メールにいがた145号2020年8月 にいがたアイサポートセンター 新潟県視覚障害者福祉協会 新潟県視覚障害者情報センター 今号の内容 1 開館・電話受付時間と8月から10月の休館日  2 視覚障害者情報センターから ●センターでのサービスの紹介~こんなサービスご存知ですか? ~ 対面をともなわない朗読サービスについて           ●日常動作の豆知識コーナー(新設) ●暮らしの情報入手お助けコーナー                   ●NPO法人オアシスより「つながる声のおたよりCD便 創刊号」を寄贈いただきました ●サピエ図書館 人気図書ランキング          ●利用者参加・文芸コーナー ●第163回芥川賞・直木賞受賞作品の貸出予約のお知らせ 3 お役立ち情報 ●新潟県視覚障害者福祉協会からのお知らせ (1)「ふれあい・いきいきサロン」のご案内 (2)「点字JBニュース」新規の利用登録者を募集 (3)リーフレット作成 代筆・代読を市町村に広げよう (4)「協会・点字図書館創基100周年記念式典」の開催について ●第18回新潟県障害者芸術文化祭のご案内 ●短期視覚障害リハビリテーションの開催 4 視覚障害者関連団体からの情報 ●日視連&ネット情報 5 県内主要文化施設が企画・主催する行事 (映画上映会、講座) (1)新潟県立生涯学習推進センター(映画上映会) (2)新潟県立文書館(教養講座) (3)新潟県立図書館(教養講座) (4)長岡市立中央図書館(映画上映会) (野外施設、博物館) (5)国営越後丘陵公園(野外イベント) (6)新潟県立植物園(企画展) (7)新潟県立歴史博物館(企画展) (8)新潟市歴史博物館 みなとぴあ(企画展) (音楽関連) (9)新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ(音楽) (10)長岡リリックホール(音楽) (11)新潟市秋葉区文化会館(音楽) (美術関連) (12)新潟県立万代島美術館(美術展) (13)新潟市美術館(美術展) (14)新潟市新津美術館(美術展) (15)新潟県立近代美術館(美術展) 6 季節のお話 「立秋の候」 巻末 「日常生活支援機器情報コーナー no.49」 「点字ディスプレイ BMスマート エアー16」 掲載ご協力 株式会社ラビット 代表取締役 荒川明宏様 *********** 1 開館・電話受付時間と8月から10月の休館日 ●開館・電話受付時間 午前9時から午後5時 ●8月から10月の休館日 8月(発行日以後) 8月17日(月曜日)、24日(月曜日)、31日(月曜日) 9月7日(月曜日)、14日(月曜日)、21日(月曜日)、22日(火曜日)、23日(水曜日)、28日(月曜日) 10月5日(月曜日)、12日(月曜日)、19日(月曜日)、26日(月曜日) *********** 2 視覚障害者情報センターから ●センターでのサービスの紹介~こんなサービスご存知ですか? ~ 対面をともなわない朗読サービスについて 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、しばらくの間対面朗読サービスを中止しておりましたが、 6月より即時的な情報提供を行うため、3密回避を考慮した対面をともなわない朗読サービスを開始いたしました。 対面朗読で読み上げる内容をそのまま録音してCDで送付する、という形のサービスです。 内容と対応の流れは次の通りです。 (1)受付する資料は1回に1タイトルとし、朗読者が2時間で読める程度の分量を目安とします (1回あたりの完成音源は、正味1時間弱程度です。) (2)サービスの利用を希望される方は朗読希望の資料を準備し、お電話等で当センターへお申し込み後、 当センター宛てでお送りください。なお、送付の際の送料は利用者負担になります。 (3)資料の到着後、スタジオで資料の朗読をおこないます。なお、このサービスでは内容を迅速にお伝えする事を 優先としているため、対面朗読サービス同様、下調べ等はおこなわずに読み上げをおこないます。 (4)完成した音源をCDで郵送します。聴き終えたらCDを返却してください。送ったCDを聴き終えた後、 次回の受付が可能になります。 (5)希望範囲の朗読が終了次第、送付いただいた資料を利用者へ返送します。 このサービスをご希望の方やご不明な点を確認されたい方は、当センターまでお知らせください。 ●日常動作の豆知識コーナー(新設) このコーナーでは、普段の何気ない動作にちょっとした工夫を付け足すことで日常生活が 少し楽になる豆知識を紹介します。 見えにくい・見えない方のあるある話はたくさんありますが、なかでも机の上で物を落として そのまま出会えないパターンは王道です。 あれだけ気を付けていて、なぜ人は物を落とすんでしょうね。友人(全盲)はこたつで暖まりながら 結婚指輪を外して遊んでいたら、二度と出会うことができませんでした。本当に悲惨です。 さようならボーナス。結婚指輪とは言わずとも飲み薬や目薬などは落としやすい物の筆頭です。 ではどうすれば防ぐことができたのか。大切なことは落とさないようにする工夫と落としても良い工夫の2つだけです。 友人も読者の皆さんもすでに落とさないようにする工夫を実践しています。要は「慎重に作業するぞ!」という心持ちです。 簡単ですね。では、落としても良い工夫とは何かというと、落ちた時に探す範囲を決めてしまうということです。 例えば縁の付いたお盆の上で作業するのはどうでしょうか。落としたとしても探す範囲が限定されて楽ですね。 では、ドリフの大爆笑などで志村けんのあたまを叩くために使われる菓子のふたを使うのはどうでしょうか。 薬が落ちても「カチーン」という音でわかりやすいですね。 では、机の下に落ちた場合はどうするか。そっと耳を澄ませて落ちた物の音を聞いてみましょう。 転がって逃げていく憎い奴の足音が聞こえるかもしれませんよ。ただし、音の方向が分かったからといって 急いでお辞儀をするように屈んではいけません。イスに顔がぶつかり、ヘモグロビンだらけになることでしょう。 まずは落ち着いて、屈伸をするようにかがむか、いきなりお辞儀をする前に自分の顔の前に手をかざしてみましょう。 「手のひらを太陽に」の歌のように腕を軽く伸ばして手の甲を顔に向けた状態でお辞儀をします。 きっと手のひらが顔より先にイスの位置を教えてくれます。 友人の無念を晴らすためにも、読者の皆さん是非実践してみてください。 (記載 山口) ●暮らしの情報入手お助けコーナー 2020年の夏は特に暑い夏とされています。8月はもちろん、残暑の残る9月もまだまだ気が抜けません。 今回は暑い夏を快適に過ごす、また暑さや夏バテ対策に役立つ図書、涼を感じる図書を紹介します。 すべてサピエ図書館にデータがアップロードされているほか、当センターで貸出が可能です。 (1)「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました(6月10日現在) 厚生労働省発行 2020年 ※テキストデイジー(機械音声のみをデイジーとして聞くことも可能) 厚生労働省がHPで公開しているコロナウイルス感染予防対策をふまえた熱中症予防に関するポイントがまとめられたものです。 マスク着用やエアコン使用時の注意点などがまとめられています。 (2)ホントはコワイ夏バテ51の対策 夏に負けない身体をつくる 福田千晶(ふくだちあき)監修 日東書院本社 2013年 ※点字図書・デイジー図書どちらもあり その症状、ただの不調だと思っていませんか?「夏バテ」はほうっておくと病気の危険も…。 ライフスタイル、ファッション、栄養補給などを取り上げ、夏バテに負けない身体をつくり、快適に夏を乗り切るアイデアを紹介します。 (3)夏バテしない食べ方 体に効く簡単レシピ 7 川嶋朗(あきら)解説/検見崎聡美(けんみざきさとみ)レシピ作製 マガジンハウス 2011年 ※点字図書・デイジー図書どちらもあり 元気な夏野菜のちからを借りて、蒸し暑い季節を乗り切りましょう。 だるさ・疲労感、食欲不振、胃腸の弱り、睡眠不足、冷え、肌の不調など、夏の不調を解消する夏野菜レシピを紹介します。 (4)ひんやりと甘味(かんみ) おいしい文芸(アンソロジー) 阿川佐和子(あがわさわこ)[ほか]著 河出書房新社 2015年 ※点字図書・デイジー図書どちらもあり アイスクリーム・かき氷・みつまめ・ところてん・アイスキャンデーなど、子供のころから親しんだ冷たいスイーツにまつわる思いを 著名人や作家たちが綴る。浅田次郎、池波正太郎、立川談志、江國香織、向田邦子ら筆者は41人。 ●NPO法人オアシスより「つながる声のおたよりCD便 創刊号」を寄贈いただきました NPO法人障害者自立支援センターオアシスがコロナ禍をきっかけに始めた新しいサービス 「つながる声のおたより便」CDの寄贈がありました。 朗読あすなろ講師・樋口幸子(ひぐちさちこ)アナウンサーの進行により、まるでラジオ放送を 聞いているかのような感覚でお聴きいただけます。 内容は、代表の内科医による新たな取組み、来所者によるハーモニカ演奏、短編や詩の朗読、おうち体操、 料理のレシピ、来所者の声など盛りだくさんで収録されています(収録時間:55分)。 以下、オアシスからの紹介文を掲載します。 コロナ禍が続いています。 「人と人がつながる」こと、音楽や文化の大切さを痛感せずにはいられません。 新しい手段、パソコン・iPhoneで「オンライン会議」も大切ですが、障害があっても、高齢でも病気でも、 誰もがつながれるコミュニケーション手段は、お手紙や電話も大切にしたい、見えにくい人には「声のおたより」は 喜んでいただけるのではと気づきました。 今誰もが、体力不足、意欲不足、感動不足に陥っています。『情報・交流・心のケア・フレイル予防』に役立つお便りにと、 音楽や文化を取り入れ、身体も心も動かし楽しくなるものにと、それぞれの人の声で吹き込みました。 見えている方、ご家族には、内容がわかるA4文書を添えました。 どうぞ、お聞きいただき、ご意見、お声をお寄せいただければ幸いです。 NPO法人オアシス「声のおたよりCD便」制作委員 連絡先:NPO法人オアシス 電話番号 025-267-8833(火曜日・水曜日・木曜日・土曜日) (紹介文、以上) 希望される方には当センターからCDの貸出しができますので、当センターまで 「オアシス声のおたよりCDの貸出し希望」とご連絡ください。 ●サピエ図書館 人気図書ランキング サピエ図書館において、5月~6月にオンラインリクエスト数の多かった全国の人気図書をご紹介します。 書名、著者名、巻数(点字図書のみ)、所蔵館の順に記載しています。図書の詳しい内容が知りたい方は 当センター職員までお気軽にお問合せください。 点字図書 1位「流浪の月」凪良(なぎら)ゆう著 5巻 青森視情セ 2位「熱源」川越宗一(かわごえそういち)著 7巻 神戸点図 3位「田舎暮らし始めました。シェアハウス住人募集家賃0円」   中山茂大(なかやましげお)作 4巻 名古屋ラ盲 4位「希望の糸」東野圭吾著 7巻 日点図 5位「ライオンのおやつ」小川糸著 3巻 神戸点図 録音図書 1位「流浪の月」凪良(なぎら)ゆう著 山口盲福 2位「絶望スクール 池袋ウエストゲートパーク 15」   石田衣良(いしだいら)著 さいたま中央図 3位「信州・善光寺殺人事件」梓林太郎著 島根西視情セ 4位「赤い雨 新・吉原裏同心抄 2」佐伯泰英著 熊本点図 5位「あきない世傳(せいでん) 金と銀 8 瀑布(ばくふ)篇」   髙田郁(たかだかおる)著 姫路市立城内 テキストデイジー図書(※ダウンロード数の多かった順) 1位「溺れ肌」鏡龍樹(かがみりゅうき)著 鹿児島視情セ 2位「特別定額給付金(「総務省特設サイト」より 2020年5月5日   現在)申請書の詳しい記入方法、申請書見本 等」   総務省編 鹿児島視情セ 3位「新型コロナウイルスの真実」岩田健太郎著 長崎視障セ 4位「ぼくのふしだらバイト」九坂久太郎(くさかきゅうたろう)著   鹿児島視情セ 5位「三十路未亡人の淫らな手記」『性生活報告』編集部編 鹿児島視情セ ●利用者参加・文芸コーナー このコーナーでは当センターの利用者の方に投稿いただいた俳句、短歌、川柳をご紹介していきます。 なお、掲載の順番は受付順とさせていただきます。   【俳 句】  そよ風にウェーブヘアなびかせて     花々の香りをのせて夏の風                             ろこ 【短 歌】  人気(ひとけ)なきこと確かめてマスク外(と)る  頬に風して夏草におう     たっぷりと雨を含(ふふ)みてたわみいる大きまり花(ばな)  紫陽花(あじさい)の園                             上林洋子                               楽しみが幻と消ゆ祇園祭(ぎおんさい)素戔嗚尊(すさのおのみこと)   コロナに敗れ     廃校の声も高まる我が母校少子化なげく街中(まちなか)の過疎      看護師にどうぞと膝に手を置かれドキリと我は不整脈なり                             流れ星 【川 柳】  もしかしてネットで探すいいなずけ     あばら屋がテレビ電話でばれちゃった     まーだだよ定額金はかくれんぼ                     でんでん虫                             支えあう我が家ほっこり愛の園     いい夜明け今日も希望の窓を開け     拉致家族花の咲く春待ちこがれ                     流れ星                               良いことも忘れてしまう大あくび     コロナでも大地の緑萌えている     年金で成り立つ暮らしありがたい                     ろこ   人間を磨くと徳がにじみ出る     謙遜にお口汚しともてなされ     本心が読めてがっちり握手する                     渡辺幸栄     投稿いただきました5名の皆様ありがとうございました。 引き続き利用者の皆様の俳句、短歌、川柳を下記の要領のとおり募集しますので、多数の投稿をお待ちしております。 なお、投稿は点字、電話でも可能です。 文芸作品募集要領 1 募集 俳句、短歌、川柳の3部門 2 募集作品 毎回お一人各3句、3首以内、自作、未発表の作品。        誤字、誤読等を防ぐため漢字や語句にはふりがなをつけてください。 3 応募締切・掲載 偶数月月末(今回は8月30日)までに当センター必着。   翌偶数月号(今回は10月号)のメールにいがた文芸コーナーに掲載 4 その他(表彰の実施)   6、8、10、12、2月号に掲載した作品について、にいがたアイサポートセンター内で審査を行い理事長賞、 情報センター長賞等を設けることにしました。   ●第163回芥川賞・直木賞受賞作品の貸出予約のお知らせ 第163回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が7月15日、東京都内で開かれ、 芥川賞に高山羽根子(たかやまはねこ)さんの「首里の馬」(新潮3月号)と 遠野遥(とおのはるか)さんの「破局」(文芸夏季号)、 直木賞に馳星周(はせせいしゅう)さんの「少年と犬」(文芸春秋)が選ばれました。 芥川賞受賞作品の「首里の馬」は、デイジー版完成予定が来年1月31日、点字版が来年6月30日です。 また、「破局」はデイジー版完成予定が来年6月16日、点字版が来年3月31日です。 直木賞受賞作品の「少年と犬」は、デイジー版完成予定が来年4月30日、点字版が来年6月1日です。 貸出予約を希望される方は、当センターへお申込みください。 *********** 3 お役立ち情報 このコーナーでは、視覚障害に関する様々な行事や日常生活に役立つ情報を掲載しています。 次号146号(10月発行)に掲載したい情報は、9月1日(火曜日)までに当センターへご連絡ください。 ●新潟県視覚障害者福祉協会からのお知らせ 新潟県視覚障害者福祉協会が実施する主な行事等をお知らせします。 お問合せなどは視覚障害者福祉協会事務局へ。 〒950-0121 新潟市江南区亀田向陽1-9-1新潟ふれ愛プラザ内 電話 025-381-8130 FAX025-381-8120 Eメール ngt.shikaku@cello.ocn.ne.jp (1)「ふれあい・いきいきサロン」のご案内 毎月第1と第3木曜日に新潟ふれ愛プラザで開設しているふれあい・いきいきサロン。 8月から10月の開設日をお知らせします。 自分の生い立ちの話や地域の話題、自分の見え方の悩みなどなんでも皆さんでお話しください。 皆さんお誘い合わせのうえ、お気軽にお越しください。事前の申込みは不要です。 日時 8月20日(木曜日)    9月3日(木曜日)、17日(木曜日)    10月1日(木曜日)、15日(木曜日) 何れの日も午後1時30分から3時30分 場所 新潟ふれ愛プラザ 2階 研修室等 ※8月20日のふれあい・いきいきサロンでは、スマートスピーカーの体験会を実施します。 予約不要ですのでお気軽にご参加ください。 (2)「点字JBニュース」新規の利用登録者を募集 点字JBニュースの新規利用者を募集いたします。 「点字JBニュース」とは、点字ニュース即時提供事業の一環として配信されている、厚生労働省委託、 日視連編集・発行の日刊点字新聞です。最新の日経新聞ニュース情報と日視連福祉関係情報を、 月曜日から金曜日の情報を取りまとめて、原則週3回、点字とデータで提供しているものです。 利用料は無料です。 点字ニュース即時提供事業は、視覚障害者に対し新聞等による最新情報を点字で迅速に提供することを目的に、 平成2年度から「点字情報ネットワーク事業」として開始され、「点字ニュース即時提供事業」として、 順次、機能の充実が図られてきていました。 しかし、新潟県内においては、情報センターとの連携がされてなく図書館利用者へのPRもしてこなかったことから、 一部の県視障協会員だけが利用しているという状況になっておりました。 ついては、視覚に障害のある、より多くの方への利用拡大を図るために、新規の利用登録者を募集するものです。 是非、この機会にニュース配信をご希望の方はお電話でお申込みください。 1 お申込み先 にいがたアイサポートセンター(県視障協) 電話 025-381-8130 2 JBニュースメール送信希望者確認事項   ①住所 ②氏名 ③電話番号 ④メールアドレス ※情報センターの利用登録や県視障協の会員登録をしている方はお申し出ください。手続きが省略できます。 3 情報提供方法 ・点字で印刷して郵送 ・「点字ニュース即時提供システム」ホームページ(https://jb-news.jp/)での点字データ提供およびメール配信(一部データのみ) ※メール本文のニュースはPC-Talkerで読みあげができますが、メールに添付される点字データを開くためには専用ソフトが必要です。 点字データを音声で聞きたい方は、点字を墨字に変換させるために高知システム開発のソフトのMyEdit(マイエディット)が必要です。 4 費用 日視連の組織運動体事業の情報については、年間1,000円の会員向け情報提供料が必要です。 なお、県視障協の会員に登録されている方は、日視連関係情報についても、申し出があれば無料で提供できます。 ※配信の仕組み 日視連(中央実施機関)では ・ 編集・点訳した「点字JBニュース」とその音声データをWWWサーバに登録。 にいがたアイサポートセンター(実施機関)では * 個人利用登録の受付 * WWWサーバのデータをダウンロードして印刷・郵送 * 個人利用者へのメール配信  (3)リーフレット作成 代筆・代読を市町村に広げよう 日視連はこのほど、リーフレット「視覚障害者への代筆・代読支援」を作成しました。 視覚障害者が読み書きで困るポイントを示したほか、代筆・代読事業を実施する自治体を例に、 実際に支援者が読んでいる資料や書いている書類などを伝えながら、制度の必要性を訴えているところです。 代読・代筆のサービス実態や課題を把握するため、厚生労働省の障害者総合福祉推進事業として、 2018年度から調査・研究。19年度調査の概要を伝えようと、リーフレット5000部を作ったものです。 18年度調査では、点字や音声読み上げソフトなどを活用しても、日常生活で86%の視覚障害者が読み書きに困ると答えたが、 代筆・代読を実施する自治体は全国のわずか1.4%だったことが明らかになりました。 今回は、実際に代筆・代読を事業として行う自治体や支援を担っている事業所、サービスを受ける視覚障害者、今年度から 支援事業に取り組む計画の自治体などに、書面や聞き取りで実態や課題を尋ねたものになっています。 新潟県内でも、市へ要望の結果、糸魚川市で対応が始まっているなど取り組みの動きが出てきました。 当協会にも「報告書の概要版」テキスト版データ、カラー印刷のリーフが日視連から届きましたので、 各地区で市町村への要望活動に必要な場合は、事務局までご連絡ください。送付いたします。   (4)「協会・点字図書館創基100周年記念式典」の開催について 協会・点字図書館創基100周年記念式典(アイフェスタにいがた2020)を下記により開催いたします。 詳細は次号に掲載いたします。   1 日時 令和2年11月8日(日曜日) 13時30分から16時30分(受付13時から) 2 会場  じょいあす新潟会館  〒950-0908 新潟市中央区幸西3-3-1 3階 ローズ 3 内容 (1)第一部    理事長挨拶    来賓祝辞  記念講演会 講師 日本点字図書館 理事長 田中徹二    表彰式(功労者) (2)第二部 日視連からの説明、意見交換 (3)第三部 記念演奏会 バイオリン演奏     バイオリン 佐藤博志 電子ピアノ伴奏 小野直子 (4)終日イベント ① 地域活動支援センター「日だまり」授産品販売 ② 移動視覚障害者情報センター 4 出席予定者 ・県、新潟市、福祉団体等関係者 ・新潟県視覚障害者福祉協会各支部から数名 ・新潟県視覚障害者福祉協会理事、職員 等 約50人 ●第18回新潟県障害者芸術文化祭のご案内 新潟県障害者芸術文化祭は障害者のみなさんが日ごろから取組んでいる芸術文化活動の発表の場として、 新たな活動のきっかけの場として、その活動を盛り上げるために毎年開催されています。 昨年については、本県で初めて国民文化祭及び全国障害者芸術・文化祭(全国障文祭)が開催されました。 今年は、新型コロナウイルスの感染拡大予防対策に取り組みながら、「新潟ユニゾンプラザ」(新潟市中央区上所2-2-2) において、ステージ発表と美術展の同時開催をすることに決定しました。 美術展が11月10日(火曜日)から15日(日曜日)に、ステージ発表が11月15日(日曜日)に開催されます。 大勢のみなさんの参加をお待ちしています。 (※ステージ発表は、新型コロナウイルス感染症流行の状況により、やむを得ず中止となる場合があります。 あらかじめご承知の上、応募いただきますようお願いします。) 【募集作品】 1 美術作品  絵画、書道、写真、工芸(はり絵・ちぎり絵、陶芸、織物、木工品など)  ※作品の大きさ(展示に必要なスペース)に制限を設けましたので、応募要領をよくご確認ください。 2 文芸作品  短歌、俳句、川柳、自由詩 3 ステージ発表  音楽発表(器楽演奏、歌唱、踊り) 【応募方法】 所定の申込書に必要事項をご記入のうえ、9月3日(木曜日)16時(必着)までに事務局あてに郵送でお申し込ください。 詳しい応募要領や申込書は、新潟ふれ愛プラザやお近くの市町村役場などにあります。 【申込み・問合せ先】 新潟県障害者社会参加推進センター 〒950-0121 新潟市江南区亀田向陽1-9-1 新潟ふれ愛プラザ内 TEL/FAX 025-383-3654 ※なお、応募要領や申込書は視覚障害者情報センターにもありますので、ご希望の方はご連絡ください。 ●短期視覚障害リハビリテーションの開催 日本盲導犬協会では、この度、視覚に障害のある方を対象として、視覚障害リハビリテーションを行います。 見えなくなる・見えにくくなってもちょっとした動作の工夫や用具を活用することで生活が楽になることがあります。 そんな生活の工夫を学んでみませんか? 【開催日時】 10月19日(月曜日)から10月23日(金曜日)(4泊5日) 締め切り日は9月18日(金曜日) 【会場】 スマイルワン仙台 【対象】 東北及び新潟にお住まいの見えない・見えにくい方 初参加を優先します 【定員】 若干名 【費用】 9,000円 【プログラム内容】 白杖歩行訓練(白杖の選び方・使い方)、日常生活動作訓練(調理や掃除)、パソコン訓練(画面読み上げソフトの使い方)、 点字訓練、盲導犬歩行体験などご希望に応じます。 【申し込み方法】 申し込み用紙を郵送またはFAXでお送りください。お持ちでない方はお送りいたしますのでお電話ください。 ※支援者やご家族の方向けの一日講習会なども実施予定です。日程等詳細はお気軽にお問合せください。 【問合せ、ご相談先】 公益財団法人 日本盲導犬協会 スマイルワン仙台 ユーザーサポート部 〒982-0263 仙台市青葉区茂庭字松倉12-2 TEL 022-226-3910 FAX 022-226-3990   ***********    4 視覚障害者関連団体からの情報 日視連(社会福祉法人日本視覚障害者団体連合)、全視情協(特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会)等の 情報を掲載いたします。 ●日視連&ネット情報 (1)障害者「外出に不安」 コロナ新常態で配慮求める声 (2020.6.25 日経速報ニュース) 新型コロナウイルスの感染対策が広がったことで、外出に困難を感じる障害者が増えている。 国は「新しい生活様式」として人との距離を1~2メートル離す対策などを求めている。視覚障害者の支援団体 「ロゴス点字図書館」(東京・江東)の西田友和館長(43)は「新常態にはバリアフリーの視点がなく、障害を持つ人が 取り残されている」と話す。西田さんによると、多くの視覚障害者が戸惑うのは買い物だ。レジに並ぶ際、 前後にスペースを空ける目安となる床の目印が分からない。会計のときは店員に財布ごと渡して支払額を取り出してもらうことが多かったが、 最近は接触を避けて「トレーに現金を置いてください」と言われることが増えた。 西田さん自身も視覚障害があり、白杖(はくじょう)や手を使って触覚で周囲を認知する。街中で人にぶつかることもあるが、 コロナの拡大後は少し触れただけで怒鳴られることがたびたびあった。「過敏に接触を避ける人が増え、手助けしてくれる人が減った。 社会の理解が後退した気がする」とため息をつく。 (2)全盲の人類学者がウェブ連載 「触」の意義発信 広瀬浩二郎さん (2020.6.29 毎日新聞 夕刊) 世界よ、さわることを忘れるな。コロナ禍で「接触」が避けられる今、全盲の人類学者で国立民族学博物館(みんぱく、大阪府吹田市)の 広瀬浩二郎准教授がそんなメッセージを発信している。京都の出版社・小さ子(ちいさご)社のホームページで5月から始まった連載コラム 「それでも僕たちは『濃厚接触』を続ける!」。広瀬さんは「人や物に触れて日常生活を送る視覚障害者にとって昨今の風潮はつらい。 この機会に『濃厚接触』のプロである視覚障害者が「触」の大切さを発信すべきだと考えました」と語る。さわる、とはなんだろう。 「ありふれた言い方ですが、接触はコミュニケーション。対面で話すことも『触れ合い』だし、さわるという言葉の奥には 『交流』の意味があります」と広瀬さん。「僕の人生を振り返った時、本を読むにも誰かに読んでもらったり、海外出張も 案内の手のリレーに支えられていたり。いかに多くの人との関わりの中で生きてきたかということを考えざるをえません」。 連載名の「濃厚接触」には「たくさんの人との触れ合い」との思いを込めた。 マスクの着用やソーシャルディスタンスを習慣化するコロナ禍は、「視覚以外の感覚を総動員する」広瀬さんの生活に大きく影響しているという。 「普段は風の流れや白杖(はくじょう)の音の響きで道を把握しますが、マスクをすると勘が狂う。耳にゴムがかかるせいで聞こえ方も違ってきます」。 複数参加のオンライン会議は「息づかいや口調の微妙な変化で相手の気持ちを推測するのが難しい」となかなか慣れない。 自身の近況や「さわる文化」の考察をつづる連載は、「新たな触れ合いのマナー創出に向けて」と題された一節から始まる。 「マナー」としたのは「上から押しつけられるルールではなく、自分の心の中から湧き上がる作法を考えたい」から。 念頭にあるのは自身が研究する盲目の女性旅芸人「瞽女(ごぜ)」ら近代化以前の芸能者の世界だ。 「芸能者の周囲にいる人たちは目の見えない彼女たちを自然に手助けした。そして唄を聴きたい、聴かせたいという思いが重なり合って 何百年と続く素晴らしい芸能が生まれた。その関係は今の障害者/健常者といった二項対立とは違う気がします」と語る。 江戸時代以前、全身で情報に触れて生活することは珍しくなかった。「たとえば夜。街灯のない夜道を歩く時にはみな五感をフル活用していた」。 だが近代に入り「視覚中心の社会」が生まれた。「『より多く、より早く』という価値観が重視され、大量の情報を一瞬で伝えられる視覚が 優位になりました」。はりやきゅうで触れた身体の内部がレントゲン撮影で瞬時に把握されたように、近代化は「世界の可視化」と重なる。 「でもね、日本の歴史を振り返ると、視覚優位の社会はたかだか250年なんですよ」 「さわれない」日常は、近代が置き去りにしてきた「さわる文化」をますます遠ざける。広瀬さんは「感染拡大を避けることは大前提」とした上で、 「現状の対策は見えないウイルスへの恐怖による過剰反応がある」と考える。「それぞれが節度を持ち、消毒を心がければさわることを 過度に恐れる必要はない」と。さらには「『さわらない』だけでなく『さわらせない』というルールが広がっている」ことに違和感を持つ。 「逆説的ですが、さわれない不自由を出発点に、なぜさわるのか、についてじっくり考える機会にしたい」と語る。 私たちは自発的なマナーで「触」を通した「交流の感覚」をこの身体に取り戻せるだろうか。「僕たち」を主語に、 「さわることの意義を再認識しよう」と呼びかける広瀬さんのメッセージは、人々にあまねく向けられている。 (3)視覚障害者の生活 社会的距離 難しい意思疎通 京都 (2020.6.28 京都新聞 朝刊) 新型コロナウイルスは、視覚障害者の暮らしにも大きな影響を及ぼしている。人との間隔を取る「社会的距離」によって周囲との意思疎通が 難しくなる一方、ガイドヘルパーが外出を支援する「同行援護」では密着が避けられず、細心の注意が欠かせない。 ヘルパー単独の買い物代行などを国が特例で認める中、措置の継続を求めたり、当事者の孤立化を懸念したりする声が出ている。 1人で電車に乗る時や買い物のレジ待ちなど、列の間隔が変わり分かりにくくなった。お釣りはトレーに置かれることが増え、 ビニールシート越しだと店員の位置も把握しづらい。視覚障害者の岡田多栄子さん(61)は「徐々に慣れてきたけど適切な距離は まだつかみにくい」と、コロナによる社会の変化を感じている。近所のスーパーでは袋詰めまで対応してくれるが、京都府視覚障害者協会によると、 接触防止を理由に店側からサポートを断られるケースも出ているという。「緊急事態宣言中は周囲からの声掛けがすごく減ったが、 この1週間ほどで戻ってきたように思う。『触る』『聞く』といった感覚を頼りに生活していることを知っていただき、サポートしてもらえれば ありがたい」と語る。 岡田さんが月5、6回利用している「同行援護」にも変化が現れている。 ヘルパー歴約10年の大師堂恵美子さん(69)によると、外出支援で誘導する際には、利用者に肘を持ってもらうため、密着は避けられない。 感染対策で互いにマスク着用や手洗い、消毒を徹底。食事では内容や位置を説明した後、できるだけ黙って食べるようになった。 へルパーの大きな役割でもある視覚的情報の伝達も重要さを増す。買い物では大きさや量、種類などをより細かく伝えることで、 利用者が商品を触って確かめることを極力減らすように。大師堂さんは「責任の重みを感じるし、利用者とのコミュニケーションや 信頼関係が一層大事になる」と話す。 同行援護を巡っては、感染の懸念からヘルパーの派遣休止や利用自粛の影響も出ていた。日本視覚障害者団体連合は4月、 ヘルパー単独での買い物の代行などを国に要望し、薬の受け取りを含めて特例で認められた。 左京区の福祉事業所「ケアサポート禅和(ぜんわ)」はこの臨時措置に先駆けて、利用者以外の視覚障害者も対象に、ボランティアでの代行に 踏み切った。運営会社社長の松坂恒子さん(64)は「感染が怖くて困っている人を迅速に助けるのは当然。うちは若いヘルパーが多く、 動きやすかった」と振り返る。 コロナの第2波や天災といった緊急時を見据えて代行措置の継続を望みつつ、コロナで引きこもりや孤立化に拍車が掛からないか案じる。 同行援護の趣旨である社会参加や自立のサポートに感染を心配せず取り組めるよう、松坂さんは「検温や消毒液の携帯は必須。 腕ではなくリュックのひもを持つなど同行の工夫や、検査態勢の充実も望んでいる」と話す。 ***********  5 県内主要文化施設が企画・主催する行事 行事については、新型コロナウイルスの影響を考慮し、中止または延期となる可能性があります。 ご利用に当たっては直接施設に電話等でご照会下さい。 映画上映会、講座 (1)新潟県立生涯学習推進センター(新潟市中央区女池南3-1-2) お問合せ 電話 025-284-6110        催事名 季節の上映会 8月上映会 8月20日(木曜日)、23日(日曜日) 9月上映会 9月17日(木曜日)、20日(日曜日)、24日(木曜日) 10月上映会 10月8日(木曜日)、15日(木曜日)、25日(日曜日) 上映作品は未定 いずれも、開場時間は、午後1時です。 会場 ホール(県立図書館複合施設)   (2)新潟県立文書館(新潟市中央区女池南3-1-2) お問合せ 電話025-284-6011 催事名 第1回歴史講座 所蔵資料を題材に新潟県の歴史を講義し、歴史資料が県の歩みを叙述することにどのように活用されるか、活用実践を通じて 「文書等」の保存意義・活用意義の理解向上を図る。 日時 9月26日(土曜日)午後1時30分から3時30分 講師 矢田俊文(新潟大学名誉教授) 会場及び会場内の配慮 ホール(県立図書館複合施設)、会場へは係員が案内、弱視の方は前方席優先 定員等 41名 申込み方法 8月25日(火曜日)から9月25日(金曜日) 来館・電話 025-284-6011 FAX 025-284-8737 Eメール archives@mail.pref-lib.niigata.niigata.jp (3)新潟県立図書館(新潟市中央区女池南3-1-2) お問合せ 電話025-284-6001 8月から10月中旬開催の文化催事情報はありません。   (4)長岡市立中央図書館(長岡市学校町1丁目2番2号) お問合せ 電話 0258-32-0658 催事名 長岡花火ポスター展 北館で収集した長岡花火の歴代ポスターを館内に展示します。 期間 8月30日(日曜日)まで 会場 北地域図書館 長岡市新保町1399番地3 電話 0258-22-7100   野外施設、博物館 (5)国営越後丘陵公園(長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1) お問合せ 電話 0258-47-8001 催事名「オータムフェスティバル」 9月中旬から10月は30万本のコスモスが開花。10月からは秋ばらが咲き誇ります。 期間 9月19日(土曜日)から10月25日(日曜日) 会場 国営越後丘陵公園 (6)新潟県立植物園(新潟市秋葉区金津186番地) お問合せ 電話 0250-24-6465 催事名 夏の企画展示 ふしぎな色と形「食虫植物展」 同時開催「ひろがるタネ」展示 ウツボカズラやハエトリソウなど、ふしぎな色と形のさまざまな特徴を持つ食虫植物の展示を行います。 同時開催の「ひろがるタネ」の展示では、生育に適した場所に移動するために進化した、さまざまなタネをご紹介します。 期間 9月13日(日曜日)まで 会場 観賞温室第2室 (7)新潟県立歴史博物館(長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2) お問合せ 電話 0258-47-6130 催事名 秋季企画展 「発掘された日本列島2020―新発見考古速報―」 日本列島では各地で年間9千件近い発掘調査が行われ、今までになかった発見や、 日本列島の歴史に新たに書き加えられるような成果が得られています。 本展は近年注目を集めた遺跡の調査成果を時代ごとに選りすぐって紹介します。 また、新潟県からは縄文土器の造形的特色を体現する火焔型土器を取り上げます。 是非この機会に地中からよみがえった日本列島の歴史をお楽しみください。 期間 8月22日(土曜日)から9月27日(日曜日) 会場 企画展示室 (8)新潟市歴史博物館 みなとぴあ(新潟市中央区柳島町2-10) お問合せ 電話 025-225-6111         催事名 企画展 「潟のくらし」展 新潟市域の潟や低湿地で営まれてきた先人のくらしや、潟が果たしてきた役割などを紹介します。 期間 8月23日(日曜日)まで 会場 本館1階 企画展示室 音楽関連 (9) 新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ(新潟市中央区一番堀通町3-2) お問合せ 電話 025-224-5521(チケット専用ダイヤル) ※各公演会場の開場時間は、公演開始時間の概ね30分前です。 催事名 東京交響楽団 第121回新潟定期演奏会 20代でチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督に抜擢された逸材、ブランギエに期待。 日時 9月27日(日曜日)午後5時から 会場 コンサートホール 出演 リオネル・ブランギエ(指揮)、アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン) 曲目 ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調op.77 バルトーク 管弦楽のための協奏曲Sz.116 ほか 定員 1,000人(コロナ対策で定員の1/2) 鑑賞料 S席7,500円 A席6,000円 B席4,500円 C席3,000円 D席2,000円 (10)長岡リリックホール(長岡市千秋3丁目1356番地6)  お問合せ 電話 0258-29-7715 催事名 東京フィルハーモニー交響楽団長岡特別演奏会 人気絶頂の歌姫、森麻季を迎えて贈る、バッティストーニ&東京フィルのスペシャル・コンサートをお楽しみください。 日時 10月4日(日曜日)午後3時から 出演 アンドレア・バッティストーニ(指揮)、森麻季(ソプラノ)    東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽) 会場 長岡市立劇場・大ホール 曲目 ベッリーニ 歌劇「ノルマ」序曲     歌劇「ノルマ」より「清らかなる女神」    ベルリオーズ 幻想交響曲 ほか 定員 700名程度 鑑賞料 全席指定 S席6,000円、A席4,000円 プレイガイド 長岡リリックホール、長岡市立劇場他   (11)新潟市秋葉区文化会館(新潟市秋葉区新栄町4番23号)  お問合せ 電話 0250-25-3301  催事名 林家たい平独演会(振替公演) 3月に予定していた林家たい平の落語会の振替公演です。前座に三味線漫談の林家あずみ。 林家一門伝統のサービス精神旺盛で楽しい落語をぜひご堪能ください。 日時 9月21日(月曜日・祝日)午後1時から 出演 林家たい平、(前座)林家あずみ(三味線漫談) 会場 新潟市秋葉区文化会館 ホール 鑑賞料 全席指定 3,500円(当日300円増) 申込み方法 窓口または電話(0250-25-3301) 美術関連 (12)新潟県立万代島美術館(新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階)  お問合せ 電話 025-290-6655 催事名 企画展「THE ドラえもん展 NIIGATA 2020」 「あなたのドラえもんをつくってください」。国内外で活躍する28組のアーティストたちに、こんなお願いをしました。 1970年の誕生以来、日本中に夢を届けてきたドラえもん。みなさんの心の中にも、思い出のドラえもんや、 いつでもそばで優しく助けてくれるドラえもんの姿が、刻まれているのではないでしょうか。 変わりゆくこの時代の中で、アーティストたちに「あなたのドラえもん」を表現してもらったら、どんな世界が生まれるだろう。 何を願い、未来へ何を伝えてくれるだろう。この展覧会のために、様々な発想や技法によって生み出された作品をお届けします。 期間 8月23日(日曜日)まで 会場 美術館展示室 (13)新潟市美術館(新潟市中央区西大畑町5191-9) お問合せ 電話 025-223-1622 ※企画展開催中は、企画展の観覧券でコレクション展も観覧できます。 催事名 企画展「式場 隆三郎(しきば りゅうざぶろう) 脳室反射鏡」 式場隆三郎(1898-1965)は現在の五泉市に生まれた精神科医。新潟医学専門学校(現・新潟大学医学部)で学ぶ一方、 最初期から民藝運動に参画。特異な住宅建築「二笑亭(にしょうてい)」の紹介など、雅俗をまたぐ膨大な執筆をこなしつつ、 ゴッホ複製画展や山下清展の全国巡回でも大衆の趣味を導きました。この知的巨人のカラフルな足跡を紹介します。 期間 9月27日(日曜日)まで  会場 企画展示室 (14)新潟市新津美術館(新潟市秋葉区蒲ケ沢109-1) お問合せ 電話 0250-25-1300 催事名 「不思議の国のアリス展」 イギリスの作家ルイス・キャロル(1832-1898)の名作『不思議の国のアリス』は、1865年に出版されてから、 170もの言語に翻訳され世界中で愛され続けています。主人公アリスの迷い込む奇想天外な世界は、 多くの読者や芸術家たちを魅了してきました。 本展では『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の物語を、様々な作家が制作した挿絵とともにご紹介します。 また稀少な初版本や挿絵を手がけたジョン・テニエルの素描といった資料に加え、エリック・カールや草間彌生など 国内外のアーティストの作品を通じて、誕生から150年以上経っても決して色褪せない作品の魅力に迫ります。 期間 9月6日(日曜日)まで 会場 新津美術館  (15)新潟県立近代美術館(長岡市千秋3丁目278-14) お問合せ 電話 0258-28-4111 催事名 コレクション展 第2期 「近代美術館の名品」 当館の所蔵品の中から、展示室1では日本画、工芸を、展示室2では油彩画、彫刻を選りすぐり紹介します。 また、展示室3では、版画作品の中からジャポニスムの西洋版画と東海道五十三次を比較展示します。 期間 10月4日(日曜日)まで 会場 コレクション展示室 *********** 6 季節のお話 「立秋の候」 二十四節気の立秋を迎え、季節の生活や旬の食材等のお話をお届けします。 8月7日は立秋。この日から秋に入ります。よく「暦(こよみ)の上では秋です」と言いますが、裏を返せば「実感ではまだ夏」。 たしかに立秋と言っても日中は暑く、しかし、その暑さの奥にかすかな秋の兆しが感じられる時期となりました。 新潟地方気象台は6月は「ラニーニャ現象時の特徴が見られ、太平洋高気圧の張り出しが例年よりも強かった影響で日本付近に 暖かく湿った空気が入りやすかった」と言っています。一般にラニーニャ現象のときは、日本付近では、夏は猛暑、厳冬の傾向とされます。 人間が快適に働ける温度条件は15度から25度の間であり、これ以上の気温では暑く感じ、暑さに対する体温保持には副交感神経が働き、 暑い環境下では体温の上昇を抑えるために冷たいものを摂り入れ、熱発生を減らし熱の発散を活発にさせようとします。 今年の夏は新型コロナウイルスの関係でマスクをしていると吸い込む空気が暖かくなり、体から熱が逃げにくくなるほか、 マスクをして呼吸することで多くのエネルギーを使い、体温が上がりやすくなりますので注意が必要です。 熱中症を防ぐには日常的に適度な運動、適切な食事及び十分な睡眠をとり暑さに負けない体作りが大切になります。 また適度な空調で室内の温度を快適に保ち、外出時には適度な水分と塩分の補給が必要になります。 さて、この季節の植物の代表である朝顔は秋の訪れを告げる花。実際に夏のうちから咲き始めますが、朝顔の姿に秋の気配を 感じ取ることができます。 早朝に涼やかに咲く朝顔はなんとも風情があるもの。あんどん仕立てやつるを長く伸ばしてカーテンのように仕立てる方法が 代表的ですが新潟市天寿園や新潟県立植物園でも朝顔を楽しむことができます。 また、旬の食べ物ですが、新潟は枝豆どころ。新潟県民は日本一枝豆を食べるとも言われています。作付面積も日本一です。 ところが、市場に出回る出荷量ベースでは千葉県や北海道などに負けています。昔から自家消費が多いためだと言われます。 新潟の食文化といえばコメ、酒、さかなが定番ですが、実は枝豆こそ新潟を象徴する食材なのです。5月から10月までの約半年間、 ほぼ月替わりで食卓に並ぶ枝豆の種類が変わり、弥彦むすめ、おつな姫、湯上がり娘、黒埼(くろさき)茶豆、肴(さかな)豆。 枝豆は大豆の未成熟なものですが、豆のさやの中に薄い茶色の皮があるものを特に茶豆と言い、アミノ酸や糖分が多く、 甘い香りと濃い味が特徴で、中でも「枝豆の王様」と呼ばれる最高級ブランドが黒埼茶豆です。 ここで夏の旬の食材を使った料理2品をご紹介します。 最初は「スルメイカのマリネ」です。旬である夏に獲れるスルメイカは「夏イカ」とも呼ばれる。スルメイカは内臓、足を取り除き、 熱湯で3分さっとゆでる。冷水に浸して皮をむく。玉ねぎを薄くスライスして水にはなす。 酢、砂糖に塩・醤油を少々加えたものに輪切りにしたスルメイカを漬ける。 暑い日にもってこいのさっぱりした味わいの料理です。 もう一品は、ひや汁です。きゅうりを薄く輪切りにし、青じそを千切りにします。味噌をすり鉢ですり、冷水を注ぎよく合わせる。 これにきゅうり、青じそを加えて、簡単で暑さを吹っ飛ばす、伝統の味です。 髙橋真理子さん「にいがたのおかず」の中から掲載いたしました。デイジー版が貸出可能となっています。 にいがたのおかず 高橋真理子制作・編集 開港舎 デイジー10時間44分 (記載 斎藤) 【編集後記】 「香り」 新しい生活様式を取り入れた生活を過ごす中で感じたことが2つあります。 1つは会話を聞き取れずに聞き返す頻度が増えたこと、もう1つは季節の香りを感じなくなったことです。 町を歩いていても桜の香りやラーメン屋さんの香り、車の排気ガスや雨が降った時のアスファルトの香りなど いつも嗅いでいた何気ない香りが無いことにふと気が付きます。自宅で学生時代に付けていた香水を久しぶりに嗅いでみると、 当時の散らかり放題の部屋の情景がよみがえりますが、数年経ってコロナで大変だったなぁという記憶はよみがえるのでしょうか。 思い出したくない無臭の記憶であればそれはそれで良いのかもしれませんね。 最近はマスクをしていない人に自分の一方的な正義をおしつける「マスク警察」なる人もいるようです。 白杖や盲導犬と一緒に歩いている人にとって匂いは大事な歩行の手がかりなわけで、非常に迷惑な話です。 ただ、マスク警察はマスクをつけた比較的高齢の方が多いという話もありますので、出会った際には 会話を聞き返すことの無いようにご注意ください。 (山口) 次号146号は、2020年10月13日発行予定です メールにいがた(新潟県視覚障害者情報センターだより) (第144号2020年6月) 発行:社会福祉法人 新潟県視覚障害者福祉協会 にいがたアイサポートセンター 新潟県視覚障害者情報センター 〒950-0121  新潟市江南区亀田向陽1-9-1 新潟ふれ愛プラザ内 TEL 025-381-8111 FAX 025-381-8115 メール tosyo@ngt-shikaku.jp ホームページ http://ngt-shikaku.jp/ 郵便振替:00510-5-93600 *********** 日常生活支援機器情報コーナー(no.49)                       「点字ディスプレイ BMスマート エアー16」 今回は、2020年4月に発売されたケージーエス社の「ブレイルメモ スマート エアー16」について紹介します。 動作するファームウェアは、「ブレイルメモ スマート16」、「ブレイルメモ スマート40」と同じです。 つまり、「できること」は全くかわりません。ただし、「ブレイルメモ スマート エアー16」はハードウェアが 新しくなっていますので、性能面では違っています。同じ点字が16マスの「ブレイルメモ スマート 16」と 比較してみましょう。 動作時間はエアーは17時間、従来機種は6時間となっています。また、バッテリーが空の状態からの満充電は、 エアーは3時間、従来の機種は6時間となっています。また、従来機種では、スリープ状態でもかなりのバッテリーが消耗します。 そのため、スリープ状態から復活して使用したいと思っても、バッテリーが無くなっており、使えないということが起きました。 エアーでは、スリープ状態でのバッテリーの消耗はさほどありません。スリープ状態で約3日間待機可能です。 キーの配置は少し異なっています。従来の機種は、点字セルの向こう側にすべてキーがありました。しかし、エアーでは、 点字セルの手前の中央に、enterキー、コマンドキー、スペースキーがあります。 更にその左側には、上、下カーソルキー、右側には、Shift+Tab、Tabのキーがあります。従来の機種では、2の点の手前に バックスペースキー、5の点の手前にデリートキーがありました。エアーでは、1の点と4の点の奥側に一つ、 バックスペースキーがあります。従って、デリートキーはありません。デリートキーは「コマンド+D」を押すことにより、 カーソル文字を削除することが可能です。 また、あまり利用することはないかと思いますが、モバイルバッテリーを用いて、充電することも可能です。 株式会社ラビット代表取締役 荒川 明宏                【記事掲載ご協力及び製品のお問合せ先】 株式会社ラビット 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-7 スカイパレス401 電話 03-5292-5644 FAX 03-5292-5645 メール eigyo@rabbit-tokyo.co.jp