メールにいがた 第93号2011年12月 新潟県点字図書館だより 今号の内容 1 お役立ち情報 ●ロービジョン研修会のご案内 2 図書紹介コーナー ●図書選定委員 斉藤五月さんの図書紹介 3 被表彰者の紹介 4 トーク広場 ●利用者・木村弘美(きむら ひろみ)さん(五泉市)〜プライベートサービス〜 ●ボランティア・鎌田勝七(かまた かつしち)さん(加茂市)〜平成23年度研修事業について〜 5 連載・新潟県点字図書館のあゆみ ●わたしと新潟県点字図書館 第5回 山本安光さん 6 新刊製作ボランティア ●点訳26名、音声訳20名、デイジー編集4名 7 図書館から ●年末の図書貸出について ●ソニー「聞くカタログCD版」第50号を貸出ます ●亀田駅の改札口にスイカ専用の出口が設置されました ●第11回全国障害者スポーツ大会(おいでませ!山口大会)上位入賞者の紹介 ●来年度のデジタル音声再生機の貸出し手続きについて ●移動点字図書館を開催しました ●ふれて楽しむ美術展を開催しました ●当館製作録音雑誌の完全デイジー化について ●職員異動のご紹介 ●開館及び電話受付時間並びに12〜1月の休館日 ※ 新刊案内・別冊(10〜11月分 点字24、音訳43タイトル) 《イラスト:そりに乗ったサンタクロース》 1 お役立ち情報  ●ロービジョン研修会のご案内 開催日:平成24年2月5日(日) 時間:午前10時30分〜午後3時30分 会場:新潟市亀田駅前地域交流センター 多目的ルーム・他 内容: (1)体験発表(当事者3名位)  テーマ 〜日常生活からの体験〜 (2)機器展示・使用体験  最新の情報機器や日常生活用具の展示・使用体験 (3)医療相談  新潟大学・張替涼子医師によるロービジョン医療相談です。相談ご希望の方は、12月26日(月)までに 社会福祉法人新潟県視覚障害者福祉協会へ、市町村名と氏名を電話でご連絡下さい。 申込み・照会先:  社会福祉法人新潟県視覚障害者福祉協会 TEL 025-381-8130   2 図書紹介コーナー   図書選定委員 斉藤五月(さいとう さつき)さん   「青森ドロップキッカーズ」 森沢 明夫著  一人で食べるパンよりも あなたと半分ずつにしたパンの方がおいしいね…。  タイトルは「ドロップキッカーズ」って、プロレス関係の話?なんて思ってしまいそうですが、 あったかくて優しい一行から始まります。  おばあちゃん子の優しい宏海(ひろみ)は学校でいじめに合いますが、カーリングと出会い、その カーリングを通して仲間と出会い少しずつ成長していきます。  「一番大切なことは最初の一歩をちょんと踏み出せるかどうか。ゼロと1の差は限りなく大きい…。」  結局、宏海は中学から始めたカーリングを高校に入っても続けます。  そして、1年生ながらも、幼なじみの雄大とともに、全国高等学校カーリング選手権大会に出場。  「優勝!」のその瞬間…。  森沢明夫さんと言えば、「津軽百年食堂」が映画化されて有名ですが、私が初めて読んだ本が、この 「青森ドロップキッカーズ」で、全然知らない作家さんでした。  なぜこの本を読もうと思ったのか?今でもわかりませんが、本当に良い本に出逢えたと思っています。  カーリングのルールは全然わからない私でしたが、チームの仲間を信じること、選手は違反をした時、 自ら申告するなど、「カーリング精神」に感動しました。  そして、これからもっとカーリングを楽しく観られそうな気がします。  文章の中には、勇気が出たり、心が暖かくなったりする言葉が沢山出てきますよ。  ホッと笑顔になったり、心がグッと熱くなったり、ドキドキしたり、泣き笑いの一冊です。  まだこの本に出合われていない方に、ぜひ出逢っていただきたいと思います。  点字3冊 デイジー6:32   《イラスト:雪うさぎ》 3 被表彰者の紹介  社会福祉事業功労者に対する新潟県知事表彰(10月19日)   竹内 陽子(たけうち ようこ 音声訳活動、三条市)   下妻 逸子(しもつま いつこ 点訳活動、新発田市) 財団法人鉄道弘済会第41回「朗読録音奉仕者感謝の集い」朗読録音奉仕奨励賞(11月1日)   嘉藤 百合(かとう ゆり 音声訳活動、新潟市) 秋の叙勲・緑綬褒章受章(11月11日)   加茂ともしびの会(会長鎌田勝七/点訳・音声訳活動、加茂市) ボランティア功労者に対する厚生労働大臣表彰(11月12日)  大臣表彰   古田島 節子(こたじま せつこ 音声訳活動、長岡市)  感謝状   長谷川 寅一(はせがわ とらいち 点訳活動、柏崎市) 新潟市江南区社会福祉協議会理事長表彰(11月19日)   後藤 令子(ごとう れいこ 社会福祉活動、新潟市) 《イラスト:雪だるま》 4 トーク広場  このトーク広場は、利用者、ボランティアの皆さんたちのお便りやご意見を紹介するコーナーです。 嬉しいこと、楽しいこと、感動したこと等々、みんなが元気になるようなお便り・ご意見をお待ちして います。メール、ファックス、郵便等でどんどんお寄せ下さい。  今回は、当館利用者の木村弘美さん(五泉市)と当館点訳ボランティアの鎌田勝七さん(加茂市)からの お便りをご紹介します。 〜プライベートサービスを利用して〜             利用者・木村 弘美(きむら ひろみ)  この夏、長年愛用してきたホームベーカリーが故障してしまいました。ホームベーカリーは、家庭で 手軽に焼き立て食パンを作ることができるマシーンです。操作も簡単で、材料の小麦粉、砂糖、塩、 バター、水、ドライイーストをパンケースに入れてスイッチ・オンすれば後は機械にお任せ。4時間から 5時間ほどでおいしい食パンが焼き上がるのです。基本の食パンだけでなく、レーズンやクルミ、 チョコチップなどを入れて焼くこともできます。  また、パン生地やピザ生地を作ったり、あまりふんわりとはいきませんが、ケーキを焼く事もできます。 近所の方から野菜をいただいたお返しに差し上げても、ホカホカ温かく香ばしい香りの食パンは、 たいてい笑顔で受け取っていただけます。何と言っても自由にパン屋さんに行けなかった以前の私に とって、頼りになるお助けマシーンでした。盲導犬使用者になった今では、散歩の途中で気軽にパン屋さんに 立ち寄る事ができるようになりましたが、手軽なのに手作り感を大いに満たしてくれるホームベーカリーは、 やはり必需品です。そこで、愛着ある1台目を処分して2台目を購入しました。  新しいホームベーカリーは、前のものとはメーカーも違い、形状もずいぶんコンパクトになっていました。 各部の名称から操作方法をきちんと覚えなければと思い、取扱い説明書を図書館のプライベートサービスを 利用して音訳していただくことにしました。  まず、取扱い説明書を図書館に持参して音訳を依頼しました。その日は、担当職員の方が不在でしたので、 後日電話をいただきました。電話で取扱い説明書の目次を読んでいただき、その中から私が音訳して いただきたい部分を決めました。この段階で担当職員から十分内容を説明していただく事と、利用者が 読んでいただきたい部分をきちんと伝える事が肝心です。ホームベーカリーの取扱い説明書・パンの本は、 イラストや写真が多く使われているため、一般的な活字文を読むのとは異なる難しさがあるそうです。  依頼してから2カ月ほど待ったでしょうか。待望の取扱い説明書・パンの本の音訳CDが原本と共に郵送 されてきました。早速聞いてみると、レベル3で編集してあり、わかりやすく聞きやすいものに仕上がって いました。各部の名称や操作方法に加えて、パンケースのお手入れ方法や困った時上手くできない時は! などの項を読んでいただいた点はよかったと思っています。音訳者の声もパンの本にぴったりの優しい声 でした。苦心して読んでいただき、本当にありがとうございました。この音訳CDを活用して、フランスパンや 今注目の米粉パンを作ってみたいと思っています。  「取扱い説明書の音訳は難しい」と聞いていましたので、初めは依頼しようかどうしようか少し迷い ましたが、思い切ってお願いしてよかったと思っています。今後も機会があればプライベートサービスを 利用して生活の向上につなげていけたらと願っています。 〜平成23年度研修事業について〜       点訳ボランティア・鎌田勝七(かまた かつしち)さん  本年度の点訳ブロック研修会は、福島県の予定でしたが3月の東日本 大震災のため中止になり、替って点訳・音訳の別無く施設見学会を企画致しました。  見学先は筑波技術大学、春日キャンパス。最も遠い胎内市の方は 片道6時間のバスの旅になりましたが総員23名、バスの中は和気藹藹 楽しく語り合う内に渋滞も事故も無く予定より30分早く目的地に着きました。昭和62年短期大学を、 平成17年に筑波技術大学を開学、平成22年には大学院を設置。新しく綺麗な校舎でした。  学部は聴覚障害者のための産業技術学部と視覚障害者のための保健科学部の2学部で私共が訪問したのは 保健科学部の春日キャンパスです。入学定員は1学年40名。学生さんは北は北海道から南は沖縄まで 全国から集まっています。  最初にミーティングルームに集まり、全員が自己紹介。学校側は障害者支援研究部教授長岡英司先生と 学生さん二人、補助の方2名。長岡先生から教育理念、社会的な自立とリーダーの養成についてお話があり、 次いで二人の学生さんから学習上の問題点などについてお話がありました。  点字教科書はほぼ揃っていること、また墨字教科書のページが書いて あり授業を受ける時便利であること。学習資料はサピエ図書館を利用するが点字が無い場合、学内の即時的 点訳サービスを利用する。間に合わないときは録音図書を利用する。また鍼灸の語の読み方でホームページを 作成しているが2万5千語ほどでありまだまだ不足である。要望としては就職試験時の面接のマニュアル本が 欲しい。  この後校内の見学をさせて貰いました。2班に分かれ広い校舎内をあちこち移動しながら施設の見学やら 説明やらして頂きました。  鍼灸の実習では必ず専門医の診察を受けてから鍼灸の施術を受けること。  鍼灸の実習室は3坪程の狭いものでしたが、使った道具は必ず元の場所に戻しておく配慮がされている とのこと。  図書室では様々な点字の図書が有りましたが、学生さんから最も望まれているのが学習参考書で、現在 それの点訳に取り組んでいるとのこと。  機械室では点字プリンターがいろいろ有りましたが、図形点訳および点字データの熱転写を見せて 頂きました。  最後にミーティングルームに集まり感想やら質疑応答やら有り、最後に全員起立してお礼を申し上げ 散会しました。 5 連載・新潟県点字図書館のあゆみ  「わたしと新潟県点字図書館 第5回」(山本 安光)  金鉢山にあった点字図書館が手狭になり、昭和44(1969)年3月に川岸町に新しく建設された点字図書館に 移転したことは前回述べさせていただきましたが、場所の選定に当たっては、同じ場所の金鉢山で建替える案、 山二ツの盲学校近くに移転建設する案、川岸町の児童相談所裏に移転建設する案などが出されました。 最終的には利用者の便や予算面などが考慮され、新潟県児童相談所裏の空地に決まりました。  新しい点字図書館の規模や構造等について当初は、蔵書の増加を見越した書庫スペースを確保するため 3階建を希望したのですが、後で3階建てにも増築できるような基礎工事を施した上で、鉄筋コンクリート 造り1部2階建てとすることになりました。1階には玄関ホール、事務室、印刷室、録音スタジオ、発送室、 書庫、トイレが、2階には書庫(1階書庫と概ね同じ広さ)、相談室兼館長室、閲覧室兼会議室を設ける ことになり、建築延べ面積361.25u(約110坪)で、昭和43年度予算に建設費が計上され、秋に建設が はじまり翌昭和44年3月に完成したのです。  以前、この場所には新潟県児童相談所若草寮がありましたが、昭和39(1964)年6月16日に発生した 新潟地震で大きな被害を被り、豊栄(新潟市北区)へ移転した跡地だったため、点字図書館の命でもある 書庫は、新潟地震のマグニチュード7.5以上にも耐えられる構造で、特に書棚の柱は鉄筋コンクリートで 1・2階を通して建てられており、「地震が来たら書庫に入れば大丈夫」といえたほどの書庫でした。  昭和44年4月に川岸町へ新築移転してからは、打合せや会議のスペースが確保できるようになりましたので、 市内の点訳・音声訳のボランティアの方々の研修会などで多くご活用いただけるようになりました。  また、この頃は点訳の点字表記に大きな改訂があった時期です。日本の6点文字の基礎は、1824年に フランス訓盲院の生徒で後に同校の教官となったルイ・ブライユが考案した点字文字を基に、東京盲唖学校の 教員石川倉次氏らが改良考案し、明治23(1890)年11月1日に制定されたものが始まりです。その後は 表音的仮名遣いによる「読みよく、書きよく、分かりよく」を目指し、盲学校教育界を中心に昭和30 (1955)年に組織された日本点字研究会(日点研)が表記や数学記号などの表記方法の研究を続けていました。  しかし、全国に点字図書館や点字出版施設が次第に増えてくるにつれて、分かち書きや符号の使い方に 微妙な差が生じてくるようになってきました。このようなことから日点研に代わる点字表記研究のための 統一機関の必要性が叫ばれるようになり、昭和41(1966)年に盲学校職員、点字出版所や点字図書館の 代表、学識経験者で構成される日本点字委員会(日点委)が組織され、これを機に点字表記は教育界でも 社会福祉界でも日点委が定めたものを採用する紳士協定が結ばれたのです。  そして、昭和45(1970)年に日点委から「点字表記現代語編」が発行され、新潟県でもこれを採用する ことになりました。この時の一番大きな改正点は、テン「、(読点)」とマル「。(句点)」の符号の 使い方で、文意をはっきりさせるために使うとの改訂でした。  利用者へ内容をお知らせしたのですが「読みづらくなった」とのお叱りや苦情が多数寄せられました。 それまでの点字文には読点は使わず、句点は2マス分空けることで表していたからです。川岸町の新しい 点字図書館に設けられた会議室を活用して、点訳ボランティア等への研修会を数多く開催することができ、 改正された点字表記での点訳書の利用普及に努めることができました。 6 新刊製作ボランティア(五十音順敬称略)  10月・11月新刊製作ボランティア (点訳)安達文子/飯塚知子/五十嵐陽子/石田幸夫/和泉美智/ 大竹とも子/岡武文/金田直子/菊地啓子/木伏美佐子/呉井康子/ 小森和子/塩谷サトミ/下妻逸子/高橋朗子/滝沢和子/武本寿子/ 都築典子/富樫栄子/中村和巳/難波美津子/根岸孝子/堀水克也/ 増田清江/宮川絢子/据a也 (音声訳)市川能里子/荻野京子/嘉藤百合/窪田佐代子/齋藤加代子/ 齋藤久美子/齋藤源一郎/斉藤正子/佐藤悦子/鈴木美枝子/須藤幸代/ 数藤洋子/高橋憲子/高橋百合子/竹内陽子/羽賀ゑみ/星野あつ子/ 宮口ケエ子/山森玲子/吉倉千恵 (デイジー編集)狩谷ケン子/林章子/横山トシ子/吉岡廣子 平成23年図書の校正・モニターボランティア  当館での点字・録音図書製作をすすめる中で、原本との照合などの校正は正確な図書製作に欠かせない 作業の一つです。この1年間校正やモニターチェックにご協力いただいたボランティアの方々および 利用者の方々をご紹介いたします。1年間ありがとうございました。 (点字図書校正)相田詩子/明田川美子/安達文子/伊井弘子/ 飯塚知子/五十嵐陽子/井口和子/池田慎子/石田絢子/和泉美智/ 市川トシ子/市川ユキエ/伊藤いつよ/今田ふみ/岩崎瑠美子/ 岩島モヨ子/大竹とも子/岡本敞子/小川節子/荻野妙子/加古川成子/ 春日カズエ/加藤良子/金子孝子/金田しづ子/金田直子/狩野千枝子/ 鎌田勝七/菊地啓子/木戸貞男/木伏美佐子/木村明子/熊木留美子/ 呉井康子/桑原勝枝/剱持文子/小池博美/小出恭子/小島さち子/ 小林淳子/小林フユ/小林みつ子/小林涼子/小森和子/小柳冷子/ 坂爪文子/佐藤久美子/佐藤スミ/佐藤智子/佐藤房子/佐藤裕子/ 佐野朝子/周佐慶子/菅井茂子/鈴木恵子/関恵一/関沢都志子/ 高井和代/高鴨良子/高橋朗子/滝沢和子/竹内利佳子/武本寿子/ 田辺澄恵/田村真佐子/千葉ヒロ子/忠邦夫/都築典子/富樫栄子/ 友坂キミ子/中林喜久枝/中村和己/新田見明子/根岸孝子/橋本美智/ 長谷川寅一/廣田千代子/笛田加代子/福井裕子/古谷美恵子/ 北条悦子/星野陽子/政氏美恵子/増田清江/松沢直子/三間榮治/ 皆川貞子/宮川絢子/宮崎玲子/村山治子/据a也/森玲子/山本喜美子/ 渡辺洋子/水都の会 (点字図書モニターチェック・触読)井上克己/笠原ひろみ/ 牛腸さち子/須佐ヒトイ/高橋直人/田中貞夫/広川良之/本間のり子/ 水戸嘉左衛門/柳美也子/山崎邦夫/山本安光 (点字図書モニターチェック・墨字対面校正など)荒木和子/ 笠原正隆/春日カズエ/金子了子/呉井康子/小林恭子/佐藤久美子/ 柴田弘子/鈴木桂子/善如寺深雪/滝沢和子/得永千恵子/中村京子/ 堀水克也/諸橋茂 (録音図書校正)遠藤直子/金子正/鯉江初子/古田島節子/小林喜代子/ 小松栄子/近藤信江/斉藤正子/佐合ヒロ子/笹原智子/高橋百合子/ 竹内陽子/中村一江/林章子/前田久美子/山口明美/吉倉千恵 (デイジー図書モニターチェック)土田弘 《イラスト:温泉につかるサル》 7 図書館から  ●年末の図書貸出について  年末は郵便物が郵便局に大量に集中しますので、年末の貸出しを希望される方は、12月20日(火)までに お申し込み下さい。 ●ソニー「聞くカタログCD版」第50号を貸出ます  社会福祉法人日本点字図書館からソニーの新製品情報をお届けするソニー「聞くカタログCD版」第50号の 寄贈を受けました。2011年10月までのソニー新製品約65点が紹介されています。貸し出しを希望される方は 当館へお申し込みください。  また、社会福祉法人日本点字図書館では、定期送付を希望される方にこのCD版を差し上げていますので、 ご希望の方は次によりお申し込みください。 申込み先:日本点字図書館録音製作課「ソニー聞くカタログCD版」係  〒169-8586 東京都新宿区高田馬場1−23−4  TEL 03-3209-0242 申込み方法:ハガキまたは手紙に住所、氏名、電話番号と「ソニー聞くカタログCD版希望」と記入しお送り ください。なお、申込みに当たり当館の代筆サービスを希望される方は、その旨ご連絡ください。 ●亀田駅の改札口にスイカ専用の出口が設置されました  10月末、JR亀田駅の改札口にスイカ専用の出口が設置されました。 亀田駅で下車し改札口を出る際は、4つ並んでいる改札口の一番左側がスイカ専用の出口です。  切符やスイカ不対応式定期券などで乗車された方は、スイカ専用の出口から出られませんので、左側から 2番目か3番目の改札口、又は右端の有人改札口を利用して出て下さい。 ●第11回全国障害者スポーツ大会(おいでませ!山口大会)上位  入賞者の紹介  10月22日〜24日に山口県で開催された大会で、視覚障害種目に出場された新潟県と新潟市の選手の上位 入賞者を紹介します。 【男子 1部 陸上競技】  100メートル 1位 12秒89 土田 小太郎  200メートル 2位 26秒54 土田 小太郎 【男子 2部 陸上競技】  ジャべリックスロー 1位 32メートル89センチ 菊池 豊明  立ち幅跳び 1位 2メートル17センチ 菊池 豊明 ●来年度のデジタル音声再生機の貸出し手続きについて  6月発行の「メールにいがた」でお知らせしましたが、平成24年度のデジタル音声再生機の貸出し手続きを 来年3月に行います。  現在機器を借りている人(来年3月31日が貸出期限です。)で引き続き借りたい場合、及び新たに 借りたい人は3月の指定する日までに当館にお申し込みをしていただく必要があります。  詳しくは、2月に発行する「メールにいがた」及びメーリングリストでお知らせし、改めて希望者を 募集します。 ●移動点字図書館を開催しました  10月16日(日)、南魚沼市塩沢公民館で移動点字図書館を開催しました。当館の利用方法・図書の 案内、デイジー図書(CD図書)再生専用機の操作説明、拡大読書器の紹介、音声ゲーム体験、日常生活用具の 展示・販売のほか、ワークショップでは版画・ペーパークラフトの制作体験を行いました。ワークショップ 参加者からは、難しかったけれど楽しかったとの感想を多くいただきました。早速、出来上がった作品を 写メールでご家族に送った方もいらっしゃいました。  また午後からは、視覚障害の方、点訳・音訳ボランティアさん、点字図書館職員による交流会を行いました。 移動点字図書館、ワークショップの感想をお聞きしたり、広報誌の音訳・点字表記について意見交換 いたしました。  利用者、ボランティアさんともお会いする機会が少ない中、直接お会いしてお話できた事が大きな収穫と なりました。秋で他の行事等と重なってしまった時期でしたが、50名の来場者があり3名の方が当館に 新規登録されました。当日は地域のボランティアの皆様、作家・業者の方々にご協力いただき、大変 お世話になりました。ありがとうございました。 ●ふれて楽しむ美術展を開催しました  11月19日(土)から27日(日)の9日間、第9回ふれて楽しむ美術展を新潟ふれ愛プラザ体育館で開催 しました。障害者週間イベントのふれ愛のつどい及び新潟県障害者芸術文化祭との併催も、年を重ねるごとに 調和が生まれ、会場全体から和やかな空気があふれているように感じられました。手でふれて楽しめる 作品は県内外の美術・工芸作家の方からお借りした22点でした。また、芸術文化祭出品作品の利用者の 鈴木卓さんと岩野ちはるさんのバルーンアートも会場に花を添え、小さな子どもたちがおみやげ用の バルーン作品を品定めするかわいらしい場面も見られました。  本会期中には1710名のご来場をいただき、ありがとうございました。来年も多くの皆様のご来場を お待ちしております。  また、今年は広報用のチラシのモデルを新発田市の利用者の荒海雄治さんにご協力いただくことが できました。来年のモデルも募集中です。自薦他薦を問いませんので、お気軽に担当者までご連絡ください。 ●当館製作録音雑誌の完全デイジー化について  当館で製作している録音雑誌、週刊トピックス悠久、文芸えちご、ラジオ深夜便の3誌は現在、 デイジー版とテープ版の貸出を行っています。カセットテープコピー機が製造・販売中止になり、 テープの需要も少なくなってきている状況を鑑み、平成25年4月からデイジー版のみの扱いとさせて いただくことになりました。それにより平成25年3月末をもって、これらの雑誌のテープ版を中止させて いただきますので、ご了承ください。現在、テープ版でご利用いただいている方は、お早めに プレクストーク等のデジタル音声再生機を備えていただきますようお願いいたします。視覚障害の等級が 1、2級の方は、日常生活用具として申請する事ができますので、お住まい地域の福祉課へお問い合わせ ください。なお、申請ができない方に対し、当館で再生専用機の貸出を行っています。プレクストーク等の 操作説明もいたしますので、当館までお問い合わせください。 ●職員異動のご紹介 ☆10月31日で退職された江端清子(えばた きよこ)さんから  今年も残り僅かとなり、また1年、年月の流れの早さを実感させられる季節となりました。  皆様、大変お忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、風邪などひかれていませんでしょうか。  そんな中、挨拶が遅れてしまい大変申し訳ありません…。都合により住み慣れた新潟の地を離れることと なり、10月末日をもちまして新潟県点字図書館を退職いたしました。  5年半という長い様であっと言う間の短い間でしたが、皆様には大変お世話になりました。本当に有難う ございました。  私の手際の悪さに、多々ご迷惑をおかけしていた事と思います…。そんな中でも常に温かいお言葉を 掛けていただき、大変感謝しています。  新潟へは、ちょくちょく帰省する事があるかと思いますので、また皆様にお会い出来ると信じ、私も 新しい土地で、気持ち新たに頑張っていきたいと思います。  日々寒さを感じる今日この頃ですが、皆様もお体に気を付けてお過ごしください。本当に長い間、 大変有難うございました。 ☆新たに職員となられた畔上清子(あぜがみ きよこ)さんから  皆さんこんにちは、畔上清子と申します。  新米ではありますが、1日も早く仕事に慣れて、皆様にご満足いただけるようなサービスを、ご提供できる ように努めて参りたいと思います。 趣味は、ペットとふれあうことです。ペットは、犬が2匹とセキセイインコ(3歳)1羽です。  皆様とのご縁を大切にして参りたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 《イラスト:クリスマスツリー》 ●開館及び電話受付時間並びに12〜1月の休館日 ・開館及び電話受付時間:午前9時〜午後5時 ・休館日:月曜日及び祝日の翌日 12月の休館日:5日(月)・12日(月)・19日(月)・24日(土)・26日(月)・29日(木)〜31日(土)の年末 1月の休館日:1日(日)〜3日(火)の年始・9日(月)・10日(火)・16日(月)・23日(月)・30日(月) 2月の休館日:6日(月)・13日(月)・14日(火)・20日(月)・27日(月) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【編集後記:新年への祈り】  昨年の秋は、アチラこちらと騒ぎ過ぎて庭木の雪囲を疎かにしてしまったら、湿ったドカ雪で木の枝が アチこち折れてしまい散々でした。今年は繰り返すまいと誓ったのでしたが、新たに自治会関係の仕事に 追われ、やはり昨年と同じような状況になってしまいました。望むらくは、今冬はドカ雪もなく穏やかに 過ぎてと、気象予報に耳をそばだてています。  今年は、3月11日に発生した東日本大震災、それに起因して発生した福島原発事故、そして6月から9月に かけての梅雨前線や台風により全国各地で豪雨災害が相次ぎ、我国の災害史上未曾有の大災害年となって しまいました。特に、福島原発事故の将来にわたる影響・心配は、関係地域の皆さんの気持ちを察するに 余りがあります。  来年は、今年の分まで良い年となりますよう祈っています。(館長・肥田野) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 《イラスト:獅子舞》 ********** メールにいがた 新潟県点字図書館だより (第93号2011年12月) 発行 新潟県点字図書館 〒950-0121 新潟市江南区亀田向陽1−9−1 新潟ふれ愛プラザ TEL025-381-8111 FAX025-381-8115 E-mail ngt.tenji@minos.ocn.ne.jp URL http://www1.ocn.ne.jp/~ngttenji/ **********