伝え 新潟 (2020年9月12日 新潟日報) 全盲のマジシャンとしてボランティア活動などに取り組む新潟県長岡市喜多町の鍼灸(しんきゅう)師、藤田芳雄さん(72)のショーと講演会が、 日越コミュニティセンター(宝地町(ほうじまち))で開かれた。日越小3年生約90人らを前にマジックを披露し「ちょっとした工夫と努力で、 いろんなことができるようになる」と語り掛けた。 藤田さんは40歳すぎに失明した後、市議を3期12年務めるなどした。持ち前のチャレンジ精神で3年前にマジックを始め、現在は月数回、 学校や福祉施設でショーを行っている。 8日に同校の福祉学習の一環で実施され、藤田さんは軽快な音楽に合わせて演技を披露。両手から外した手袋が瞬時に1枚の布に変わったり、 空間のあちこちからコインが現れたりすると、子どもたちは拍手と歓声で応えた。 講演では、家事をこなす日常を、失敗談を交えながら紹介し「目が見えなくなったことが挑戦する力を与えてくれた」と強調した。 塩尻鼓夏(しおじりこなつ)君(8)は「マジックはドキドキした。藤田さんが目が見えないことを『幸せ』と話したのはすごいと思った」と話していた。   *********** 6 県内主要文化施設が企画・主催する行事 行事については、新型コロナウイルスの影響を考慮し、中止または延期となる可能性があります。ご利用に当たっては直接施設に電話等でご照会下さい。 映画上映会、講座 (1)新潟県立生涯学習推進センター(新潟市中央区女池南3-1-2) お問合せ 電話 025-284-6110        催事名 季節の上映会 10月上映会 10月15日(木曜日)、25日(日曜日) 上映作品 「シャレード」 11月上映会 11月12日(木曜日)、26日(木曜日)、29日(日曜日) 上映作品 「一杯のかけそば」 いずれも、開場時間は、午後1時です。 会場 ホール(県立図書館複合施設) (2)新潟県立文書館(新潟市中央区女池南3-1-2) お問合せ 電話025-284-6011 10月から12月開催の文化催事情報はありません。 (3)新潟県立図書館(新潟市中央区女池南3-1-2) お問合せ 電話025-284-6001 10月から12月開催の文化催事情報はありません。 (4)長岡市立中央図書館(長岡市学校町1丁目2番2号) お問合せ 電話 0258-32-0658 催事名 「新収蔵資料展~長岡市立図書館の父 互尊翁(ごそんおう)が遺した著作を中心に~」 中央図書館では郷土資料の積極的な収集と公開に努めてきたが、このたび、近年の新収蔵資料にスポットを当て、まとめて一堂に公開する。 その多くは、地元篤志家の寄贈によるもので、書画・古地図・書簡・写真など幅広いジャンルに及ぶ。 同時に、昨年度、日本互尊社から寄贈された資料のうち、図書館が管理する書籍や資料を初展示し、長岡市の図書館の父といえる野本恭八郎(互尊翁)を顕彰する。 期間 12月4日(金曜日)から12月16日(水曜日) 会場 長岡市立中央図書館 2階 美術センター 野外施設、博物館 (5)国営越後丘陵公園(長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1) お問合せ 電話 0258-47-8001     催事名「収穫祭」 里山での収穫を祝い、昔ながらの精米体験や採れたて野菜販売などを開催します。 期間 10月31日(土曜日)から11月1日(日曜日) 会場 国営越後丘陵公園 古民家付近 (6)新潟県立植物園(新潟市秋葉区金津186番地)  お問合せ 電話 0250-24-6465   催事名 秋の企画展示「人と植物のかかわり チョコレート」 新潟県立植物園の秋の企画展示では、私たちにとってなじみ深い、チョコレートに焦点を当てた展示を行います。 原材料となるカカオがどのような植物なのか、植物学的な解説、栄枯盛衰の歴史、生産・製法や利用などについて紹介します。 期間 11月23日(月曜日・祝日)まで 会場 観賞温室第2室 (7)新潟県立歴史博物館(長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2) お問合せ 電話 0258-47-6130 催事名 友の会展 「第17回マイ・コレクション・ワールド/友の会会員創作活動展“歴史をつくる、歴史からつくる”」 新潟県立歴史博物館友の会会員だけでなく、広く一般のコレクターが収集したコレクションの展覧会。平成16年に始まって、今回が17回目となります。 多様なコレクションの内容はもちろん、コレクターの多様な人生にまで触れることのできる展覧会です。 また、会員創作活動展「歴史をつくる、歴史からつくる」の作品も友の会の会員から広く募って開催します。 期間 11月15日(日曜日)まで 会場 企画展示室 (8)新潟市歴史博物館 みなとぴあ(新潟市中央区柳島町2-10)  お問合せ 電話 025-225-6111         催事名 むかしのくらし展「にいがたの昭和」 子どもたちにとっては遠い過去の時代となった昭和の、暮らしや町の様子などを紹介します。 期間 11月3日(火曜日・祝日)まで 会場 本館1階 企画展示室 音楽関連 (9) 新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ(新潟市中央区一番堀通町3-2) お問合せ 電話 025-224-5521(チケット専用ダイヤル) ※各公演会場の開場時間は、公演開始時間の概ね30分前です。 催事名 東京佼成ウインドオーケストラ 楽団創立60周年記念 新潟公演 日時 11月20日(金曜日)午後6時30分から 会場 コンサートホール 出演 大井剛史(指揮)、東京佼成ウインドオーケストラ 曲目 G.ホルスト 吹奏楽のための第一組曲 ほか 定員 1,000人(コロナ対策で定員の1/2) 鑑賞料 S席5,000円 A席4,000円 B席3,000円 (10)長岡リリックホール(長岡市千秋3丁目1356番地6)  お問合せ 電話 0258-29-7715 催事名 竹下景子音楽朗読劇 あらしのよるに~ガブとメイ 思い出のあしあと~ 日時 10月31日(土曜日)午後1時30分から 出演 竹下景子、Raindrops 電話出演 きむらゆういち 会場 長岡リリックホール・シアター 定員 200名程度 鑑賞料 全席指定 3,000円 プレイガイド 長岡リリックホール、長岡市立劇場他 (11)新潟市秋葉区文化会館(新潟市秋葉区新栄町4番23号)  お問合せ 電話 0250-25-3301    催事名 「レジデンス合唱団フォリエ定期演奏会2020」(仮題) 秋葉区文化会館レジデンス合唱団フォリエによる定期演奏会です。 今回のプログラムは1部では皆さまご存知の曲を中心に、2部では「サウンドオブミュージック」の曲からお届けします。 日時 12月27日(日曜日)午後2時から 出演 秋葉区文化会館レジデンス合唱団フォリエ(合唱)    彌勒忠史(みろくただし)(指揮) 会場 新潟市秋葉区文化会館 ホール 鑑賞料 全席自由 1,000円(当日200円増し) 申込み方法 窓口または電話(0250-25-3301) 美術関連 (12)新潟県立万代島美術館(新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階)  お問合せ 電話 025-290-6655 催事名 企画展「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」 フィンランドの名窯(めいよう)アラビアのアーティストとして世界的に活躍したルート・ブリュック(1916-1999)。 重厚でエレガントな釉薬(ゆうやく)の輝きを特徴とするセラミック作品を中心に、テキスタイルやスケッチを含めた約200点を通じ、 アート、デザイン、建築をおおらかに乗り越えたその多彩な創作活動を日本で初めて網羅的に紹介します。 期間 12月6日(日曜日)まで 会場 美術館展示室 (13)新潟市美術館(新潟市中央区西大畑町5191-9) お問合せ 電話 025-223-1622 ※企画展開催中は、企画展の観覧券でコレクション展も観覧できます。 催事名 企画展「艶美の競演―東西の美しき女性 木原文庫より―」 近代日本画の、しなやかな線の美しさを伝える個人コレクション「木原文庫」の名品をご紹介する展覧会。 東京の鏑木清方(かぶらききよたか)、大阪の島成園(しませいえん)をはじめ、上村松園(うえむらしょうえん)、 北野恒富(きたのつねとみ)らの描いた「美人画」の、艶やかな魅力をたどります。 併せて、横山大観、竹内栖鳳(たけうちせいほう)、冨田渓仙(とみたけいせん)らの花鳥図・風俗画なども展示し、日本画の技と情趣をお楽しみいただきます。 期間 10月31日(土曜日)から12月13日(日曜日) 会場 企画展示室 (14)新潟市新津美術館(新潟市秋葉区蒲ケ沢109-1) お問合せ 電話 0250-25-1300 催事名 特別展ミイラ「永遠の命」を求めて 遠い昔に亡くなった人の「姿」をそのまま現代に伝えるミイラは、今なお多くの人々を惹きつけてやみません。 本展では、自然にミイラとなったものから人工的に作られたミイラまで、南米、エジプト、ヨーロッパ、オセアニア、日本のミイラを一堂に会することで、 それぞれの背景にある死生観や文化の違いをご紹介します。さらに、昨今の科学技術の進歩によって、ミイラから引き出すことのできる情報も飛躍的に多くなり、 学問的な関心も高まってきました。 本展は、最新科学によって明らかになったミイラの実像、ミイラの文化的・学術的な価値、そして人類がもつ多様な死生観と身体観を紹介する、 これまでにない国内最大級の「ミイラを科学する」展覧会です。 期間 12月23日(水曜日)まで 会場 新津美術館  (15)新潟県立近代美術館(長岡市千秋3丁目278-14) お問合せ 電話 0258-28-4111 催事名 コレクション展 第3期  展示室1「近代美術館の名品」 令和元年度に新しく収蔵された日本画や版画を中心に紹介します。 展示室2「生誕110年佐藤哲三と蒲原の画家達」 蒲原の地に生きた佐藤哲三の作品を、仲間の画家達とともに紹介します。 展示室3「中村忠二(なかむらちゅうじ)詩情と激情」 何気ない日常を描いた中村忠二の世界を紹介します。 期間 12月20日(日曜日)まで 会場 コレクション展示室 *********** 【編集後記】 今年も残り少なくなってきましたが、コロナ禍であまり外に出かけられなかった分、例年より多く映画を観た気がします。 現在公開中の映画「瞽女」の試写会に参加した際は、初めて「UDキャスト」というスマホで音声ガイドをつけられる無料アプリを使って鑑賞しました。 音声ガイドは主には視覚障害の方をターゲットにしていますが、画面を見ている私にも内容がよりわかりやすく、時に場面がさらに生々しく感じられ、 より深く作品を楽しめました。 そういえばこれも今年観た映画の一つである河瀬直美監督の「光」という作品では、映画に音声ガイドをつけることを仕事にしている女性が登場し、 過不足なく、作品を正しく解釈した上で作品の流れを損ねない音声ガイドをつけることの難しさが描かれていました。 こういった背景を知った上で音声ガイドを聴くと、ガイドの内容やタイミングがよく考え抜かれていることが感じられ、音声ガイド視点でも作品を楽しめます。 当センターでは、そんな音声ガイド付き映画を楽しめる「シネマデイジー」が貸出されているほか、UDキャスト等の音声ガイドアプリを使ってみたいが よくわからない、という方のご相談にも応じています。これから寒くなる季節。お互いにぜひおうち時間で映画を楽しみましょう(最後はちょっと宣伝でした)。 (石原) 次号147号は、2020年12月15日発行予定です メールにいがた(新潟県視覚障害者情報センターだより) (第144号2020年6月) 発行:社会福祉法人 新潟県視覚障害者福祉協会 にいがたアイサポートセンター 新潟県視覚障害者情報センター 〒950-0121  新潟市江南区亀田向陽1-9-1 新潟ふれ愛プラザ内 TEL 025-381-8111 FAX 025-381-8115 メール tosyo@ngt-shikaku.jp ホームページ http://ngt-shikaku.jp/ 郵便振替:00510-5-93600 *********** 日常生活支援機器情報コーナー(no.50) 「便利なビデオ通話」 目が見えないといろいろと急に困ることがあります。 例えば、お金を落としてしまっていくら捜しても見つけることができない。 停電があり、エアコン、お風呂などの設定がクリアされてしまった。 みてもらわないと、お湯が出ない・・・など。 そんな時に便利なのが「ビデオ通話」。つまりテレビ電話です。 この時の注意点ですが、自分自身もスマホを持っている必要がありますが、相手もスマホを持つ必要があります。 そして、使えるサービスも持っているスマホによって、多少異なります。 お互いにiPhoneを持っているなら「FaceTime」。電話をかける感覚で、「FaceTime通話」を行うと、すぐにテレビ電話ができます。 相手にも特別複雑な操作などは不要です。「FaceTime」はiPhoneには必ず入っていますので、アプリをインストールしたりする手間もありません。 すぐ手軽に始めることが出来ます。 しかし、デメリットも。先に書いたように「iPhoneを持っていれば」というのが前提となります。 いくら自分がiPhoneを持っていても、相手の方がAndroidのスマートホンでは使用する事ができません。 機種を問わずにできるサービスが「LINE」です。通常「LINE」はメッセージのやり取りで利用している人が多いのではないでしょうか? しかし、「LINE」には、「音声通話」、「ビデオ通話」の2種類の通話方法があります。この「ビデオ通話」を使用すると、iPhoneとAndroidの間でも、 テレビ電話が可能となります。 しかし、この便利なLINEのビデオ通話にもデメリットが。アプリのインストール、アカウントの設定、そして、ビデオ通話したい人との「友達登録」です。 これらの準備がすべて整っていれば、電話感覚で簡単にテレビ電話が可能です。 これは全体に共通ですが、カメラには全面カメラ、背面カメラがあるので、その切替方法も知っておく必要があります。 また、カメラはゆっくりと動かし、気長に行う事が重要です。相手も自分の目で見るわけではありません。カメラがちゃんと物を捉えないと見ることはできません。 株式会社ラビット代表取締役 荒川 明宏 【記事掲載ご協力及び製品のお問合せ先】 株式会社ラビット 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-7 スカイパレス401 電話 03-5292-5644 FAX 03-5292-5645 メール eigyo@rabbit-tokyo.co.jp